投稿者「みは」のアーカイブ

LONG LIFE FUJI 1300 NOVEL UM-3

1300novel_1前回の記事で紹介した、旧・“富士通”ブランドの4AAの中に入っていた単3のマンガン電池です。富士電気化学(現・FDK)が富士通(Fujitsu)の前に展開していたノーベルブランドの電池ですが、これは同社の社名の一部である“FUJI”の名を冠した後期版であるノーベルの電池(FUJI NOVEL)です。
この電池は赤マンガンよりも低いランクの電池で、トランジスタラジオ製作キットなど付属品として付いていたことが多く、一般市販はされていない電池でした。

1300novel_2電池の側面。社名表記は“Fuji ElectrochemicalCo.”と富士電気化学の英社名での記載、“Made in Japan”で日本製です。
注意書きは英語表記のみで“CAUTION:MAY EXPLODE IF RECHARGED, OR IMPROPERLY INSTALLED.”と記載してあるのみです。

 

1300novel_3プラス・マイナス側。外装は一時期国内メーカーでも低ランク品として出回っていた紙巻タイプのもので、マイナス極も底板が無く亜鉛缶が直接見えているものです。前述の通り電池は4AAから抜き取ったものなので、ハンダ跡が見えます。
なお、電池本体には製造日などの記載が無く、製造日はわかりませんが、4AAの製造日が1986年7月製造であったのでその辺りに製造されたものではないでしょうか?

1300novel_5構造的にはFUJI NOVELではない旧世代の“NOVEL LONG LIFE”に似ている(写真は1981年10月製造品)。ノーベルブランド時代の4AAにはこの電池が入っていたようで、どちらの電池にも『LONG LIFE』の表記があるので“NOVEL LONG LIFE”→“FUJI 1300 NOVEL”だと思っているのですが…。

 

1300novel_4赤マンガン相当である2000シリーズは富士通ブランド時代は『』で色通り赤マンガン相当の電池でありましたが、ノーベル時代の2000シリーズは『』であり(写真右)、青が名乗れなかったので1000シリーズでは『』を名乗っていたのかな…??
写真の006Pタイプでは1000シリーズが“LONG LIFE”を名乗っていたのに対し、2000シリーズでは“EXTRA LIFE”を名乗っていたようですね。


富士通の4AA電池を分解してみた。

fujitsu4AA_1前回の記事では主にトランジスタラジオなどに使われていた積層電池(組電池)“4AA”の旧・“富士通”ブランドのものと新・“Fujitsu”ブランドのものを比較を交えて紹介してみました
今回は旧・“富士通”ブランドの4AAを3つ入手することが出来たので分解してみたいと思います。
なお、今回行う分解行為はメーカーが禁止している行為ですので、マネを行うのであれば(無いと思うけど)、自己責任でお願いします

 

fujitsu4AA_2底板を取ってみた。底板の材質は厚紙のようなもの。中には電池らしきものが見えます。

 

 

 

fujitsu4AA_3中身を引っ張りだしてみた様子。確かに単3が4本組になっているように見えますが、絶縁のためか周りが紙で覆われています。

 

 

 

fujitsu4AA_4紙を取ってみると、もちろん富士通ブランドの電池が…、ではなく、なんとノーベルの電池が出てきました。
この電池は1000シリーズの単3電池(1300)で、赤マンガンよりも下位ランクに属する(青マンガン相当)電池であり、主に機器の付属品として見られた電池です。しかし、富士通ブランドの4AAは赤マンガンではなくて、青マンガンが内蔵されていたとは。随分コストダウンされていますね。

fujitsu4AA_5電池の端子はリード線がハンダ付けで直接付けられている。この1300のマイナス極は亜鉛缶が直接見えているタイプでハンダが乗りやすい。この電池を選定した理由はコストダウンよりも、ハンダのしやすさだったのかもしれませんね。
電池同士はロウで固められている。このロウを取るには軽くライターで電池を炙り、ロウを溶かしてから素早くティッシュで拭くとうまく行きます。

fujitsu4AA_6しかし、富士通の電池からノーベルが出てくるとは思わなかったな…。
次回の記事ではこの電池の中に入っていたノーベルの電池を紹介予定です。

 

 

fujitsu4AA_7今回の記事はこれだけでは終わりません。分解するだけではなくて、電池を組み替えてみることにしました。今回組み替える電池はインドネシア製で定評の高い“Fujitsu”ブランドの黒マンガンを使います。このインドネシア製は100円均一ショップなどで売られている4本シュリンクパック品ではなく、8本のお買い得パックの中に入っています。

 

 

fujitsu4AA_8まず、おおまかに組んでみてハンダ付けします。元々入っていた電池には液漏れが無くリード線に異常はありませんでしたので、リード線はオリジナルのものをそのまま使いました。
なお、端子内部を溶かしてしまうのでハンダは素早く行いましょう。

 

 

fujitsu4AA_9オリジナルと同じようにロウで電池を固定。

 

 

 

fujitsu4AA_10端子(スナップ)を取り付けて、元通り紙でくるみました。ちなみに端子を取り付ける前にテスターで正しい電圧が出ているか調べてから付けると良いでしょう。

 

 

fujitsu4AA_11元通り、4AAの外装に入れて完成!
紙箱の4AAの場合は箱に入れるだけですが、金属外装の4AAの場合は金属缶がうまくカシメられないので、元通りにはなりませんでした。


Fujitsu(富士通) 4AA|6V FOR ELECTRONIC EQUIPMENTS

4AA_1かつてトランジスタラジオなどに用いられていた電池である“4AA”。これは内部で単3電池(AA)が4個入っている積層電池(組電池)となっています。
以前は各社がこのタイプの電池を発売していましたが、現在では電池4本を入れて4AA相当にできる電池ボックスが登場し、各社が生産中止になる中、松下(ナショナル)はこれを4AA電池ケース”と称し4AAの代替品として発売していました

そんな中で恐らく、日本で最後まで4AAサイズの電池を発売していたのはFDKで今回、同社の旧・“富士通”ブランド(以下、富士通ブランド)のものと現・“Fujitsu”ブランド(以下、Fujitsuブランド)のものを入手出来たので、比較を交えて紹介してみたいと思います。

4AA_2富士通ブランドの積層電池は箱物の電池がデザインで金属外装の電池がシルバーデザインでしたが、Fujitsuブランドになると全てグレーデザインのものに統一されています。その中で赤いラインが入っている電池が真空管ラジオ(B電池)用やトランジスタラジオ用などの積層電池で、黄色いラインが入っている電池が写真(フラッシュ)用の積層電池と用途により区別されています。

 

4AA_3側面。どちらともFDKの旧社名である“富士電気化学株式会社”の名義。記載の住所は同じもの(浜ゴムビル)ですが、富士通ブランドのものは東京03な電話番号なのに対し、Fujitsuブランドのものはフリーダイヤルのものに変わっています。
どちらもバーコードが印刷されており、富士通ブランドのものは8ケタのコードでFujitsuブランドのものは一般的な13ケタのコードになっています。ベンダーは8ケタのものは該当無し(廃止されたとみられる)、13ケタの方はFDK(4976680)でした。

4AA_4側面その2。富士通ブランドのものは“4AA|6V”という表記が大きいのに対し、Fujitsuブランドの方は小さく控えめに表示されています。どちらとも“Fuji Electrochemical Co.”と富士電気化学の英社名が記載、「MADE IN JAPAN」で両方共日本製です。なお、Fujitsuブランドの方は水銀0化されています。
ちなみに両者とも注意書きは不思議にも書かれていませんでした。

 

4AA_5底面。この面には製造日とみられる印字があり、富士通ブランドの方は「86-07(1986年7月)」、Fujitsuブランドの方は「99-04(1999年4月)」の印字があります。

 

 

4AA_6電池には“FOR ELECTRONIC EQUIPMENTS”、「電子機器用」と書かれていますが、具体的な用途が書かれておらず、トランジスタラジオ以外でこの電池がどのような機器に使われていたのかは不明です。


Novel 2300 イカ釣り専用高性能乾電池 SUM-3(F)

SUM-3(F)_2“Fujitsu”ブランドでお馴染みの電池メーカーFDKは昨年から『Find Individual Taste~個人の好みを見つけよう~』をコンセプトに多様化する生活シーンに最適な乾電池や充電池をわかりやすく提案し、個人の好みに合わせた電池(=F.I.T商品)を発売しています。
そのコンセプトを体現したのが以前このブログでも紹介したことのあるスマホ用アルカリ電池リモコン用アルカリ電池と言った“機能性電池”であります。

 

今年(2014年)6月にリニューアルされる“Fujitsu”ブランドの乾電池や充電池もこのコンセプトのもと、わかりやすい用途の電池を目指す意図があるようです。そんなFDKの戦略は昔からだったのか?ということで紹介するのが“イカ釣り用のマンガン電池”です。これはイカ釣りの集魚灯に用いられていたマンガン電池のようで、まさにイカ釣りを生業とする漁業向けとして出回っていたらしい知る人ぞ知る電池のようです。

SUM-3(F)_3未開封品のシュリンクパック。単3・4本組でシュリンクにはバーコードなどのラベルなども貼られていないことから、やはり、特定用途向けに出回っていた電池であることが推測されます。
ちなみに、電池は『Novel2300Novel2300』と交互に見えるように包装されており、ここらへんはさすが日本製の電池といえるでしょう。

 

SUM-3(F)_4電池の外観。まずはブランド表示部分。ブランドはFDK(当時は富士電気化学)が“Fujitsu(富士通)”のブランドを用いる前に使用していた“Novel(ノーベル)”ブランドを採用、ロゴの上には『SUM-3(F) 1.5V』と小さく型番の表記があります。
もう片面には“2300”の表示があり、これは2000シリーズの単3を表し、赤マンガン相当の電池であると思われます。どちらの面にも可愛いとは言えないリアルなイカの絵が書かれており、イカ釣り用の電池であることを訴求しています。

社名表記は“FUJI ELECTROCHEMICAL”と富士電気化学の英社名表記、「Made in Japan」で日本製です。

SUM-3(F)_5次に注意書き部分。大きく『イカ釣り専用高性能乾電池』と書いてあります。高性能乾電池とあるので、やはり赤マンガン相当の電池なのでしょう(黒マンガンは高性能乾電池)。
注意書きは「注意:ハレツの恐れがあるので、(+)(-)は正しく、充電をしないこと。」のみのシンプルな表記。なぜ“ハレツ”がカタカナなのかは不明。

 

SUM-3(F)_6プラス極はノーベル時代のマンガン電池での特徴であった周りがプラスチックのもの。左は同じく富士電気化学のOEMであったダイエーPBのマンガン電池(高性能、1977年12月製造)で、構造が全く同じです。

 

 

SUM-3(F)_1プラス・マイナス側。左はダイエーPB。刻印は“83-04”で1983年4月製造。旧・富士電気化学が「富士通」ブランドの電池に変えたのが1984年10月。これと同じデザインの電池が掲載されているブログに記載されている刻印が“85-01”であったという記録があるので、このイカ釣り用電池は同社の一部積層電池と同じように富士通ブランドを通らずにノーベルブランドであった可能性が高い??

 

なお、このイカ釣り用電池には現・“Fujitsu”ブランドのものの存在を確認しており、この電池には『FDK株式会社』という表記が見られることから、同社が現社名に変わる2001年頃までには存在していたのではと考えられます。


東芝電池 テレビ用イヤホン(黒)

tvearphone_2以前、“東芝電池”が発売していたテレビ用イヤホン。だいぶ前にドラッグストアで入手したものと記憶しています。
同じような例でFDK“Fujitsu”ブランドとしてイヤホンや配線器具等を発売していますが、電池と一緒のコーナーにこれらの商品を置いて欲しいという意図があってのことであると思われます。

 

 

tvearphone_3中身のイヤホン。至って普通な片耳のモノラルイヤホン。遠い場所からテレビを見るためのイヤホンということで3mのロングコード仕様になっています。

 

 

tvearphone_1台紙のみをスキャン。商品名は『テレビ用イヤホン(黒)』、仕様は“3.5φプラグ付き 長さ3m”。下に“東芝電池株式会社”と書いてあり、東芝電池が発売していたことがわかります。ただし、“TOSHIBA”のロゴマーク等はありません。

 

 

 

 

 

tvearphone_4なお、このパッケージデザインは以前、東芝ライテックが発売していた配線器具のパッケージデザインを踏襲したものになっています。
やはり、これらの配線器具のパッケージデザインと同一デザインにすることで配線器具と同じコーナーに置いてほしいという意図があったのでしょうか?
なお、写真のカタログ(1990年・冬)にはイヤホンは掲載されていませんでした。

 

tvearphone_5台紙裏。注意書きも全く無く、JANコードと生産国(中国製)のみで素っ気ない感じがしますね。ちなみにバーコードのベンダーは現在東芝電池の事業を引き継いでいる“東芝ホームアプライアンス(4904530)”のものでした(現在、同社は東芝ライフスタイルに社名を変更している)。

 

 

 

 

知らない間にユニークアクセス数が10万を達成しています。これも日頃からこのブログにアクセス頂く皆様のお陰であると感謝しております。まさかこんなアクセス数を想定しておらず、特に記念の記事は予定しておりませんでしたが、心持ち明日からは古い電池や特殊電池を多めな方向で行きたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。とは言え、予定なので思い通り行くかどうかわからない点はご了承ください。


MEMOREX Alkaline アルカリ乾電池 単3形/単4形

memorexalkaline_1ディスカウントショップやスーパー、はたまたホームセンターなどでよく見かける日本の総合商社“兼松”のアルカリ電池。兼松はかつてアメリカのメモレックスとの合弁であるメモレックス・テレックスを傘下に置いていた関係からか“MEMOREX”ブランドの電池の発売を開始、写真のデザインの電池は長年に渡り発売されています。
この電池は長年中国製のアルカリ電池でしたが、今回、単3がタイ製単4が韓国製になっていたので徹底検証してみたいと思います。

memorexalkaline_2パッケージ裏。上記1枚目の写真も左がタイ製(単3)、韓国製(単4)、右が中国製です。シュリンクはほぼ同様に見えますが、生産国違いでやはり製造元が異なるためか微妙にラベルの貼り位置や大きさが違っています。どれもバーコードのコードそのものは全く同じで、バーコードのベンダーは兼松(4959058)でした。

 

memorexalkaline_3まずは単4から紹介。上2本が韓国製で、下2本が中国製。中国製の方が金色の部分がピカピカしている印象を受けますが、韓国製の方は金色と言うよりかは濃い黄色になっており、そんなにピカピカもしていません。
色以外のデザインは両者とも同じですが、韓国製が『商品についてのお問いわせは~までご連絡下さい』という注意書きの下に“Made in Korea”と書かれていますが、中国製の方は注意書き上に“Made in China”と書かれています。

memorexalkaline_4プラス・マイナス側。左2本が韓国製、右2本が中国製です。中国製が絶縁リング「」でマイナス極に使用推奨期限が書かれているのに対し、韓国製のものが絶縁リング「」で電池側面に使用推奨期限が書かれた表記になっており、明らかに異なります。
使用推奨期限は韓国製が「06-2018」、中国製が「12-2018」となっており、5年期限と推測すると、それぞれ2013年6月製造と12月製造であると思われます。

memorexalkaline_5この使用推奨期限の印字、どこかで見たことがあるな??と思い、同じ韓国製の三菱電機ホーム機器“LR03(R)”ロケット“MEGACELL”単4の印字を比べてみると非常によく似ています。

 

 

memorexalkaline_6マイナス極の皮膜を剥いてみた。両者とも同じような黒の絶縁リング、ガス抜き穴も2つ穴タイプですが穴の大きさが違いますね。これはロット違いなのかな??

 

 

memorexalkaline_12ラベルを剥がしてみると“3E24G08”というロット番号が印字されていました。これは三菱電機ホーム機器“LR03(R)”にも印字されている、韓国の電池メーカー、ロケット製電池の特徴であり、この韓国製のアルカリ電池はほぼロケット製であることは確実であると思われます。

 

 

memorexalkaline_7次は単3です。上2本がタイ製で、下2本が中国製です。黄色の部分が濃くなっているのは単4と同様、こちらは生産国の表示は『LR6/1.5V 水銀0使用』という表記の真上に表示されており同じです。
デザインは金ベースに黒帯のデザインである、いかにもアルカリ電池らしいデザインは馴染みやすいデザインと言えますね。

 

 

memorexalkaline_8プラス・マイナス側。左2本がタイ製、右2本が中国製です。中国製が絶縁リング「」でマイナス極に使用推奨期限が書かれており、タイ製が絶縁リング「」で電池側面に使用推奨期限が書かれた表記になっている点は単4と同じ特徴です。
使用推奨期限は韓国製が「06-2018」、中国製が「10-2018」となっており、5年期限と推測すると、それぞれ2013年6月製造と10月製造であると思われます。

memorexalkaline_10単4と同じようにラベルを剥がしてみましたが、ロット番号の印字はありませんでした。ただし、絶縁リングは「」で同様です。
使用推奨期限の印字は生産国が違うためか、異なるものの、単4がロケット製であることや構造がほぼ同社製と同じことを考えるとこの単3はロケットのタイ現地工場であるRocket Thai”製であると考えられます。

 

ロケット・タイと言えば同社タイ製のダイソーの「Gigamax」やロケット自社ブランド「MEGACELL」のマンガン単4が某掲示板でも評価が高いことで知られますが、アルカリ電池の方はどうなのかが非常に気になるところではあります。

memorexalkaline_11おまけ。左からタイ製中国製(絶縁リング「」)旧・中国製(絶縁リング無し)。旧・中国製は使用推奨期限「10-2004(2002年10月製造?)」のもので生産国表記も一緒に印字されていました。
何しろこの電池は長年に渡り発売されている電池であるので、この間に製造元が変わっていると思われ、全てを追い切るのは難しいかと思われます。

 
今回紹介した韓国製とタイ製は使用推奨期限が同じ「06-2018」であり、この後のロットが再び中国製になっていることから、何らかの理由でいつもの中国の委託工場での生産が追いつかなくなり、一時的にロケットに委託することになったのでは?と思われます。
電池業界においてこのようなことは珍しいことではなく、最近では三菱電機ホーム機器が発売しているアルカリ電池“LR6(R)”で一部ロットが日本製になった事例や東芝の“アルカリ1”の単1や単2が一時的に韓国製になった事例があります。こういう面白さがあるので、電池コーナー巡りが止められないのですよw。


Can★Do ALKALINE BATTERY 単4形 LR03

candolr03_1以前、100円均一ショップ“キャンドゥ”で売られていたアルカリ電池です。この頃のキャンドゥは同業他社であるダイソーと同じような店舗構成だったのですが、最近行ってみると、セリアを意識したようなオシャレな店舗になっており驚いた印象があります(まぁ、店舗形態にもよるとは思いますが)。
手持ちは単4のものしかありませんでしたが、単3のものもあったと記憶しています。

 

candolr03_2パッケージ裏。商品名は“単4形 アルカリ乾電池”、型番は“LR03/1.5V 4P”。バーコードのベンダーはキャンドゥ(4521006)でした。

 

 

candolr03_3電池の外観。デザインはシルバーベースに黒のデザインで、金ベースが多いアルカリ電池のデザインとしてはあまりアルカリ電池らしくないといったデザインなのではないでしょうか。
表示者は“株式会社キャンドゥ”で中国製

 

 

candolr03_4プラス・マイナス側。写真右はマイナス極の皮膜を剥いてみたところで、樹脂リングは無いタイプ。ガス抜き穴は2つ穴タイプですが、マイナス極の突起部分に四角い穴が開けられているタイプでした。
使用推奨期限はマイナス極の底板に直接印字されているタイプで「12-2008」。2年期限と推測すると、2006年12月製造の電池でしょうか。


CLEAN & HIGH POWER マンガン乾電池 R20PV/R14PV

R20PV_1秋葉原の千石電商で売られていた“Fujitsu”ブランドを冠していないFDKのマンガン電池。何故か単1と単2のみが売られており、単3は売られていませんでした。

 

 

 

R20PV_2パッケージ裏。ラベル上の商品名は『マンガン単1形(単2形)』。バーコードのベンダーはFDK(4976680)。

 

 

 

R20PV_3電池の外観。デザインはシルバーベースに黒+白のシンプルなデザインです。両者ともインドネシア製、社名表記は“FDK株式会社”となっています。
型番は単1が“R20PV”、単2が“R14PV”。ちなみにこの型番は以前、本ブログで紹介したローソンストア100で売られている、バリューラインのマンガン電池シュリンク上に記載されている型番と同じです。

 

R20PV_4比較してみると、サイズ表記(単1形・単2形)『マンガン電池』の字体“CLEAN & HIGH POWER”の英文が全く同じです。この電池はバリューラインPB品のFDK純正版と言った感じの電池なのでしょうか。
それ以前に、ローソンストア100がまだSHOP99だった頃に売られてたマンガン電池がこれだった記憶もありますが…。

 

R20PV_5マイナス側。特徴や刻印はバリューラインPB品と同一。インドネシア製ですから、やはりABCブランドの電池で知られるインドネシアの“International Chemical Industry(ICI)”社製でしょうか。
使用推奨期限は単1が「03-2017」、単2が「07-2016」。FDKのホームページを見てみると、単1と単2のマンガン電池の期限は3年ですから、それぞれ2014年3月と2013年7月製造と思われます。意外に新しいので、この電池は現在でも製造されているのでしょうね。

R20PV_6最後にフルラインナップ…、と言っても単1と単2しかありませんが。ちなみにプラス極の絶縁リングの色も「」でバリューラインPB品と同じです。


マブチ乾電池

tkkmabuchi_1古~い、マブチモーターです。これは60年代に発売されていたもののようで、左から“01”、“02”、“03”という型番のモーターです。
最初は模型やおもちゃ用として誕生したマブチモーターでしたが、その小型で高性能なモーターはおもちゃのみならず様々な機器に搭載され、マブチモーターが発展していったサクセスストーリーは誰もが知るところであります。

 

tkkmabuchi_2中身のモーター。このモーターは鋳造(アルニコ)マグネットを用いたシリーズで、マグネットの部分が出っ張っているのが特徴です。現在のものはフェライトマグネットを用いたものでスリムになっているのは、皆さんご存知の通りです。

 

 

tkkmabuchi_3中には使い方やモーターのラインナップなどが記載された説明書きが入っています。
この説明書きの下をよく見てみると…、

 

 

tkkmabuchi_4

○マブチモーターにはコンビのマブチ乾電池をつかいましょう
ということで“マブチ乾電池”の紹介が掲載されていました。マブチモーターと言えばスーパーセル”という名のニカド電池を三洋電機のカドニカOEMとして発売していたのは知っていましたが、乾電池も発売していたのですね。単1が35円、単2が25円、単3が25円であったようです。実際に本物も手にとって見てみたいところではありますが、入手困難でしょう。
ちなみに、表記の“東京科学株式会社”とは後にマブチモーターとなる会社の社名です。当時は同社の社名を冠した『TKKマブチモーター』として売られていました。

今まで、このようなチラシや販促品などを取り上げた記事は“電池関連用品”のカテゴリに入れておりましたが、今回の更新で“販促品/ノベルティ”のカテゴリを作成し、その中に入れることにしました。過去“電池関連用品”にカテゴライズしていた販促品などの記事についても移行予定です。


LIR2032の充電器を作ってみた

前回の記事ではリチウムコイン電池“CR2032”と同サイズのリチウムイオン電池“LIR2032を紹介しましたが、電池だけで充電が出来なくては割高なCR2032です。そこで今回の記事ではLIR2032の充電器を作成することにしました。

li-ioncharger_1そこで、使うのが秋葉原の“aitendo”という電子工作ショップで入手した「リチウムイオン電池充電モジュール」です。これはリニアテクノロジー社のリチウムイオン電池充電IC“LTC4054”を搭載したリチウムイオン電池充電モジュールで、充電電流を決定するプログラム抵抗を外付けするだけで簡単にリチウムイオン電池の充電を行うことが出来ます。
ちなみに写真のバックが赤いのは「絵師100人展 04」の図録の上で撮ったためで、特に意味はありません。

問題なのは充電対象であるLIR2032の充電電流がわからないこと。秋葉原の千石電商で売られていたLIR2032はGREAT POWERというメーカーのものだったので、同社のホームページを見てみても見当たらず、結局は適当に検索して見つけたLIR2032のデータシートを参考にしました。
このデータシートを見てみると、充電方式に“CC/CV(定電流・定電圧充電)”を使い、35mAで充電すると書いてありますね。LTC4054のプログラム抵抗値の求め方は“1000(V)÷[充電電流]=kΩ”です。LIR2032の充電電流は35mAですから、「1000÷35=28kΩ」となります。28kΩの抵抗は定数として無いので30kΩの抵抗を使います。なお、充電方式に関しては専用IC(LTC4054)を使っていますから問題ありません。

li-ioncharger_2それを踏まえて完成した充電器がこれです。この充電器はただ“リチウムイオン電池充電モジュール”にスイッチや電池ホルダーなどを外付けしたものであるので、作り方などの説明は割愛します。
電源はACアダプタを使用、携帯ゲーム機「PSP」や東芝のデジタルオーディオプレーヤー「gigabeat」などに使われている、EIAJ極性統一プラグを用いた5VのACアダプタを使用するタイプとしました。

 

li-ioncharger_3電池ホルダーはケースに組み込んだ時に電池が取り出しやすくするために高床にしてあります。電池ホルダーはほとんどが機器組み込みを想定としたCR2032用のものであり、取り出しやすい構造になっているものが少なく、結局はパナソニック製のBCR20H4を使用しました。これなら比較的取り出しやすいですし、逆装填もしにくい構造にもなっています。本当はFDK製のCR2032BHを使いたかったのですが、生産終了しているようです。

li-ioncharger_4充電中の様子。充電中はモジュールに付いているLEDが光ります。ちなみにこのLEDは電池を入れていない状態でも光ります。最初は通電ランプも付けようと思ったのですが、電池が入っていない状態でも光るのなら問題無いような気がしてきました。

 

 

 

li-ioncharger_5充電完了。写真ではLEDが消えているように見えますが、完全にLEDが消えているわけではなく、ほんのりとLEDが光っています。

 

 

 

li-ioncharger_6今回作った充電器はLIR2032用の充電器ですが、ML2032も充電できるようにしてみました。ML2032は充電電流2mA以下とLIR2032よりも格段に少なく、どちらかと言うとトリクル充電に近い充電方法であり、このような充電は向かないのですが、無理矢理「1000÷2=500kΩ」で510kΩを取り付け、スイッチでプログラム抵抗を切り替えられるようにしてみました(写真手前のスイッチ)。

 

ML2032とLIR2032では公称電圧が違いますのでモジュールのLEDが消えることがありません。それ以前にML2032の充電電圧は3.3Vで、LTC4054の実測出力電圧は約4.2Vなので大幅にオーバーしています。試しに2時間程充電してみましたが、電池自体は発熱などの異常はありませんでした。ですが、メーカー規定外の使い方ですから、あまりこの使い方はオススメしません。ML2032はCR電池と同じく金属・リチウムを使用しているので、誤使用は破裂や発火の危険があります

今回の記事のカテゴリは“充電器”とするか“小ネタ”にするかで迷いましたが、自作の充電器ですので“小ネタ”とすることにしました。