秋葉原の千石電商で売られている東芝『アルカリ1』の9V形。現在東芝のアルカリ電池の9V形は主力の「IMPULSE(インパルス)」ブランドでのみの発売であり、写真のアルカリ1はOEM供給のみ、東芝のホームページでも『*個人のお客様への販売はしておりません。』ということで、現在一般の量販店ではまず見ることが出来ないレアな電池なのです。
とは、言ってもかつては売られていた電池ですから、電池自体がレアなのではなく、この電池が売られている光景がレアなのですけどね。
電池裏。現在この電池はOEM向けですが、かつて売られていた電池であるためかバーコードもそのまま残っています。珍しい8ケタバーコード、ベンダーは“東芝ホームアプライアンス(491063)”。
この電池は6LF22なのでマレーシア製です。
使用推奨期限は「12-2015」。2年期限、2013年12月製造の電池で、まだ1年経っておらず、新鮮な電池です。
今回、これだけでは面白く無いので、昔買った市販されていた頃のアルカリ1“6LF22AG EC”が出てきたので紹介します。社名表記は“東芝電池株式会社”の頃の古いもの。パッケージのキャッチコピーは“長持ちハイパワー!!”。
例のごとく6LF22タイプでマレーシア製。この頃からマレーシアだったのですね。パッケージ上には『6LR61 同等品』と記載されています。
現行品と比較してみる。手前側が古いもので、奥側が現行品。ほぼ同じデザインを踏襲していますが、“アルカリ1”の字体や“9V形”の表示位置が違います。この違いは9V形だけではなく、単1~単5も共通の違いです。
裏面。こちらはほぼ同じでバーコードも全く同じものです。ただし、注意書きは異なり、現行品は「危険」と「警告」のみですが、古いものは「危険」・「警告」・「注意」と増えており、注意文の文章量も古いものの方が何故か増えています。
古いものの使用推奨期限は「04-2006」。恐らく、2004年4月製造でしょうか。どちらとも使用推奨期限の印字はインクで記載されているタイプです。
ちなみに、このマレーシア製の6LF22にはインクで印字されているタイプと、刻印されているタイプの2種類があるようですが、何か違いがあるものなのでしょうか?かなり疑問です。