その他国内メーカー」カテゴリーアーカイブ

主要ブランド以外の国内メーカーの乾電池を扱うカテゴリです。
あくまで電池本体のブランドの見た目で分類しており、製造元や製造国での分類はしていません。

VINNIC アルカリボタン電池 LR44

vinnicbutton_1中国の電池メーカー“Chung Pak Battery Works Limited”のブランドである“VINNIC”のアルカリボタン電池LR44です。
パッケージはオレンジ色ベースのもので結構派手。某化粧品メーカー似で社名のChung Pakに由来していると思われるCPマークも健在です。
確か、この電池は大昔に100円均一ショップのような所で購入したのではないかと記憶しています。

 

vinnicbutton_2パッケージ裏。輸入元は日本でABCブランドの乾電池を発売していたことで知られる“アルファ・インダストリーズ”でバーコードのベンダーも同社のものでした(4983289)
それとは別に『MANUFACTURED BY CHUNG PAK BATTERY LTD.』とVINNICブランドの電池の製造元も併記されています。もちろん“MADE IN CHINA”で中国製です。

 

vinnicbutton_3包装されているボタン電池の拡大。『VINNIC(R) ALKALINE CELL L1154』と記載してあります。L1154とはVINNICの独自型番でLR44のことを指しており、直径11mm、高さ5.4mmを表す型番です。ちなみにこの部分にもしっかりCPマークがあります。CPロゴの部分がボタン電池で被っていますが。
それにしてもアルファ・インダストリーズはABCの電池だけではなく、VINNICの電池も取り扱っていたのですね。

★関連記事
ABC NEW Alkaline MILLENNIUM POWER LR6
→本記事と同じくアルファ・インダストリーズが輸入元となっている、インドネシアの電池メーカー“PT. International Chemical Industry(ICI)”が展開していたABCブランドのアルカリ電池(インドネシア製)を紹介した記事。

ALKALINE アルカリ乾電池 LR6AW
→同じくアルファ・インダストリーズ名義のアルカリ電池。上記のアルカリ電池の後に発売されたと思われるもので、こちらは中国製。


DUREDAY(R) アルカリ乾電池 単3形

duredayalkaline_1とある100円均一ショップで入手した“DUREDAY”というブランドのアルカリ電池です。電池に記載してある発売元は“(有)洪高貿易”という大阪の企業になっており、以前本ブログで紹介した同ブランドのマンガン電池のアルカリ版といった趣きでしょうか。
ちなみに電池には“DUREDAY(R)”と、同ブランドが商標登録されている表記になっていますが、特許電子図書館で調べても該当せず、同ブランドは日本で商標登録されていないようです。

duredayalkaline_2電池は写真のような6本パックで、パッケージに記された発売元は“株式会社サカイトレーディング”となっており、何故か電池に記載された洪高貿易とは異なっています。
ちなみにバーコードは先頭の国名コードが“145”となっていて、検索サイト曰く『不明な国コードです』とのことでした。なお、先頭“1”を削除すると日本の国名コード表す「45」になりますが、それで検索しても同様の結果でデタラメなバーコードであると思われます。

duredayalkaline_3電池の外観。デザインはをベースに+のアルカリ電池としてはオーソドックスなデザインで、遠くから見てもアルカリ電池であることが一目瞭然です。
発売元は前述の通り“(有)洪高貿易”で、生産国は“MADE IN CHINA”となっており中国製です。もちろん「水銀0使用」。

 

duredayalkaline_4プラス・マイナス側。使用推奨期限の印字は以前、液漏れ大王と称され、100円均一ショップキャンドゥで売られていた10本入りのアルカリ電池のものと酷似しています。
よく見てみると、プラス極側の3本線と「アルカリ電池 単3形」の表記部分のデザインや注意書きもよく似ています。従って、キャンドゥのアルカリ電池は同じ洪高貿易が供給した可能性が高い??

なお、使用推奨期限は「08-2018」で、時期的に考えると4年期限の2014年8月製造でしょうか?

duredayalkaline_5マイナス極の被覆を剥がしてみたところです。左が液漏れ大王w右がDUREDAYです。両者とも絶縁リングなしのガス抜き穴は2つ穴タイプですが、穴やガスケットの構造が異なっていて、全く同じ構造ではありませんでした。
従って、以前の物とは改善されている可能性が高そうですが、安全を考えると一気に使い切る用途に限定するのが良さそうな感じがします。

duredayalkaline_6そんな液漏れ大王ですが、遂にうちに保管されていた未開封品にも液漏れが発見されました。写真左の電池が液漏れして右の電池に伝染したように見えます。
まぁ、この電池は使用推奨期限「2014-10」で期限超えで液漏れしましたのでそこそこ良いロットに当たったのではないでしょうか。


PowerMate マンガン 9V形

powermate9v_1普段行かない100円均一ショップで見つけた“PowerMate”なるマンガン電池の6Pです。この電池は大阪に所在する日用雑貨品の輸入卸売りを行う企業である“株式会社スバル”が発売している電池であるようです。
電池はマンガン電池であるのにもかかわらず金色をベースにのデザインになっています。この電池は6Pのマンガン電池としては珍しいビニール外装の電池であり、金というよりは黄土色っぽい色に見えます。

powermate9v_2注意書き部分。注意書きは極普通のものであり、誤字もありません。唯一変わっているのは『●外装フィルムをはがさない。』というビニール外装ゆえの注意書きがあることくらいでしょうか。
発売元は“株式会社スバル”で同社のホームページアドレスも記載されています。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。書き忘れていましたが、バーコードのベンダーも同社(457118952)のものでした。

powermate9v_3やはり、気になるのは外装の下でしょう。もしかしたら以前の“夜明”のように外装の下から別の電池が出てくるかもしれません。と、言うことで禁止事項である外装フィルムを剥がしてみました。でも、これは禁止行為なのでこのブログを御覧の皆様はマネしないでくださいね

 

powermate9v_4期待しましたが、中から現れたのは普通に金属外装な銀ピカボディな電池が現れただけでした。なぜ、その金属外装の本体に直接印刷されていないのかは不明ですが、やはりコストダウンのためなのかな?
でも、せっかく現れたこのボディですからこの本体にマジックで直接書きでオリジナル電池を作っても面白いかもしれないですね。

 

powermate9v_5底面。今回2パック購入してみましたが、それぞれ使用推奨期限が「04-2016」と「12-2016」で違っていました。しかも両者で使用推奨期限の印刷の色(前者は白、後者は黄)と底面のプラスチックの材質が異なっていました。製造元がロットで変わっているのでしょうか??
使用推奨期限は時期を考えると2年と推測、それぞれ2014年4月製造と2014年12月製造の電池と考えられます。


IRIS OHYAMA BIG CAPA アルカリ乾電池 単3形/単4形

bigcapa_1様々な生活用品を発売していることで知られる“アイリスオーヤマ”のアルカリ電池です。ブランドは“BIG CAPA(ビッグキャパ)”で、由来は大容量を意味する「BigCapacity」からであると思われます。
デザインは赤メタリックがシマシマ状にあるもので、オーソドックスなアルカリ電池のデザインと言えます。単3と単4のデザインは同様ですが、単3が「単3形」と表示されている部分が、単4は「単4形」と表示されている部分がピンクとなっています。

bigcapa_2パッケージです。今回は単3・8本パックと単4・4本パックを購入してみました。特にキャッチコピーなどは無く、パッケージには『長寿命・大容量タイプ』と書いてあるのみです。
ちなみにバーコードのベンダーは“アイリスオーヤマ(4967576)”となっていました。

 

bigcapa_3電池の外観。他社では「危険」と「警告」の注意書きが別々(もしくは片方のみ)に記載されていることが多いですが、このアイリスオーヤマの電池では「危険」と「警告」が並んで記載されています。
販売元は“アイリスオーヤマ株式会社”、生産国は“Made in China”で中国製です。また、電池には「使用推奨期限 製造後5年」と使用推奨期限の期限が表示されており、これも他社では見られない珍しい特徴です。

bigcapa_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」となっていました。使用推奨期限は単3・単4共に「09_2019」となっており、電池本体やパッケージには5年期限と書いてありますから、それぞれ2014年9月製造の電池であると思われます。

 

 

bigcapa_5なお、使用推奨期限の印字は月-年の表示が一般的な“-(ハイフン)”ではなく、“_(アンダーバー)”になっています。
これは以前、本ブログで紹介したアイリスオーヤマ製を自称する生協(CO-OP)のアルカリ電池と同様です。また、同様の表記を持ったものにローソンストア100で売られている兼松の“アルカリ乾電池”トライアルカンパニーPBのアルカリ電池があり、表示位置が異なりますが、字体は同じものになっています。

bigcapa_6マイナス極の被覆を剥いでみたところです。左がBIG CAPA右がCO-OPです。どちらとも薄い緑の絶縁リングで、ガス抜き穴はあまり見られない3つ穴タイプとなっていました。
以上のことから、両者の製造元は同一と見て間違いないのでは、と思われます。


Alkaline アルカリ乾電池 単3形 LR6 1.5V

alikalinelr6_1今回は出どころ不明なアルカリ電池を紹介します。この電池はある電池回収ボックスで入手したもので、デザイン的にどこかで安売りされていたのであろう電池であると推測されます。多本パックとかで売ってたのかな??
ちなみに自分はこの電池、初めて見ました。

 

 

alikalinelr6_2注意書き部分。注意書きはとても細かく、虫めがねが無いと読めないレベルで小さい、読ませたくない系の注意書きですね。おまけにフォントはやっつけ電池でお馴染みの“MS Pゴシック”ですし、電池からもやる気の無さが感じられます。
輸入元は千葉県市川市に所在する“三現産業株式会社”になっており、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

 

alikalinelr6_3この電池のデザインどこかで見たことがあるなぁ、と思いきやのカラーリングが「パナソニックアルカリ乾電池」と全く同じです(写真下)。しかも、カラーリングのみだけではなく上部の黒い線まで模倣している有り様です。
フォントからカラーリングまで見事にやっつけ感が漂うアルカリ電池なのでした。

 

alikalinelr6_4プラス・マイナス側。マイナス極に絶縁リングは無いタイプ、ガス抜き穴は2つ穴タイプとなっていました。
使用推奨期限は「11-2013」で、2年期限と推測すると2011年11月製造の電池でしょうか。使用推奨期限から1年ほど経過しており、電池残量もありませんが、液漏れは起きておらず、デザインとは裏腹に液漏れ耐性はなかなかのようです。

 

alikalinelr6_5ラベルを剥がしてみるとレーザー刻印らしき印字で、
KWNH-Y
111207 16
という、ロット番号らしき記載がありました。2列目6ケタは製造年月日っぽいですが、使用推奨期限と合わないですね。


DUREDAY(R) マンガン乾電池 単3形

duredaymanganese_1長年使っていなかった時計の中から出てきたマンガン電池で、猛烈に液漏れが発生してしまっています。
白と赤のツートンカラーなデザインが印象的で、ブランドは“DUREDAY(R)”となっています。以前、本ブログで紹介した同ブランドのアルカリ電池のこれとか、6F22のこれに関係があるのでしょうか。

 

duredaymanganese_2注意書き部分。発売元は“(有)洪高貿易”という大阪市の企業になっています。注意書きのフォントは普通なのに、何故か住所のみは怪しい筆書きのようなフォントを使っています。何となく怖いw。生産国はもちろん“MADE IN CHINA”で中国製です。
しかし、この電池どこで買ったのか、全く見覚えがありません。どうせ、100円均一ショップやリサイクルショップで見ない柄の電池ということで購入したのでしょうけど。

duredaymanganese_3マイナス極は盛大な液漏れによるサビが発生、使用推奨期限の印字は全く読めません。外装は最近の中国製マンガン電池ではお馴染みとなっているビニール外装です。
しかし、このような状態の電池を見るといい気はしないですね。電池ケースを見て驚き、取り出す時も液がどこまで広がってるか、心配しながら取り出し…。今回はマンガン電池だったので、あまり液が広がっていなかったので良かったのですけどね。


EXAPrize モンスターハンター4 アルカリ乾電池 単3形

LR6MH_1前回の記事に引き続き、キャラクター電池を紹介。今回はゲームの周辺機器などを発売しているメーカーである“株式会社エクサー”が発売していた「モンスターハンター4」のアルカリ電池を紹介します。
ラインナップは単3・4本パックのみで今回紹介するアイルー柄(左)モンスター柄(右)以外にもエンブレム柄が存在します。

 

この電池はヤマダ電機で投げ売り300円(税別)で売られていたもので、エクサーのオンラインショップである“エクサーダイレクト”では1パック税込800円で売られており、キャラクター入りの電池であることを加味してもかなり高価です。前回紹介したくまモンのアルカリ電池の比ではありませんw。

LR6MH_2パッケージ裏。カプコンの版権許諾証も貼られており、カプコンの正規ライセンスを取得している商品になっています。カプコンの版権許諾証は初めて見ましたが、ロックマンなんですね。
社名表記は“株式会社エクサー”となっており、バーコードのベンダーも同社のもの(456028942)になっています。電池の型番は“LR6MH”となっているようですが、柄により独自の型番も付けられているようです。

ちなみに独自の型番は以下の通り。
EX-0061-1:エンブレム柄
EX-0061-2:アイルー柄
EX-0061-4:モンスター柄
以上の3種類となります。“EX-0061-3”の型番が欠けているようですが、お蔵入りになったデザインでもあったりしたのでしょうか。気になる点であります。

LR6MH_3パッケージを開けてみると、電池はシュリンクなどの包装ではなく、なんとセロハンテープで電池が固定してありました。
何とも荒業ですが、長期在庫でのテープの劣化が気になりますね。

 

 

LR6MH_4電池の外観。この電池はエクサーホームページ上の商品ページによるとFDK製造日本製であることを公表していますが、電池本体のデザインはFDKのアルカリ電池のものを引き継いではおらず、独自のデザインになっています。
電池本体には“LR6MH”の表記は無く、上で紹介した柄別の独自型番(EX-0061-1,2,4)が記されています。

 

LR6MH_5プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」で生産国は日本製となっていますから、メーカーが公表しているように、FDKエナジー製と見て間違いないと思われます。
使用推奨期限はアイルー柄が「09-2018」、モンスター柄が「08-2018」となっていました。発売日から推測するに5年期限であると思われ、それぞれ2013年9月、8月製造の電池であると推測されます。

LR6MH_6ちなみに現行で発売されているFujitsuブランドの“Long Life(ロングライフ)”と比較してみると、使用推奨期限の欄と印字が全く同じです。
また、エクサーの商品ページでは“LR06RS”なる型番が記載されており、これは“Long Life”の前モデルであるR-SPEC”の型番と同様であり、5年期限であるという特徴から見てもこの電池の中身がこの電池であろうことが推測されます。

しかし、コンビニ(スリーエフ)でも“Long Life”の単3・4本パックは税込307円で入手できるというのに、やはり、800円というのはやはり高価であるように感じられますね(まだ言うかw)。

LR6MH_7最後に電池の外観を。裏話をするとこれを購入するときに実はエムブレム柄もあったのですが、どうも気に入らなかったので購入していませんでした。
やはり、自分が好みなのはアイルー柄ですね。可愛いですし。


くまモン アルカリ乾電池 単3形/単4形

kumamon_1100円均一ショップ“キャンドゥ”で見つけた、熊本県のPRマスコットキャラクターである“くまモン”のアルカリ電池です。
写真の単3と単4・2本パックが税込108円でキャラクター電池の宿命なのか、若干割高感がある電池になっています。

 

 

kumamon_2シュリンク裏のバーコードラベル。発売元はダイソーで“Gigamax”ブランドのアルカリ電池“Super Power”アルカリ電池を発売していることで知られる“国際インフォメーションセンター日韓企画”でバーコードのベンダーも同社(4947678)のものになっています。
ダイソーで発売されている電池ではバーコードのベンダーから同社が供給していることが判明していますが、同社自社ブランドのものは初めて見ました。

kumamon_3注意書き部分。こちらも発売元は“(有)国際インフォメーションセンター日韓企画”となっています。生産国は中国で、単3は“MADE IN CHINA”で単4は“Made in China”と表記が何故か異なっています。
注意書き自体は至ってオーソドックスなもので、誤字もありません。

 

kumamon_4プラス・マイナス側。使用推奨期限の印字はプラス極側に記載されているもので、これは以前キャンドゥで10本もしくは8本で売られていた“Do! STARS”のアルカリ電池の特徴に似ています。
なおかつ、使用推奨期限も時期から推定すると、おおよそ3年期限であるという特徴も似ています。が、このくまモンのアルカリ電池は黒い絶縁リングが付けられており、絶縁リングが無かったDo! STARSの特徴とは異なっているのです。

kumamon_5マイナス極の皮膜を剥がしてみたところです。単3・単4共に絶縁リングは「」で、ガス抜き穴は2つ穴タイプとなっていました。
使用推奨期限は両者とも「07.2017」となっており、前述の通り3年期限と推測すると、2014年7月製造の電池であると思われます。

 

 

kumamon_6ちなみにDo! STARSのアルカリ電池とも比較してみました。左がくまモン右がDo! STARSです。
Do! STARSの方にはやはり絶縁リングは無く、ガス抜き穴は2つ穴タイプで同様ですが、穴の形状が違うようなので、両者の製造元はやはり別物でしょうか…。


TRUSCO(R) Alkaline Battery 3 TLR6G-4S

TLR6G-P4S_1工場で使われる機械や工具の卸売りを行う企業である“トラスコ中山”によるオリジナルブランド“TRUSCO”のアルカリ電池です。社名にもなっているトラスコとは「TRUST(信頼)」+「COMPANY(企業)」を組み合わせ、信頼を生む企業の造語となっているそうです。
デザインは現在のアルカリ電池の主流となったと言えるシルバーベースで、白い四角形が交互に組み合わされたデザインは見た目的にも良い印象を受けます。

TLR6G-P4S_2パッケージ裏のバーコードラベル。品名は「アルカリ乾電池 単3 4個入」、型番は“TLR6G-P4S”となっています。バーコードの先頭7ケタは4989999で独自バーコードのようですが、これはれっきとしたトラスコ中山のベンダーコードだったりします。
包装は毎度おなじみの軟質系フニャフニャシュリンクであり、これだけでもFDKエナジーの日本製であることがわかってしまいます。

 

TLR6G-P4S_3電池の外観。総販売元は“トラスコ中山株式会社”で製造元は“FDK株式会社”。生産国は電池表の“TRUSCO”ロゴの上に書いてあり、“MADE IN JAPAN”で日本製となっています。
品番は“TLR6G-P4S”とシュリンク記載の型番と同様です。普通のものではシュリンク記載の型番と電池本体の型番は別であることが多いですが、TRUSCOブランドの単3アルカリ電池は4本シュリンクパックのみしか存在しないためなのか、共通になっているようです。

TLR6G-P4S_4形名表示部分はFDKのアルカリ電池のデザインをそのまま流用しており、並べてみるとそっくりです。
JISマーク表記もあり、認定番号からFDKエナジー鷲津工場製と見られます。と、書かなくてもシュリンクパックからバレバレだったりしますが。

 

TLR6G-P4S_5プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」であり、FDK製造のアルカリ電池ではお馴染みのものです。
使用推奨期限は「10-2017」。トラスコ中山の製品紹介ページでは推奨期限は5年と記載してあり、2012年10月製造の電池であると思われます。
メーカー希望小売価格は4本・300円で安めの部類であるので、5年の推奨期限も含め、エントリーモデルなのかもしれません。


TEAM ORION アルカリ乾電池 単3形/単4形

teamorion_1スイスを拠点にラジコン向けのモーターやバッテリーを発売する“TEAM ORION”のアルカリ電池です。そのような経緯から、この電池は一般に見ることは少なく、ラジコンを扱う模型店などで入手できる電池となっています。
同じラジコンを扱うタミヤがミニ四駆用のアルカリ電池として“パワーチャンプ”を発売していることは有名ですが、このような模型メーカーが電池を発売することは珍しい事例と言えます。

 
この電池は“TEAM ORION”の日本現地法人である“ティームオリオンジャパン”が発売しています。同社は“ミニッツレーサー”などで知られる大手ラジコンメーカー“京商”の関連会社のようで、所在地も神奈川県厚木市にある京商の中にあります。

teamorion_2パッケージ裏のバーコードラベルです。商品名は『TEAM ORION 単3形(単4形) アルカリ乾電池』で型番が単3が“No.ORI13600”、単4が“No.ORI13601”となっています。価格らしきものが記載されており、単3が180円で単4が170円のようです。
バーコードは“76”から始まるスイスのコードでベンダーは“Team Orion Europe S.A.”となっていました。

 

teamorion_3電池の外観。一般に流通しない電池だからなのか、背景のデザインはかなり独特です。背景は単3・単4共に変わりませんが、“TEAM ORION”ロゴの色が単3は「緑系」、単4が「ピンク系」の色になっています。
社名表記は“ティームオリオンジャパン”で住所は前述の通り、神奈川県厚木市の京商と同じ住所となっています。原産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

 

teamorion_4プラス・マイナス側。使用推奨期限の印字はプラス側に記載してあり、シールの折り返し部分に印字があるため非常に読みにくいです。単3のみではなく、単4にも見られますから、これはわざと?
なお、使用推奨期限は単3・単4共に「05-2019」となっていました。恐らく、5年期限で2014年5月製造の電池であると推測されます。

 

teamorion_5マイナス極の被覆を剥がしてみました。絶縁リングは無いタイプで、単3・単4共にガス抜き穴は2つ穴タイプとなっていました。