長持ち・ハイパワー 水銀0使用 アルカリ乾電池 LR6/LR03 単3形 / 単4形

主に100円均一ショップ“FLET’S(フレッツ)”や“百圓領事館”などで見られるアルカリ電池です。同100円均一ショップは“株式会社音通”が運営しており、かつては同社の子会社であった“マクロス株式会社”が電池の販売を担当していましたが、最近になって同じ子会社の“株式会社ニッパン”の販売に移行したようです。
その経緯から、実質、音通系100円均一ショップのプライベートブランド的なアルカリ電池となっています。


パッケージです。今回、販売元がマクロス表記になっている未開封品も出てきたので同時比較してみました。電池の包装は不揃いでどれがどちらであるかわかりませんが、左がマクロス右がニッパンです。バーコードはどちらとも全く同じもので商品名は単3が「アルカリ乾電池 単3形/LR-6 4本パック」、単4が「アルカリ乾電池 単4形/LR-03 4本パック」となっていました。バーコードの事業者名は既に“ニッパン(456025030)”となっており、変更済みです。

電池の外観です。「長持ち・ハイパワー」と「LR6 1.5V 単3形」の表記部分のみが金色となっており、他は青色がベースのデザイン。とてもアルカリ電池には見えないデザインかもしれません。
販売元は“株式会社ニッパン”で本社ではなく、営業本部(船橋センター)が所在する千葉県船橋市の住所になっています。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製

社名表記をニッパンのものとマクロスのものを比較してみました。写真は単3ですが単4はこちら。マクロスの方が住所が多い分詰め込まれている感があります。その分ニッパンの方がスッキリしていますね。
ちなみにこの電池は販売元が度々変わっており、伊藤忠商事VCJコーポレーションマクロスニッパン…と今回で4回目の変更となっています。これはちょっと異例ですね。

プラス・マイナス側です。こちらもニッパンとマクロスで同時比較してみました。中心4本がニッパンで、外側2本がマクロスです。どちらともマイナス極の絶縁リングは「」です。
まず、ニッパンの使用推奨期限は単3、単4共に「11-2021」でパッケージに記載は無いものの5年期限の2016年11月製造でしょうか?かなりの長期在庫かも…。マクロスの方は単3が「01-2019」で単4が「09-2018」でした。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には「EEMH 10 291623」の、単4には「IEMH 02 311413」のレーザー刻印らしき印字が見られました。このタイプの印字は最近だと西松屋“SmartAngel”のアルカリ電池で見られました。もしかしてGP製かな?ちなみにマクロス時代も同じタイプの印字で、単3は「UBKH 09 042159」、単4は「LBRH 02 051433の刻印が見られます。

絶縁リングの拡大です。薄緑色の絶縁リングで単3は切り欠きを下においた状態上に「14」の刻印、単4は切り欠きを右に置いた状態で上に「23」下に「G」の刻印という全く異なったパターンになっていました。
マクロス時代も全く同じタイプの絶縁リングで、単3は(省略)で上に「21」の刻印が、単4は(省略)で上に「8」下に「G」の刻印となっていました。

最後にマイナス極の拡大です。マイナス極のガス抜き穴は単3と単4共に一般的な2つ穴タイプとなっていました。
マクロス時代も同じ2つ穴タイプですが、単3のガス抜き穴位置が違っており、マイナス極底板もザラザラ感が大きいような感じに見えました(本当に若干の違いです)。単4に違いは無く同一の特徴のようです。

 

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長持ち・ハイパワー アルカリ乾電池 LR6
→本ブログで初めて当電池を紹介した記事。開設当初の記事なのでオーム電機のVアルカリ電池に似ている程度の比較のみ。まだ、当電池が伊藤忠商事販売だった頃の写真も掲載。


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