秋葉原の“あきばお~”で入手した海外版のeneloopです。サイズは単4のみで、4本パックと2本パックが売られていました。
パッケージはごく普通なブリスターパックで、日本のeneloopに採用されているような再使用可能タイプのブリスターパックではありません。
パッケージ裏。社名は“Panasonic Energy Europe NV”となっており、どうやらこのeneloopはヨーロッパ(欧州)向けのモデルである模様です。なお、パーコードは“54”から始まるベルギーやルクセンブルクのコードで、ベンダーは“PANASONIC ENERGY EUROPE NV CONNEXION BUSINESS PARK”となっていました。最近は海外向けのeneloopでも中国製が出回っているようですが、これはちゃんと“Made in Japan”で日本製です。
パッケージ上の充放電使用回数は2100回となっていて、型番もBK-4MCCEとなっているので(4本入りブリスターパックの型番はBK-4MCCE/4BE)、日本の現行品であるBK-4MCCと同じと思われますが、日本では10年経過で70%の容量を維持することをアピールしているのに対し、こちらでは5年経過で70%の表記になっています。
電池の外観。日本のeneloopでは“Panasonic”ブランドが全面に大きく記載されたものですが、この欧州版eneloopでは旧三洋と同じく“eneloop”のロゴが大きく記載されているものになっています。実に素晴らしいですね。
“Panasonic”のロゴは型番の横に小さくあるのみ。社名表記は“Panasonic Corporation”で表記の生産国も“Made in Japan”となっています。
日本のeneloopは「eneloop(R)」ですが、欧州版は「eneloopTM」となっています。(R)は登録商標(Registered trademark)で、TMは商標(Trade Mark)を表していますから、ヨーロッパでeneloopは商標登録されていないのかもしれませんね。
表記のマークは欧州向けということでWEEE(クロスドアウト・ダストビン)マークのみ。日本向けの充電式電池で見られるメビウスループマークやアメリカ向けの電池で見られるRBRCマークも見られません。
プラス・マイナス側。富士通充電池の前世代モデル(HR-4UTA)と比較してみると、プラス極の樹脂?プラスチック?の色は異なるものの、スキマから見えるガス抜き穴の特徴はよく似ています。日本製なので、FDK高崎工場製であることは間違いないでしょう。
なお、電池上の刻印は“15-02 AT”で、2015年2月製造の電池であると推測されます。
と、言うわけで今回は旧三洋と同じデザインを持つ欧州版のeneloopを紹介しました。日本でもこのデザインになれば嬉しいのになぁ…。そして、ハーマンズ(あきばお~の運営会社)には欧州版eneloopの単4のみではなく、ぜひ単3も取り扱って欲しいものですね。