均一ショップ“ダイソー”で売られているアルカリ電池の一つ、「Gigamax」。このブランドの電池は2種あり(単3・単4)、『パワーを必要とする機器に』というキャッチコピーの通常モデル「Gigamax」と『大電流ウルトラパワー』というキャッチコピーの上位モデル「Gigamax premium」がある。
価格は両方共100円で同じ。個人的には同じ価格なら長持ちする方をメインに売って、わざわざ2ランク構成にする必要は無いと思うのですが…。
パッケージ裏。同じブランドの電池なので、注意書きの構成は同じです。ちなみに、バーコードのベンダーは大創産業ではなく“国際インフォメーションセンター日韓企画(4947678)”という企業名になっていた。この会社は韓国製の商品を100円ショップに供給している商社のようです。
電池の外観。どちらもゴールドベースのデザインでアルカリ電池を思わせるデザインです。
プラス・マイナス側。Gigamaxの底板は平たいのに対して、Gigamax premiumの方は◎になっている。使用推奨期限はGigamaxの方が「06.2018Q」でGigamax premiumの方が「05.2018O」となっており、製造日は近いのでロット違いによる底板違いでは無さそうです。
この底板が平たいものと◎の特徴を持っている韓国製の電池として以前紹介した三菱電機のアルカリ電池があり、特徴が似ているので韓国の電池メーカーであるロケット製と思われる。
ロケット製の電池ということはラベルを剥がしたら、シリアル番号があるはず。と思って剥がしてみるとやっぱりあった。Gigamaxが「3F10G16」、Gigamax premiumが「3C21H14」だった。
ほぼ同一ロットで通常グレードと上位グレードで刻印を使い分けていると推測すると、以前紹介した三菱電機の韓国製アルカリ電池は◎から平たいものになっていたので、グレードが下がったのか??
参考として、今まで取り上げたロケット製単3アルカリ電池のロット番号一覧を作ってみた。
ブランド | 供給元 | 使用推奨期限(製造日) | ロット番号 | 底板 |
Gigamax | 大創産業 | 06.2018Q(2013/6) | 3F10G16 | 平 |
Gigamax premium | 大創産業 | 05.2018O(2013/5) | 3C21H14 | ◎ |
MEGACELL | ロケット | 04.2018R(2013/4) | 3B25G12 | ◎ |
アルカリ乾電池(旧) | 三菱電機ホーム機器 | 01-2017(2013/1) | 2K22G17 | ◎ |
アルカリ乾電池(新) | 三菱電機ホーム機器 | 06-2017(2013/6) | 3D17G02 | 平 |
バリューラインアルカリ乾電池(旧) | ローソン 三菱電機ホーム機器 |
08-2017(2012/8) | 2F18G07 | ◎ |
バリューラインアルカリ乾電池(新) | ローソン 三菱電機ホーム機器 |
10-2017(2012/10) | 2H28G10 | ◎ |
MEGACELL | ロケット | 04.2018R(2013/4) | 3B20514 | 平 |
アルカリ乾電池 | 三菱電機ホーム機器 | 07-2017(2013/7) | 3E20611 | 平 |
一覧にしてみれば、何か法則性が出てくるかな?と思って、表にしてみましたがあまり法則は無さそうですね。頭の数字は製造年・下一桁を表していると思いきや、2013年製造と思われる物にも「2」があったりしますし。このロットの読み方は謎ですね。
プレミアムにデジカメ対応とデカデカと書いてあるのに、ノーマルにも想定機器が描かれていると思われるアイコン欄にデジカメがあるという・・・
そういえば自分はチープな日立リビングサプライのムービーデジカメを持っていますが、アルカリでも電池の消費がひどく、今はエネシャイザーの使い捨てリチウムバッテリーを入れています。
エネシャイザーの使い捨てリチウムバッテリーはラベルを剥がすと製造日の印字が分単位まであったと思います。
古い記事に対してのコメントですが、ロット番号の上4文字は年月日の表記と思われます。
年の下1桁、月をABC順で1文字、日はそのまま2桁です。
例えば2K22G17であれば2012年11月22日と。
製造後は裸のまま保管し受注に合わせて仕向先のラベルを貼っているとしたら、
もしかしたら使用推奨期限はラベル貼り付け時期を起点としていた可能性もありそうです。
ただ使用推奨期限から製造年月の逆算とロット番号の年月日の差がこの記事のGigamax以外ではきっちり2ヶ月の差となるのが謎ですが。
ありがとうございます。その可能性も予測はしていましたが、あまりにも使用推奨期限とロット番号が乖離していたものがあったので…。製造元であったロケット電気が消滅した今では永遠の謎になりそうですね。