その他国内メーカー」カテゴリーアーカイブ

主要ブランド以外の国内メーカーの乾電池を扱うカテゴリです。
あくまで電池本体のブランドの見た目で分類しており、製造元や製造国での分類はしていません。

NEC乾電池 NEO SUPER R6P/NN(SUM-3/NN)

R6P(NN)_1今は亡き“日本電気ホームエレクトロニクス”の単3マンガン電池。同社は親会社であった日本電気(NEC)のラジオ事業部が独立、“新日本電気”として設立され、1983年に同社名となった。社名は“日本電気ホームエレクトロニクス”であるが、公式には「NECホームエレクトロニクス」、「NEHE」、ユーザーの間では「NEC-HE」の略称も使われた。
ゲーム機などの不振で2000年に解散、事業は“NECライティング”や“NECディスプレイソリューションズ”などに受け継がれている。

R6P(NN)_2電池が1本しか無いので、例の如く合成で。NECのマンガン電池には赤マンガン相当の“SUPER”と黒マンガン相当の“NEO SUPER”が存在、これは三洋電機とデュラセル・バッテリージャパンがマロリーブランドとして発売していたマンガン電池のブランド名と共通するが、両者がかつて提携関係(三洋デュラセル)であったことから、繋がりがあったと思われるが、NECに関しては同じブランドでも特に関係は無かったようである。

電池は当時主流であった補償付きのもので“2年補償”となっている。宛先は『日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 電化事業部』。

R6P(NN)_3電池本体にはJISマークがあり、「C8501 T-T」と記載されているため、この電池は東芝電池の高崎工場製(現・FDKトワイセル)であると思われる。
このJISマーク上には“NEC Home Electronics, Ltd.”と、日本電気ホームエレクトロニクスの英社名が書かれている。

 

R6P(NN)_4プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングは「」。マイナス極は酸化して黒ずんでいて写真では見にくいかもしれないが、「89-05」と書いてあり、1989年5月製造と思われる。

 

 

R6P(NN)_6

NECホームエレクトロニクスの「セールス用カタログ“’91秋号”」より。カタログには電池も掲載されており、価格も記載されているため販売はされていたようである。ただ、発売されているのを見たことが無いため、シャープの「GI」や「GII」などと同じように実質付属品としてしか流通されていなかったというパターンかもしれません。

R6P(NN)_5自分がこの電池を初めて見たのは1990年に発売された携帯ゲーム機“PCエンジンGT”に付属していた動作確認用の電池で、このゲーム機は当時珍しいTFTカラー液晶を採用、単3電池6本(9V)を使用し、アルカリ電池でも2~3時間程しか持たない電池喰いであった。
それ故、付属のマンガン電池では30分~1時間しか持たず、本当に動作確認用のモニター電池だった。


水銀0使用 アルカリ乾電池 単3形 LR6/1.5V

LR6_1東京電池貿易”というメーカーが発売していたアルカリ電池。以前、ホームセンターのジョイフル本田で売られていた電池と記憶。
金、というよりもちょっと黄色味がかかった金というべきだろうか、に青と赤のデザインが特徴的な電池である。見た目によっては安物にも見えそう(現に安かったのですが)。ラインナップとしては単3と単4の4本入り、単1と単2が2本入りであったと記憶している。

 

LR6_24本入りシュリンクパックのうち2本を使ったかけら。シュリンクには最初からバーコードは付いていなかった。

 

 

 

LR6_3電池の注意書き部分。注意書き自体は誤字があるわけでもなく、至って普通。生産国は「中国製」(原文ママ)。会社名は“発売元:東京電池貿易(株)”と書いてあるのみで住所や問い合わせ先は一切書かれていない。

 

 

LR6_4プラス・マイナス側。マイナス極は「◎」。使用推奨期限は「09-2008A」と記載、恐らく2006年9月製造か。マイナス極が「◎」の中国製と言えば“555”ブランドで知られるGUANGZHOU TIGER HEAD BATTERY GROUP製の電池がおなじみですが、同社製の使用推奨期限は白印字であり、この電池は黒印字なので同社製では無いと思われます。

 

LR6_5むしろ、この電池のマイナス極は韓国の電池メーカー“ロケット”製の電池の構造にそっくりなのである。左が東京電池貿易製、中が三菱電機ホーム機器の韓国製(LR6(R))、右がロケット製のMEGACELLである。
外装ラベルを剥いでみましたが、ロケット製の特徴であるロット番号の印字はありませんでした。

 

LR6_6更に追求して、ガス抜き穴を比較してみる。東京電池貿易製のものはマイナスの底板に小さい穴しか見えないが、三菱電機ホーム機器の韓国製はガス抜き穴が大きい。それでも、マイナス極の特徴はロケット製に似ている。

 

 
・東京電池貿易の正体?
この電池を発売している“東京電池貿易株式会社”とは何者なのだろう。ちょっと調べてみると面白いことがわかった。まず、この会社名で検索すると“東京都千代田区飯田橋”の住所に行き渡る。これは2011年頃にロケットのホームページに掲載されていた、ロケットの東京オフィスの住所に一致する。更に検索してみると…、
LR6_7東京カオスコレクション(TCC)なるブログの管理人がまとめているグーグルマップでは、やはり千代田区のアイビービルなるビルの3階に
株式会社ロケット電気/東京事業所
東京電池貿易株式会社
という表記があり、これはただの偶然といえるだろうか?

 

 
これは筆者の単なる妄想にしか過ぎないが、何らかの理由により“ロケット”の会社名が使えなくなり、ロケットの名を隠すために作ったペーパーカンパニーが“東京電池貿易”だったのでは無いのでしょうか。

LR6_8・追記(2014/1/14)
この記事を書いた後で盛大に液漏れしたこの電池の単4を発見。やはり、記憶通りホームセンター“ジョイフル本田”で入手したもので95円であったようですね。ここらへんはロケットを色濃く引き継いでいると言えるでしょうか。
ちなみに使用推奨期限は液もれで印字が落ちており、判別不可能だった。


FUNAI HIGH POWER R6M UM3 1.5V

FUNAI_1レア?な船井電機のマンガン電池。恐らく、“FUNAI”ブランドのテレビとかビデオのリモコンの付属品…、とにかく組み込み向なのはほぼ間違いないでしょう。
以前は船井電機による“FUNAI”ブランドで国内展開もされていたが、現在“FUNAI”ブランドは海外向けで展開、日本では子会社であるDXアンテナによる“DXブロードテック”ブランドで船井電機の製品が発売されている。

 

FUNAI_2電池は1本しか持っていないので、合成なのはカンベン。型番表記は「R6M」となっており、ランクは不明ですが“GENERAL PURPOSE”と書いてあるので青マンガン相当でしょうか。
注意書きは『DO NOT RECHARGE SHORT or DISPOSE in FIRE.(日本語訳:充電やショート、火に投入しないこと)』と書いてあるのみでシンプル、生産国は記載されていない。

 

FUNAI_3電池は金属外装。プラス極の絶縁リングは「」で、一部分(写真上部)に穴が空いている。マイナス極は中心にヘコミがある構造で、写真だと見えにくいかもしれないが、「01 98」と刻印されていた。1998年1月を表すとみられるが、これが製造日を表すのか使用推奨期限を表すのかは電池本体に記載が無いので不明である。


タミヤアルカリ乾電池 パワーチャンプGT 単3形

powerchampgt_1日本の大手模型メーカー“タミヤ(旧・田宮模型)”が発売するミニ四駆向けのアルカリ電池。ミニ四駆は単3で駆動するので、ラインナップは単3のみ。よく見るのは写真の2本ブリスターパックであるが、お徳用12本パックもあった模様。
タミヤのアイテムナンバーは“55113”。タミヤの製品にはこのナンバーの隣に定価が記載されている。これは「280」と記載してあるので、280円。これは税抜き定価なので税込で294円となる(2013年11月現在)。

powerchampgt_2パッケージ裏。極めてオーソドックスな電池の注意書きが並ぶ。“(C)2012 TAMIYA”と記載されている。この電池は2012年7月14日に発売されたようである。バーコードのベンダーはタミヤ(4950344)。

 

 

powerchampgt_3電池の外観。白をベースに青と金を織り交ぜたデザインで、なかなか格好いいデザインです。

 

 

 

powerchampgt_4注意書き部分。新JISマーク付き。日本製でFDKと記載、さらに認定番号から、FDKエナジー鷲津工場製とみられる。販売元は“株式会社タミヤ”。
使用推奨期限は「06-2018」。5年期限と推測すると、2013年6月製造のものであると思われる。

 

powerchampgt_5マイナス側比較。左から、
●Fujitsu R-SPEC(04-2018)
Fujitsu POWERFUL ALKALINE(11-2017)
Fujitsu D RANGE(02-2017)
タミヤ パワーチャンプGT(06-2018)
マイナス極はFDK製造の特徴である「」の絶縁リングのものとなっている。

powerchampgt_7おまけ。やはりタミヤのパワーチャンプと言えばこのパワーチャンプゴールドを思い浮かべる人は多いと思います。“ゴールドターミナル”と称し、プラス極とマイナス極を金メッキ加工したこの電池のインパクトは大きかったですね。この金メッキ加工の電池は後にOEM元のFDKが富士通ブランドで限定生産、今でも買っておけば良かったと後悔しています。
このパワーチャンプゴールドは初代パワーチャンプ、パワーチャンプEXに続く3代目のパワーチャンプであったと記憶している。

powerchampgt_8現行のパワーチャンプGTにも12本パックが存在していたように、このパワーチャンプゴールドにも8本パックが存在していた。タミヤのアイテムナンバーは“55069”。価格もビッグに880円(税抜)であったようである。


SHARP GII マンガン乾電池 R6PU

sharpGII_1レアなシャープのマンガン電池。確か、未開封品をリサイクルショップで入手したと記憶している。パッケージの表にも裏にもバーコードは見られないので、何かの付属品として添付してきたものだろうか。
電池の型番表記は「R6PU」なので、黒マンガン相当のマンガン電池であろう。

 

 

sharpGII_2電池の外観。「水銀0使用」。名義は“シャープ株式会社 AVシステム事業本部”。電池記載の住所は現在でもシャープの東広島の事業所として健在で、今は“通信システム事業本部”になっているようです。

 

 

sharpGII_3JISマーク表記には「C8501 M.D.B. MADE IN JAPAN」と書かれているので、日立マクセルの日本製であると思われる。認定番号が書かれていないので、どこの工場製かは不明であるが、マクセルの日本製マンガンの製造地は現・日立マクセルの本店がある大阪府茨木市丑寅の工場(7987)しか無かったようなので、同工場で製造されたものと推測される。

 

sharpGII_4プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は“12-2002”であり、2年期限と考えても2000年製造という比較的新しい電池です。

 

 

sharpGII_5おまけ。1988年春夏号のカタログより。一応、カタログにマンガン電池の価格表が掲載されていたので販売もしていたのだろう。しかし、店頭で見たことがありませんがね。
価格とラインナップから推測すると、今回紹介した「GII」が黒マンガン相当、「GI」が赤マンガン相当であると考えられる。


Roland 6LR61/9V ALKALINE Battery For Musical Instruments

Roland6LR61_1日本の電子楽器メーカー大手“ローランド”の9V形アルカリ電池。電池には『For Musical Instruments』と記載。これは音楽用と言うよりは楽器用という意味である。一見、ローランド製品の付属用的な感じを受けますが、ローランドのホームページではこの電池が「6LR61/9V ローランド電池アルカリ」として記載してあり(現在は発売終了)、一応は販売もしていたようです。

 

Roland6LR61_2注意書き部分。電池のデザインは黒ベースのデザインでシブく、なかなか格好いい感じのデザインなのではないでしょうか。同時期に発売されていたマンガン電池もほぼ同様のデザインで、「Roland」の文字が金の物がアルカリ電池、銀(白だったかも)のものがマンガン電池でした。

 

Roland6LR61_3反対側の側面。「MADE IN JAPAN MABI」と書いてあるので、これは日本製の松下電池工業(現・パナソニックAIS社)製と思われます。ここまでOEM元がわかる表記をしてあるとは。ローランドって親切ですね。

 

 

Roland6LR61_4底板。使用推奨期限は「04-2000」。当ブログのレトロ電池の基準(~1995年)にも当てはまらず、比較的新しい年代の電池です。


モリトク アルカリボタン電池 LR1130

moritoku-lr1130_1100円均一ショップで見つけたモリトクのアルカリボタン電池。パッケージのデザインはおおむね、アルカリ電池のものと同じではあるが、色がなのでモリトクのアルカリ電池というよりはモリトクのマンガン電池のような色です。
パッケージ上の用途は「電卓・時計・タブレット・ゲームなどに!」と書いてありますが、タブレット??タブレットにボタン電池?疑問ですね。
パッケージ上の使用推奨期限は「8-2016」、バーコードのベンダーはモリトク(4964549)です。

moritoku-lr1130_2普通このようなボタン電池の場合は大抵自社ブランドの刻印はなく、社名は刻印されていないか、無関係な刻印がある(例として「ボタンセル」や「シルバーセル」など…)ことが多いが、このモリトクのボタン電池には「MORITOKU LR1130」とモリトクの名と形名が表記されている大変珍しいものになっています。


YAMAZEN ALKALINE BATTERY LR6PCW/LR03PCB

LR6PCW_1家電量販店“コジマ”で売られていた、“山善”のアルカリ電池。単3と単4、各10本入りのみで単3が白ベース、単4が黒ベースのデザインとなっている。パッケージは紙箱でまるで鉛筆の箱みたいですね。
近辺のコジマでもこの電池が見られなくなっており、コジマのネットショップでも単4・10本が「処分・在庫限り」となっているので、やはり発売終了なのだろう。

 

 

LR6PCW_2パッケージ裏。発売元は「株式会社山善 家庭機器営業本部」、型番は単3が「LR6PCW/10PX」、単4が「LR03PCB/10PX」となっている。バーコードのベンダーはもちろん、山善(4983771)。

 

 

LR6PCW_3電池の外観。パッケージには「PARTY COLOR ALKALINE BATTERY」と書いてあり、電池のサイズ数が散りばめられたこのデザインはまさにパーティーカラーと言えよう。個人的にはデザイン性も持たせながら、電池のサイズもわかるというのは秀逸だと思います。
パッケージと同じく、単3が白ベース、単4が黒ベースのデザインとなっている。自分が好みなのはやはり、黒の単4かな?

 

LR6PCW_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「赤」で、兼松のMEMOREXブランドのものに酷似。同じ製造元だろうか。使用推奨期限は単3と単4共に「04-2016」であった。


TOKURON 単3形 アルカリ乾電池

tokuron_1今回は輸入元“東宝産業株式会社”による「TOKURON」ブランドのアルカリ電池を紹介する。TOKURONは“トクロン”と読めばいいのかな。
一瞬、トクホンと関係があるのか?と思ったけど、多分全く関係無い。業種も違うので意識もしていないと思います。

 

 

tokuron_2パッケージ。どこで買ったのかは忘れたけど、10本パックが安かったので保管しておいたら液漏れしてました。写真の台紙がボロボロというかおかしいのはそのためです。「高性能アルカリ乾電池 お買得パック」ととにかく“お買得”であることがフィーチャーしてあります。
ちなみにバーコードのベンダーを調べてみると、珍しくヒットせず。この電池の輸入元は東宝産業というメーカーですが、おそらく既に存在しない会社なのでしょう。

tokuron_3液漏れしていたのはパック端・3本のみで台紙が電池から漏れ出た液を吸収してくれていたからか、この3本のみが液漏れしていただけで、拡大被害も無く、他の7本は無事でした。台紙ってこういう役目もしてくれるんですねw。

 

 

tokuron_4電池の外観。金+青のデザインで、“TOKURON”のロゴは両面にあるが、表と裏ではロゴのサイズが違うもので芸が細かい。生産国は中国。電池の注意書きは至って普通だが、中国製の電池にありがちの字体がおかしいものである(誤字は無い)。

 

 

tokuron_5プラス・マイナス側。マイナス極は「◎」で使用推奨期限が白印字なので、555ブランドの電池で知られるGUANGZHOU TIGER HEAD BATTERY GROUP製と思われる。
ちなみに使用推奨期限は「09-2005」で既に8年前の期限なので、液漏れは仕方ないと思います。


KONNOC アルカリ乾電池 ヤングパワー 単4形

konnoc_5今日は多分リサイクルショップで買ったと思う、“エターナル”なるメーカーのアルカリ電池を紹介します。「KONNOC(R)」というのがブランドなのか、「ヤングパワー」というのがブランドなのかは不明。それにしても、ヤングパワーって何か古臭いイメージがありますねw。
写真のは単4で、単3もあったとは思われるのですが、当時これを購入したリサイクルショップには単4のみしかありませんでした。

 

konnoc_1パッケージ。青ベースのデザインは結構好みのデザインです。キャッチコピーの類は無し。もしかして、キャッチコピーがヤングパワー??

 

 

 

konnoc_2発売元は“エターナル”。会社なのか個人事業なのかは不明。バーコードのベンダーは何故かドウシシャ(4997236)だった。同社はホームセンターでお馴染みのオリオン電機SANSUIブランドのオーディオ機器を発売していることで知られている。
おそらくエターナルがドウシシャの販売網を通じて発売していたのでしょう。これではエターナルの正体がわかりません。

 

konnoc_3電池の外観。アルカリ電池にありがちな金色のデザインで無く、銅色のデザインが珍しいですね。ちなみに生産国は中国

 

 

 

konnoc_4プラス・マイナス側。使用推奨期限の印字は直接マイナス極に印字してあるタイプ、「12-10(2010年12月)」であった。絶縁リング無し。
ちなみにKONNOCで検索してみると、中国・深センの電池メーカー「Shenzhen Konnoc Battery Industrial Co.,Ltd.」というメーカーが引っかかり、ロゴもこの電池のものと同じであるためこのメーカー製だと思われます。「KONNOC(R)」は製造元だったのですね。