100円均一ショップ“meets.”や“シルク”を展開している“株式会社ワッツ”によるPBブランド「ワッツセレクト」のアルカリ電池。ただし、「ワッツセレクト」ブランドの電池ではあるものの、電池本体には“WATTS”としか書かれていない。
ちなみにバーコードのベンダーはワッツ(4526112)。
パッケージの裏側。ラインナップは単3と単4のみ。いずれも6本100円(税抜)でお徳用となっている。
電池の外観。結構格好良くて、個人的には好みのデザインです。これなら使おうかな?と思わせます。
ちなみにこの電池は、100円均一ショップでお馴染みの「モリトクアルカリ乾電池」と発売元の表示欄と注意書き部分がそっくりなのである。なので一見、モリトクからのOEMと思われるのですが、御存知の通りモリトクの単3はインドネシア製なのです。しかし、このワッツの単3は中国製で生産国が違う(使用推奨期限の印刷も違うので、中身は全く違うものと推測される)。注意書きが同じということはモリトクから何らかの供与を受けているのでしょうか?
プラス・マイナス側。使用推奨期限は単3・単4共に「05-2018」であった。5年期限と推測すると、2013年5月製造か。
単3のラベルをひん剥いでみた。マイナス側の絶縁リングは無いタイプ。電池の真ん中辺りに「C0705321」というロット番号が記載してあった。
ちなみに、このブログではしょっちゅうマイナス側のラベルを剥がしていますが、ラベルを剥がすと外側のプラス極と底板のマイナス極が露出してしまいます。これにより機器のマイナスバネなどでショートしてしまう可能性があるので真似しないほうが賢明だと思います。
もしかしたら注意書きのデザインを担当した者(所)がモリトクとワッツで同じなのかもしれません。
実は似た例をVHSビデオ、コンパクトカセットテープで確認しています。
1.VHSテープの例。
VHSテープを含め録音・録画用テープにタイトルラベルが入っていることが多いのですが、薦田紙工業が現在発売しているVHSテープと、某所で購入したパナソニック発売と思われるVHSテープのタイトルラベルやその裏面の注意書きのデザインが同じでした。パナソニックの一部ビデオテープのタイトルラベルも薦田製なのでしょうか。
2.カセットテープの例。
これもまた薦田紙工業が関係しています(笑)
ダイソーのカセットテープの注意書き(「音の調子が良く無い場合まずご確認ください」のやつ)がい一部から変だと言われていますが、薦田紙工業のカセットテープにもほぼ同じ内容(記号と見出しが違う(「無い」→「ない」、「まず」→「先ず」)程度)の注意書きが載っています。(薦田、お前何者!?(違)
もしかしたらテンプレが存在するのでしょうか。
モリトクとワッツの注意書きが同じということを考えると、両者のデザインを担当したのは同じ所でしょう。問題はそこがどこなのか?というところなのですが。
薦田紙工業?と思って、電池もここが関わっているのか?と思って調べてみたら、全然違いました。
これはセリアでお馴染みの「Premium cell」ですね。
http://komoda-paper.com/product.php?cat=54
もしかしたら100均の一部電池は薦田紙工業の流通ルートを経由しているのでしょうか・・・
電池掲示板に投稿した電池を買った100均でも薦田紙工業のテープとPremium cellが並んでいたと思います。
この会社自体100円均一ショップに商品を卸している商社のようなので、この会社の流通を使って発売している可能性も十分あると思いますよ。
ちなみにこのページに掲載されているFDK以外の乾電池は愛媛の“COTTON FAIR CO.,LTD”というメーカー製のもののようです(Premium cellを含む)。