National ULTRA NEO 6AM6 SU 9V

6AM6SU_1今回はナショナル(現・パナソニック)のアルカリ電池“ULTRA NEO(ウルトラネオ)”を紹介します。サイズは6P形で、以前、本ブログで紹介した銀色の“National ALKALINE BATTERY”の後継に当たるモデルになります。
前世代モデルは銀色でしたが、このウルトラネオはアルカリ電池の基礎となる金色のデザインを用いたものになっています。なお、写真左が前期モデルで、右が後期モデルです。後期は前面に“アルカリ乾電池”と書いてあるのが特徴です。

6AM6SU_2電池の側面。前面に“アルカリ乾電池”の表記が無い、前期モデルではこの面に“アルカリ・マンガン電池”の記載があります。後期モデルでは前面に表記がある為か、その部分が切り取られたかのようになっています。
型番は“6AM6 SU”。JISマークはありませんが、“JAPAN MABI”の記載がありますから、松下電池工業(当時)の自社製であると思われます。

6AM6SU_3注意書き部分。こちらの部分は前期モデル、後期モデル共に全く同じ注意書きとなっています。前世代の“National ALKALINE BATTERY”と比べると(写真前面)、英語の注意書きが削除され、日本語の注意書きのみとなり、文量も増量されています。

 

 

<ご注意> この電池は充電式ではありません。
充電すると液もれ破損のおそれがあります。
液もれはれつのおそれがあるので●(+)(-)を正しく
入れ寿命切れの電池はすぐ取替えてください。
●新しい電池と使用した電池、他の種類の
電池をまぜて使ったりショート、分解、加熱、
火に投入はしないでください。

6AM6SU_4端子部。前世代の“National ALKALINE BATTERY”と同じく、マイナス極は「四角形」のスナップとなっていました。端子部分のプラスチックも同じく「」となっており、恐らく前世代も松下電池工業の自社製であったと思われます。

 

 

6AM6SU_5底面。左の前期モデルは底板がプラスチックなのに対して、右の後期モデルでは底板が金属に変わっています。製造日は写真ではプラスチックの方は見えにくいですが、プラスチックの方は「83-12」で金属の方は「87-04」の記載がありました。
前世代では「81-05」で金属→「82-06」でプラスチックに変化、更にウルトラネオでは「83-12」でプラスチック→「87-04」で金属に回帰してますから、大分迷走していますね。

6AM6SU_6おまけ。87年のカタログより。当時の6P形アルカリ電池はマンガン電池の倍を超える500円。高いと思うでしょ?
でもね、現在の“パナソニックアルカリ乾電池”の6P形も希望小売価格は『500円(税抜)』ずっと価格据え置きだったりするのです。逆に値上がりもせず、この価格を現在まで維持し続けているのが凄いような気がする…。

 

 

 

★関連記事
National ALKALINE BATTERY アルカリ乾電池 6AM6
→本記事で紹介したウルトラネオの前世代モデルを紹介した記事。本文でも触れていますが、銀色(シルバー)ボディが印象的な電池でした。

National ULTRA NEO LR6(AM3 SU)
→本記事と同じく、ウルトラネオのこちらは単3を紹介した記事。この記事で紹介している電池は表に“アルカリ乾電池”の記載がありましたので、本記事での後期モデルに当たる電池です。


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