プライベートブランド品」カテゴリーアーカイブ

スーパーやコンビニなど、自社ブランドの電池であるプライベートブランドの乾電池を扱うカテゴリです。

Power Energy(パワーエナジー) 3 / 4 単3形/単4形 アルカリ乾電池

もはや、何代目かもわからない“トライアルカンパニー”のアルカリ電池です。こちらはスタンダードタイプのアルカリ電池で、かつてはの見た目が目立つ印象のデザインでありましたが、平凡なアルカリ電池らしいデザインへと転身しました。
デザインは金をベースとして、誤挿入防止を兼ねていると見られるマイナス極の青い帯が特徴的と言えるでしょう。ロゴ部分にもと黒のデザインがあしらわれています。


パッケージです。価格は単3と単4の4本シュリンクパックがそれぞれ、税抜で89円となっていました。そんな低価格のアルカリ電池なのにも関わらず、使用推奨期限7年シュリンクのラベルは両面に貼られている豪華仕様となっています。キャッチコピーは“強力長持ち!”。“Power Energy(パワーエナジー)”というブランドが付けられていて、ロゴ「y」の文字が稲妻のようになっています。
4本シュリンクパックの型番は単3が“LR6/S4P/T”、単4が“LR03/S4P/T”となっています。バーコードの事業者名は“(株)オーム電機(4971275)”となっていました。前モデルまでは兼松からの供給でしたが、今モデルからオーム電機からの供給に変更されたようです。かつてトライアルはオーム電機からの供給でアルカリ電池を発売していたようですが、あまり評価は芳しく無かったようで…。


電池の外観です。全モデルと比べると金色が多く占めるデザインでアルカリ電池さが増しました。注意書きはちょっと小さめの文字で読み難い印象。社名表記は“株式会社トライアルカンパニー”となっています。前モデルの後期出荷版では輸入者“兼松株式会社”と供給元がバレバレになっていましたが、今回のモデルで特に供給元は記載されていません。生産国は“Made in China”で中国製

プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限の印字はマイナス極側の外装ラベルに印字されていましたが、青い色なので見方によっては黒色の印字が見えにくいかもしれません。
使用推奨期限は単3と単4共に「11-2026」となっていました。パッケージには『7年保存可能』の記載がありましたから、それぞれ2019年11月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。写真では写りが薄くて見えにくいかもしれませんが、単3には「N41603 9J2410」の、単4には「N31909 9J1520」のロット番号と思われるレーザー刻印が見られました。
このパターンの印字は同じくオーム電機供給でビックカメラグループで販売されている、ORIGINAL BASICのアルカリ電池と同じです。7年期限という点でも同電池と一致しています。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。濃緑色の絶縁リング、切り欠きを下に置いた状態左にアルファベット上に数字が刻印されているタイプです。単3には「左“Z” 上“37”」の刻印、単4には「左“C” 上“10”」の刻印がありました。このタイプの刻印は“Vアルカリ乾電池”など、オーム電機販売のアルカリ電池で見られるので、同じ製造元なのかもしれませんね(Fujian Nanping Nanfu Battery Co., Ltd.製?)。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6/LR03
→当電池の前モデルに当たると見られるトライアルカンパニーのアルカリ電池。供給元は兼松であり、後期出荷モデルでは輸入者に兼松の社名表記も見られた。

ORIGINAL BASIC 3 / 4 単3形/単4形 アルカリ乾電池
→ビックカメラグループで発売されているオーム電機供給のアルカリ電池。7年期限という特徴が当電池と一致している。ちなみにオーム電機純正のアルカリ電池で使用推奨期限7年のものは存在しない。


LAWSON VALUE LINE アルカリ 単3形/単4形 LR6(VL) / LR03(VL)

ローソンストア100”に登場した久々のプライベートブランドアルカリ電池です。しかも、最後に途絶えたままのデザインそのままで帰ってきました。
元は三菱電機ホーム機器供給のアルカリ電池をプライベートブランドとして発売していました。その後、東芝ブランドの電池が実質の後継となり流れが途絶えていました。その後三菱ホーム機器のアルカリ電池に復帰するものの自社ブランドのものではありませんでした。

それは主に100円均一ショップなどで見られる金色+赤デザインのアルカリ電池で、シュリンクに貼られているラベルのみが「バリューライン」のプライベートブランドとなっているものでした。そして、今回満を持して(ようやく?)オリジナルアルカリ電池が復活しました。


パッケージです。単3と単4、4本シュリンクパックでの展開。4本パックの型番は単3が“LR6VL/Y4S”、単4が“LR03VL/Y4S”となっています。バーコードの事業者名は“(株)ローソン(4903423)”。販売者も同じく“株式会社 ローソン”です。供給元を明確に示すためでしょうか、ラベルの右下には三菱電機のロゴ(200px-Mitsubishi_logoMITSUBISHI ELECTRIC)が見えます。


電池の外観です。なんと言っても懐かしい!の一言に尽きますね。よく帰ってきてくれたみたいなw。プラス側の白色がグラデーションで金色となっているようなデザイン。まぁ、一般的なアルカリ電池のデザインと言えるのでは無いでしょうか。
型番は単3が“LR6(VL)”で、単4が“LR03(VL)”。販売者はパッケージの記載と同じく“株式会社ローソン”、電池本体にのみ供給元である“三菱電機ホーム機器株式会社”の記載があります。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。


たまたま、以前発売されていた頃の電池がでてきたのでシュリンクと注意書きを比較してみます。シュリンクは左が古いので、右が現行です。単3・4本パックの型番は“LR6VL/4S”となっていますね。バーコードの事業者名は“(株)ローソン”で同じですが、何故かベンダーコードが違っています(456027538)
電池は上2本が古いので、下2本が現行です。注意書きは字体(フォント)が異なっている他、文面もわずかに違います。社名表記もほぼ同じですが、大きく違うのはカスタマーセンターのフリーダイヤルが異なっているという点でしょう。受付時間も微妙に違っている…。
ちなみに古い方の電池はまだロケット電気が存在していた頃の韓国製です。これまた懐かしいですね。当時の韓国製の電池は漏れやすいと評判でしたが、この頃になると液漏れ耐性が改善され始めています。このサンプルの電池は使用推奨期限「08-2017」となっていてとっくに期限切れですが、現在に至るまでノー液漏れです。

さて、現行品に戻ってプラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは無いタイプです。一見すると黒いリング状のものが見えますが、これは外装ラベルの一部であり、絶縁リングではありません。
使用推奨期限は単3・単4共に「11-2024」となっていました。パッケージに記載はありませんが、時期的に5年期限の2019年11月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。三菱電機ホーム機器の中国製アルカリ電池ではすっかりとお馴染みになった、アルファベット1文字から始まる8ケタのロット番号が印字されていました。
単3には“D2909911”の、単4には“B2209903”の印字がありました。印字は外装ラベル側に転写されていましたが、本体にもわずかに印字が残っています。

 

最後にこの電池には絶縁リングがありませんので、マイナス極の拡大のみです。マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプ。また、マイナス極・底板の中心部には薄っすらとですが、小さい丸印が見えます。

 

 

★関連記事
LAWSON バリューライン アルカリ乾電池
→当電池の前世代を含むローソンストア100によるプライベートブランド「バリューライン」の歴代電池を紹介した記事。この電池は当ブログでも結構頻繁に紹介していると思ったのですが、この記事だけでした…。


CAINZ High Power アルカリ乾電池 単3形/単4形×12+2P

ホームセンター“カインズ(CAINZ)”で発売されているハイグレードタイプのアルカリ電池となります。カインズにはもう一つのハイグレードアルカリとして、富士通(FDK)とコラボした赤いデザインの電池もありますが、それとは別ラインで発売されている電池のようです。
この電池最大の特徴はその黒いデザインでしょう。黒いシブいデザインでありながらもアルカリ電池さを残した《金文字》は近年発売のアルカリ電池で良デザインだと思います。


パッケージ。単3と単4は10本+2本12本パックとなっています(パッケージがそのような表記です)。単1と単2は4本パックだった記憶…。単3は税込498円でしたが、単4は何故か100円安い税込398円の価格設定となっていました。
パッケージ裏では単4のシュリンクパックが不透明な印象を受けます…。価格が安い理由はこれか!(ちがうかも)。パッケージには特にキャッチコピーなどの記載は見られません。バーコードの事業者名は“(株)カインズ(4549509)”。販売元も同じく“株式会社カインズ”となっています。

パッケージを開封。記載通り、10本パックにバラの2本パックが追加された12本パックとなっていました。結果的に2重シュリンクとなっています。
商品名やバーコードなどが記載されている台紙は10本パックの方に同時梱包されています。電池工場的に12本の単一パックが製造できないからこのようなイレギュラーな構成になってしまったのでしょうか…。


電池の外観です。冒頭で紹介した通り、黒いデザインが特徴的なアルカリ電池。文字とプラス側に配された帯が金色がアルカリ電池さを醸し出しています。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製。カインズには中国製の単3と単4アルカリ電池も発売されていますが、この電池はそのハイグレードバージョンとなるものなのでしょうか。注意書きも同じ文面で文字が小さいと言った点も引き継がれています。電池本体はマット加工されていて気持ちいい触り心地です。

プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限の表示は印字されているタイプでは無く、注意書きなどと共に印刷されているタイプみたいです。
使用推奨期限は単3・単4共に「05-2029」となっていました。時期的に10年期限の2019年5月製造の電池であると思われます。

 

外装ラベルを剥がしてみました。マイナス極側にロット番号の印字があったようなのですが、外装ラベル側に印字が転写しています。
上4ケタ(アルファベット)・下4ケタ(数字)で別れているタイプのロット番号で単3が「上:AHDC 下:1603」、単4が「上:AHDC 下:0904」の印字があります。これは均一ショップ“ダイソー”で売られているDAISO & HWアルカリ乾電池と同じ特徴です。

また、この特徴は中国製のカインズアルカリ電池とも同じ特徴であり、製造元が同一である可能性があります。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態で上に数字が、下にアルファベットまたはアルファベットと数字が刻印されているタイプです。
単3には「上“29” 下“G”」の刻印、単4には「上“19” 下“G1”」の刻印がありました。このパターンもまた、カインズの中国製およびDAISO & HWで見られるタイプと同じであります。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
CAINZ アルカリ乾電池・単3形/単4形
→当電池の姉妹品と見られるカインズブランドのアルカリ電池を紹介。中国製で注意書きが同一である特徴を引き継いでいるが、この電池は単3・単4の4本パックだけの展開であり多本パックは存在しない。


TANOSEE Alkaline Battery tan03 / tan04

非常に寒~いダジャレCMでお馴染みの大塚商会“たのめーる”で販売されているアルカリ電池です。たのめーるのPBブランドである“TANOSEE(タノシー)”のアルカリ電池はかつて当ブログでも紹介したことのあるスタンダードタイプとプレミアムタイプがあり、今回紹介するのは後者のプレミアムタイプとなります。
サイト上では『国内メーカーとの共同企画で実現したプレミアムタイプアルカリ乾電池。』を謳っています。

パッケージです。2本シュリンクパックでリサイクルショップで入手しました。1箱20本入りのものをバラして売っていたようで、シュリンクパック自体にはバーコードラベルなどの貼り付けはありませんでした。
包装は見覚えのある、軟質系のフニャフニャシュリンク…。日本製とのことですから、もうあのメーカー製であることは間違いないですね。


電池の外観です。ツートンデザインとなっていて、左(プラス極)側はシルバーで全サイズ共通。右(マイナス極)側がサイズによって異なっています。単3は「水色」で単4は「黄緑色」となっています。ちなみに単1は「ピンク色」、単2は「紫色」を採用しています。
表は左上に“TANOSEE”ロゴを据え、その下に“Alkaline Battery”、その横に0(ゼロ)なのかO(オー)なのかそれとも丸なのかの中に“tan”そしてサイズの数字が表記されるという独特なデザインです。「tan=単」の意味がわからなくても、サイズの数字が大きいことでなんとなく理解できるのがポイントでしょうか…。
注意書きは左側シルバー部分に「警告」右側各サイズで異なるカラー部分に「危険」の文面が書き分けられています。販売元は“株式会社大塚商会”となっており、各電池の製造元が記載されていたスタンダードタイプと比べると、たのめーるで販売している電池であろうことがわかります。
生産国は小さいですが“日本製”との記載がありました。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。この特徴を持つ日本製ということなので、シュリンクパックから見てもFDKの鷲津工場であることは間違いないでしょう。
使用推奨期限は単3が「08-2026」、単4が「07-2026」です。サイトによると使用推奨期限2025年7月以降は10年と言うことで、それぞれ2016年8月と7月製造の電池であると思われます。若干デッドストック気味だったのか古いですね…。

外装ラベルを剥がしてみました。単3にはマイナス極側に“5”の印字が、単4には同じくマイナス極側に“160624 07:25”と、製造年月日と時刻らしき印字が見えます。

 

 

最後に絶縁リングの拡大です。単3と単4ではタイプが異なっており、単3では5ヶ所ある突起があり真円。突起の一つに印があり、それを上にした状態で上に「30」下に「1」の刻印があります。単4は5箇所の突起は無く全てで真円。内側の円の一部に印があり、それを上にした状態で上に「9」下に「21」の刻印がありました。なお、マイナス極のガス抜き穴はFDKのアルカリ電池でお馴染みな4つ穴タイプとなっています。

★関連記事
TANOSEE STANDARD ALKALINE 3 アルカリ乾電池 LR6
→TANOSEEブランドの単3スタンダードアルカリ電池を紹介した記事。この電池では社名表記が大塚商会では無く、企画元のイーナとなっていて中国製。それ以外にもロケット電気名義の韓国製もあったらしい。


kaunet アルカリ乾電池 単3形 (エコノミータイプ)

コクヨ系のオフィス通販サイト“カウネット”で販売されているアルカリ電池のエコノミータイプです。カウネットが販売するアルカリ電池には白を基調としたデザインの日本製タイプカラフルなデザインが特徴でなおかつリーズナブルプライスのエコノミータイプがあります。今回紹介するのは、後者エコノミータイプの単3となります。
サイズによってカラーが異なっており、単3は青系の色です。メタリックカラーで綺麗!

注意書き部分。注意書きは極めて一般的なもので、誤字などはありません。注意書きのフォントはWindowsユーザーならお馴染みの“MS ゴシック”です。
販売元は“株式会社カウネット”、原産国は“Made in Indonesia”でインドネシア製となっています。かつてインドネシア製のアルカリ電池は100円均一ショップでも多く見られましたが、最近はあまり見られなくなりましたね…。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。この特徴を持つインドネシア製ですから、FDKのインドネシア現地工場である“PT FDK INDONESIA”製と見られます。
使用推奨期限は「05-2021」。カウネットのサイトでは使用推奨期限5年と記載されていることから、2016年5月製造の電池であると推測されます。まぁ、今回の電池は新品でなく使い古しですからこんなもんでしょう。

なお、この前モデルに当たるカウネットのエコノミータイプアルカリ電池は中国製でした。絶縁リングの色は「」のタイプであり、兼松のMEMOREXブランドPAIRDEERのアルカリ電池と同等かと思われますが、手元に無い現在では調べる術がありません。今後入手できれば再検証してみたいと思います。


外装ラベルを剥がしてみました。ラベルには“O 1232136 PET”というロット番号の記載が見られます。これは同じFDKのインドネシア製単3アルカリ電池及び単5アルカリ電池でもラベルに同じようなロット番号の記載が見られました。これがFDKインドネシア製の特徴みたいです。
一方、電池の方にはプラス側にロット番号らしき印字がありました。かすれて所々読めないのですが“RbaG? 17:03”の印字が見られました。

最後に絶縁リングの拡大です。濃い緑色の絶縁リングで、切り欠きを上にした状態下に“B6”の刻印があるタイプとなっています。
マイナス極のガス抜き穴はFDK製造のアルカリ電池でお馴染みな4つ穴タイプとなっていました。穴の位置が深いため、写真では確認しにくいかもしれませんが確かに4つ穴です。

 

★関連記事
kaunet アルカリ乾電池 単3形 LR6/1.5V
→本記事と同様のカウネットオリジナルアルカリ電池を紹介した記事。現・日本製タイプの前モデルに当たると思われる電池で、日立マクセル(現・マクセル)製に酷似した構造になっている。


VOLTY(ボルティ) アルカリ乾電池 単3形/単4形

今回は“日本ドラッグチェーン会(通称:NID)”に加盟するドラッグストアで発売されている、“VOLTY(ボルティ)”というブランドのアルカリ電池を紹介します。
日本ドラッグチェーン会にはイトーヨーカドーやマツモトキヨシホールディングスなどの企業も加盟しているのですが、両者とも自社ブランドのアルカリ電池を発売しているため、必ずしも加盟社のドラッグストアで入手できる電池というわけではありません。


4本ブリスターパックのパッケージです。パッケージの色は青で派手というわけではありませんが、キャッチコピーで大きくアピールしています。表面には『約30%長持ちでスタミナ抜群!!』、裏面には『電池がすぐに切れてしまうと感じた時にはボルティをお試しください!!』と随分自信たっぷりです。用途として“玩具”“カメラ”“マウス”“ゲーム機”を薦めています。一瞬マウス??と思いましたがまぁ、いいでしょうw。
発売元・問い合わせ先は“兼松株式会社”となっています。兼松と言えばMEMOREXブランドのアルカリ電池でお馴染みですね。社名表記はそれぐらいで、日本ドラッグチェーン会のプライベートブランドを発売する“株式会社ニッド”の社名も見られないため、何処で発売されるアルカリ電池であるかがわかりません。でも、よく見てください。パッケージ表のVOLTYロゴの上に“NID Premium”という小さいロゴが見えますよ。
なお、バーコードの事業者名も“兼松(4959058)”となっていました。


価格は単3と単4の4本ブリスターパックが税抜399円とかなり強気な価格設定で、プライベートブランドだからと容赦ありません。キャッチコピーから見てもハイグレードアルカリの位置付けであると思われます。他に単3と単4の10本パックが用意されていて、他のサイズは用意されていなかったと記憶しています。
ちなみにワタシがこの電池を入手したのはセキ薬品です。同社の社長が日本ドラッグチェーン会の会長を努めており、事実上の幹事企業となっています。


電池の外観。左が単3で、右が単4です。電池真中の青いカラーが印象的な電池です。両端に見える白い稲妻模様も象徴的なデザインと言えるのではないでしょうか。注意書きは「危険・警告」と危険と警告の注意書きが纏められて記載されている珍しいタイプで、似たようなタイプにアイリスオーヤマのアルカリ電池がありますが、こちらは「危険」と「警告」別アイコンで記載されているタイプになっています。でも、注意書きの文面は全く同じものです。パクった??
発売元はパッケージと同様の“兼松株式会社”となっていました。生産国は“Made in China”で中国製です。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3が「11_2023」、単4が「05_2024」となっていました。使用推奨期限の月-年表示が“_(アンダーバー)”になっているタイプ…、何処かで見たなぁ。
パッケージには使用推奨期限の記載はありませんが、時期的に5年期限のそれぞれ2018年11月、2019年5月製造の電池であると思われます。5年ってハイグレードアルカリにしては短い?

外装ラベルを剥がしてみました。単3にはマイナス極側に上4ケタ(アルファベット)・下4ケタ(数字)で別れているタイプのロット番号が見え、「上:AHCJ 下:3100」の印字が見えました。
一方、単4でも同じパターンの印字らしきものが見えるのですが、ちょうどラベルの繋ぎ目下に印字されていたため判読不可能でありました。ひょっとして、印字を読もうとしているワタシに対する罠ですか…。

最後に絶縁リングの拡大です。薄緑色の絶縁リングで、単3と単4ではタイプが異なっておりました。単3では切り欠きを上に置いた状態で左に「25」下に「G10」の刻印が、単4では切り欠きを右に置いた状態で上に「18」下に「G1」の刻印がありました。単3のロット番号印字単4の絶縁リング刻印の特徴を照合するとDAISO & HWなどで見られるものによく似ています。
なお、マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプでした。


A-COOP アルカリ乾電池 単3形/ 単4形

今回は農業協同組合(農協)が展開する店舗である“エーコープ”で発売されているアルカリ電池を紹介します。これらエーコープ店舗で発売されるプライベートブランド商品は“エーコープマーク品”と称され、乾電池以外にも様々な製品が存在しています。
デザインはアルカリ電池としてはオーソドックスな金色なデザインです。個人的にプライベートブランドのアルカリ電池はこう!という模範的なデザインだと思います。好きです…。


4本シュリンクパックのパッケージです。特にキャッチコピーなどは見られません。シュリンクはFDKの日本製アルカリ電池でよく見られる、軟質系フニャフニャシュリンクで電池の向きはお世辞にも揃っているとは言えません。商品名は単3が“エーコープ LR6(4S)”、単4が“エーコープ LR03(4S)”となっていました。


次に2本ブリスターパックのパッケージです。黄色い台紙のパッケージでかなり目立つデザインですよね。こちらの向きは見事に表向きで揃っています。こちらのブリスターパックもFDKのアルカリ電池でよく使われているタイプです(ワンプッシュ取り出しブリスター)。
パッケージ裏の販売者は“全国農業協同組合連合会”となっています。このブログを見ている方もなんとなく聞いたことがあるかもしれません、いわゆるJA全農のことです。バーコードの事業者名も同団体のものとなっています(4908010)


電池の外観です。左が単3右が単4。単3と単4を並べて撮影するとどちらかがピンボケするので、今回から分けました…。電池オモテの下には用途が記載してあり、“大電流型機器に適しています。”“ヘッドホンステレオなどに適しています。”とあります。ヘッドホンステレオというフレーズが何となく懐かしく感じられました。今でも使ってる人…いる?
近年のアルカリ電池としては珍しいJISマーク付きで、“LR6 1.5V C8515 FDK”という記載があることから、FDK鷲津工場製の電池であると思われます。注意書きの文面は一部ルートで出回っている“Fujitsuアルカリ乾電池”と同じタイプですが、「使い切った電池は機器から取り出す。」という注意書きが差し引かれています。生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製です。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「07-2024」となっていました。パッケージには“使用推奨期限5年”の記載がありましたから、それぞれ2019年7月製造の電池であると思われます。
意外に製造1ヶ月前の新鮮な電池でした。スーパー系の電池ってそんなに安くないし、回転率良くないのかなぁ…、と思っていましたけどそうでも無いのですね。

外装ラベルを剥がしてみました。今回は単4に“1906 2101”というロット番号の印字があるのみで、単3には刻印や印字は見られませんでした。相変わらずFDK製造のアルカリ電池は印字がバラバラですね。
ちなみに単4の“1906 2101”という印字は恐らく、20196月、2101分を指すものではないでしょうか?あくまでも妄想の域は出ないと思いますが。

最後に絶縁リングの拡大です。濃い緑色の絶縁リングで、単3は切り欠きを上にした状態下に“4”右に“W”の刻印が、単4は切り欠きを上にした状態下に“M9”の刻印のみという両者違うタイプの絶縁リングを採用していました。
なお、マイナス極のガス抜き穴はFDK製アルカリ電池でお馴染みの4つ穴タイプとなっていました。底板がザラザラになっているのもFDK製お馴染みの特徴です。

●おまけ
と、いつもならここで終わってしまう所なのですが、今回は単3と単4と一緒に単2の4本パックも同時購入してきてしまいましたのでこちらもおまけで紹介してみたいと思いますよ。


これがパッケージですね。確か単3と単4の8本パックは長持ちをアピールしていたような気がしますが、こちらは“通電防止”をアピールしています。FDK製のアルカリ電池にはマイナス極同士の接触を防ぐ逆装填防止機能を備えていますが、これを『逆挿入時通電防止機能』と称しています。
パッケージ下の用途を示すピクトグラムでは左から懐中電灯(サーチライト)ミニ四駆ラジカセに見える絵が見えます。懐中電灯やラジカセはともかく、単2で動くミニ四駆ってあったかな?


電池の外観とプラス・マイナス側をまとめて…。単2の用途は“大電流型機器に適しています。”という所までは同じ。次に“CDラジカセなどに適しています。”と続いています。ヘッドホンステレオに比べればCDラジカセの方がずっと現実的と言えるかな。こちらにもFDK鷲津工場製を表すJISマークの記載があり、生産国も“MADE IN JAPAN”で日本製です。
マイナス極には3点の突起が見えますね。これがFDK製の単1と単2アルカリ電池に備わっている“逆装填防止機能”です。この突起がマイナス極同士の接触を防いで逆装填時の通電を防止する機構となっています。使用推奨期限は「01-2024」。こちらも単3や単4と同じ使用推奨期限5年となっていますから、2019年1月製造の電池であると思われます。


CAINZ アルカリ乾電池・単3形/単4形

ホームセンター“カインズ(CAINZ)”で売られているアルカリ電池です。単3と単4の多本パックについては“Fujitsu”ブランドの日本製が、4本パックに関してはこの柄のアルカリ電池が売られているようです。
かつては全面金色のたいへん目立つアルカリ電池だったのですが、いつの日からか現在のシルバーになりました。真中に『アルカリ乾電池・単3(4)形』を据え、その横にも大きいサイズ表記があり、わかりやすさに徹しています。


パッケージです。ごく普通の4本シュリンクパックです。電池の包装は不揃いで柄が揃っているとは言えません。商品名は単3が“アルカリ乾電池 LR6(4P)”、単4が“アルカリ乾電池 LR03(4P)”となっています。どちらにも“#94”というアイテムナンバー?が表記されています。
バーコードの事業者名は“カインズ(4549509)”となっていました。

電池の外観です。全面シルバー文字は黒という極めて潔いデザイン。シルバーと言ってもピカピカな印象は見られないので銀色と言ったほうが良いのかもしれません。
“CAINZ”ロゴは『アルカリ乾電池・単3(4)形』表記の随分上、プラス・マイナス表示の当たりにあり、離れている印象を受けました。注意書きは誤字無しですが、ちょっと小さいかも。販売元は“株式会社カインズ”となっていました。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3が「12-2022」、単4が「11-2022」となっていました。パッケージに記載などはありませんが、5年期限のそれぞれ2017年12月と11月製造の電池であると思われます。
確かこの電池は以前買ってあって置いてあったものと記憶しています。ちょっと製造日が古いですね…。

 

外装ラベルを剥がしてみました。マイナス極側にロット番号の印字があったようなのですが、ラベル側に印字が転写してしまっています。
上4ケタ(アルファベット)・下4ケタ(数字)で別れているタイプのロット番号で単3が「上:BSBK 下:0913」、単4が「上:ASBJ 下:2806」の印字がありました。これは前回取り上げたダイソーのDAISO & HWアルカリ乾電池と同じタイプの印字です。

最後に絶縁リングの拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態で上に数字が、下にアルファベットまたはアルファベットと数字が刻印されているタイプです。
単3には「上“7” 下“G”」の刻印、単4には「上“7” 下“G1”」の刻印がありました。このパターンもDAISO & HWと同じものなので製造元は恐らく一緒でしょう。マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
ベイシアグループ乾電池のまとめ
→かつて当ブログの名物だった、まとめシリーズの記事。カインズを含むベイシアグループの電池をまとめて紹介。


ORIGINAL BASIC 3 / 4 単3形/単4形 アルカリ乾電池

ビックカメラに登場したプライベートブランドのアルカリ電池です。ビックカメラと言えば、東芝ライフスタイルのものやFDK、最近ではマクセルでもビックカメラ専用モデルの“ダイナミック”が登場するなど、とにかく種類が多いことで有名なのですが、その中で登場した新たなアルカリ電池となります。
赤い●印に“B”のマークであるビックカメラグループのロゴと、“ORIGINAL BASIC”と言うブランド名と白いシンプルデザインが特徴です。


ラインナップは単1から単4まで、そのうち単3と単4は4本パックのみの展開シュリンクパックとブリスターパックの2種類が用意されています。 まずはシュリンクパックの紹介です。
型番は単3の4本パックが“LR6BKOS-4P”で、単4の4本パックが“LR03BKOS-4P”となっています。輸入元は“株式会社オーム電機”となっていて、バーコードの事業者名も同社のものとなっています(4971275)電池の正面が揃ってシュリンクされている点はとても感心しました。


続いてはブリスターパックの紹介です。パッケージは真っ赤なデザインで遠くからでもかなり目立ちます。パッケージの表にも裏にもキャッチコピーなどの記載が見られません。ブリスターパックバージョンでは輸入元の“株式会社オーム電機”以外にも販売元である“ビックカメラグループ”の記載も見られます。問い合わせの電話番号はオーム電機のもので、サポート方面はオーム電機に投げていると言った感じでしょうか。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。
型番は単3の4本パックが“LR6BAOB-4P”で、単4の4本パックが“LR03BKOB-4P”となっています。

電池の外観です。どこかで見たことがあるような白いシンプルデザインが最大の特徴。注意書きは至って普通のものです。オーム電機のアルカリ電池では『「加圧変形」しない』という特徴的な注意書きがありますが、この電池では見られないのでオーム電機の注意書きとも違っています。
社名表記は「【販売元】ビックカメラグループ」「【輸入元】株式会社 オーム電機」となっていました。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3、単4共に「06-2026」となっていました。パッケージには“使用推奨期限7年”の記載がありましたから、それぞれ2019年6月製造の電池であると推測できます。
ちなみにオーム電機のアルカリ電池でVアルカリ乾電池”が使用推奨期限5年で、上位モデルのVアルカリ乾電池UPPER”が10年となっているため、当電池の相当モデルが存在しません。

ということはどういうポジションの電池なのか気になるところですね。VアルカリとUPPERの間に当たるスタンダードアルカリなのか…。税抜き198円(2019年7月現在)となっていますから、そう考えると納得できる価格ではあります。
外装ラベルを剥がしてみました。単3には“K21103 9D0820”の、単4には“Q30709 9D1310”のロット番号らしきレーザー刻印が見られました。
今回のロット番号刻印はかなり薄く、文字もとても見えにくくて写真でも殆ど見えにくいものと思います。印字パターンも今まで“Vアルカリ乾電池”などで見られたものとは異なっています。

最後に絶縁リングの拡大です。濃い緑色の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態上に数字2ケタその左にアルファベットが刻印されているタイプです。単3は上“13”左“A”の、単4は上“18”左“C”の刻印が印字されていました。
このタイプの刻印は“Vアルカリ乾電池”など、他のオーム電機販売のアルカリ電池と一致するため、これらの製造元と同じなのかも知れませんね。

なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。


アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形 LR6/4S/M2 / LR03/4S/M2

ディスカウントストア“ドン・キホーテ”で売られているプライベートブランドのアルカリ電池です。かつて、当ブログでも紹介したこの電池ですが、あれから5年が経ち、あれこれと変わっている部分がありますので再び紹介してみたいと思います。
デザインは金をベースとしたアルカリ電池としてはベーシックなもの。“MEGAVOLT”のロゴを際立たせるためと見られる、黒い帯が特徴的なデザインとなっています。


パッケージです。かつて当ブログで紹介した時は4本パックから6本パックへ変化した頃のものを紹介しましたが、現在のものでは再び4本パックへと回帰しています。キャッチコピーは“強力長持ち”。使用推奨期限もかつては5年期限でしたが、7年期限へと延長しています。
パッケージ裏の輸入販売元は“株式会社ジャストネオ”という社名になっています。同社は2015年6月にドン・キホーテの商品調達及び輸出入を行う事業が分社した企業となっており、電池などプライベートブランド商品の販売もそのまま同社に移管されたと推測されます。
なお、このジャストネオは親会社の社名変更に伴い“株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング”という超長い社名に変更されています。果たして今後発売される電池はこの長ったらしい社名表記に変更されるのでしょうか?密かな楽しみですw。
さて、表記に戻ると、単3、4本パックの型番が“LR6/4S/M2”で単4、4本パックの型番が“LR03/4S/M2”となっています。社名表記が“株式会社ドン・キホーテ”であった時代のバーコードはJANコードでは無い独自のものでしたが、ジャストネオではちゃんとJANコードになっていました。事業者名は“パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング(4549777)”と現社名のものに変更されています。


シュリンクパックにはミシン目が入っていて便利だなぁ…、と思ったらまさかの2重シュリンクでした。中には台紙が貼り付けられたシュリンクパックが更に出現します。もちろん、こちらのシュリンクにもミシン目がついています。何かとてつもなく勿体無いような気がするのですがね…。

電池の外観です。電池のデザインそのものはこれより前の“株式会社オーム電機”→“株式会社ドン・キホーテ”のものと特には変わっておらず、注意書きも同一のものです。
ただし、社名表記は前述の通り“株式会社ジャストネオ”という社名に変わっています。生産国は“Made in China”で中国製となっています。更にパッケージ上では“DESIGNED BY JAPAN”と日本デザインを無駄にアピールしています。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3が「11-2025」、単4が「01-2026」となっていました。パッケージには“使用推奨期限7年”の記載がありましたから、それぞれ2018年11月と2019年1月製造の電池であると推測されます。

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“XEMH 06 232216”の、単4には“IEKH 01 032311”というロット番号らしきレーザー刻印が見られました。
ロット番号は上アルファベット+数字6ケタ下数字6ケタのパターン。GP製?のアルカリ電池でよく見られるものです。

 

最後に絶縁リングの拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態で単3は上に「2-35」、単4は上に「8」の刻印が見られるタイプとなっていました。
なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっています。

 

そう言えば、ドン・キホーテホールディングスってユニーを傘下に置いた関係からかな?“パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)”という社名に変更していたんですね。何だか、怪しげな中国系外資企業みたいな社名なんですけど大丈夫なんでしょうか?ドンキの方がわかりやすくて良いと思うのですが…。ドンキ・ユニーとかね。

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アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形
→前モデルの当電池を紹介した記事。ちょうどオーム電機からドン・キホーテ自社供給の変わり目の頃で、両表記の電池を比較しながらの紹介となっている。