海外メーカー」カテゴリーアーカイブ

日本以外の海外メーカーの乾電池を扱うカテゴリです。

DORCY(R) MASTERCELL ALKALINE BATTERY D 1.5V

MASTERCELL_1今回は“MASTERCELL”というブランドの単1アルカリ電池を紹介します。この電池を販売している“Dorcy International”はアメリカの懐中電灯(フラッシュライト)メーカーのようで、一瞬この電池は付属品なの?と思いがちですが、自社販売も行っているようです。
しかし、この電池が日本国内で販売されている可能性は極めて少なく、今回紹介する電池は懐中電灯に付属していたものであると推測されます。

MASTERCELL_2注意書き部分。注意書き部分と言ってもブランド名の下に1行程度記載してあるだけで、英語フランス語の2カ国語表記となっています。また、英語の注意書きが表示されている部分は“ALKALINE BATTERY”の表記になっていますが、フランス語の注意書きが表示されている部分は“PILE ALCALINE”とフランス語でアルカリ電池を示す単語が書かれているのがわかります。

 

注意書きは、

WARNING: DO NOT DISPOSE OF IN FIRE.
Battery may explode or leak and cause personal injury.

となっており、要約すると「火の中に投入しないでください。電池が破裂したり、液漏れして怪我の原因になります。」といった所でしょうか。フランス語の注意書きでも同様のことが書かれています。

MASTERCELL_3社名表記は“Dorcy International Inc. Columbus, Ohio 43217”と住所が併記されたものになっています。生産国は“Made in China”で中国製
デザインはシルバーをベースとしたもので、メーカー名である“DORCY”よりもブランド名である“MASTERCELL”の文字の方が目立っているという変わった構成の電池です。

 

MASTERCELL_4プラス・マイナス側。マイナス極の底板は「」となっており、中国の単1アルカリ電池ではかなりありがちなもの。恐らくは使用推奨期限の表記だと思われますが、「2016」の印字があるのみ。かなりアバウトな表記です。初めて見ました。
ちなみにこの電池、アメリカメーカーの電池であるためサイズ表記は“D”となっており、これは単1サイズを表しています。じゃあ、他のサイズは?と思った方はこちらを参照してみてください


GP Ultra アルカリ乾電池 単3形/単4形 その2

gpultra_1今回も以前、本ブログで紹介したパッケージ違いの電池をご紹介。今日は主に100円均一ショップ“セリア”で見られるネオテクノス販売の“GP Ultra”の単3と単4です。
この電池、以前はブリスターパックによるパッケージだったのですが、現在はシュリンクパックに変更されています。本数は4本で変わっていません。バーコードはブリスターパックの時と同様で、この点からも追加ラインナップではなく、パッケージの変更であることが伺えます。

gpultra_2電池の外観。デザインはブリスターパックの時と同様で、GP側のデザインを優先した結果、注意書きの文字が小さくなっている点も変更ありません。
販売元は“ネオテクノス株式会社”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。ちなみにパッケージに記載してあるバーコードのベンダーも“ネオテクノス(456042556)”となっていました。

 

gpultra_3プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。ブリスターパックの頃は使用推奨期限の印字が電池本体に印字されていたのに対し、今回のシュリンクパックのものにはマイナス極の縁の印字に変わっていました。
なお、使用推奨期限は単3が「09-2022」、単4が「05-2022」となっていました。パッケージには7年期限の記載がありましたから、それぞれ2015年9月、5月製造の電池であると思われます。

gpultra_4外装ラベルを剥がしてみた。以前の物では単3に刻印は無かったようですが、今回は健在。単3には“F2BPU6 181218”、単4には“LBWH 10 180927”というレーザー刻印らしきロット番号の印字がありました。
外装ラベル剥がしついでにマイナス極のガス抜き穴も見て見ましたが、一般的な2つ穴タイプでありました

 

★関連記事
GP Ultra アルカリ乾電池 単3形/単4形
→本記事で紹介した電池がブリスターパックだった頃のものを紹介した記事。この電池の詳細はこちらにも詳しく記載しています。


GP(R) ALKALINE BATTERY 15A LR6

gpalkaline_1今回はかつて、西友で売られていたGP”ブランドのアルカリ電池を紹介します。近年の西友と言えばレイオバックのアルカリ電池が売られていたことでお馴染みですが、以前はGPの電池も発売されていたことがあったのです。
デザインはGPのアルカリ電池ではお馴染みの金と白のデザインで、均一ショップ“ダイソー”でも同デザインのアルカリ電池が売られていたことがありました。

 

gpalkaline_210本入りパックのかけら。パッケージには特にブランドなどは記載されておらず、普通のノーブランドなアルカリ電池と同じ扱いで売られていました。
表示者は“株式会社 西友”。現在、西友は合同会社となっていますが、株式会社から合同会社に改組されたのが2009年9月なので、それ以前に発売されていた電池であるのは確かであると思われます。なお、バーコードのベンダーも同社のものとなっていました(4973450)。

 

 

 

gpalkaline_3電池の外観。注意書きは英語のみで文字はとても小さいです。社名表記は無く、“Product of Gold Peak Group”と表示されているのみです。ホームページのアドレスが記載されていますが、これは香港GPのURLであり、このホームページアドレスを入力すると香港のGPのホームページに転送されます。
なお、生産国は“Made in China”で中国製

 

gpalkaline_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプでした。以前紹介したダイソー発売の“GP”ブランドのアルカリ電池では絶縁リングが付いていたりと、GPのアルカリは構造が安定していないような気がします。
使用推奨期限は「2007-05」とかなり古い電池です。恐らく2年期限の2005年5月製造の電池でしょうか?

 

gpalkaline_7外装ラベルを剥がしてみると、マイナス極側に“S M T D 060307”という印字が見られました。ちなみにラベル剥がしついでにガス抜き穴も見てみましたが、お馴染みの2つ穴タイプで穴は真ん丸で特徴のあるものになっていました。

 

 

gpalkaline_5ちなみに同時期に西友で購入したと思われる、GPブランドのアルカリ電池(単1)が出てきましたが、未開封のまま盛大に液漏れしていました。
記念写真を撮ってこれにて埋め立てですね…。


DUREDAY(R) EXTRA SUPER R03P

R03P_1以前、本ブログではナショナル(パナソニック)の電池に似ているマンガン電池を紹介したことがありました。今回はそれの何枚も上手を行く電池を発見したので紹介します。
モノは本ブログで何度となく紹介したことのある“DUREDAY”ブランドのマンガン電池で、こちらは模倣どころかソニーのマンガン電池のデザインを丸パクリしてしまったという凄い電池です。橙(オレンジ)のツートンデザインはまんまソニーと言った感じです。

R03P_2では、本家と比較してみましょう。失笑してしまうほど同じデザインで“NEW SUPER”に対し“EXTRA SUPER”でフォントも近く、“DUREDAY”のフォントもわざわざソニーに近づけてあり、究極のパチモノと言えるでしょう。なお、今回紹介する“EXTRA SUPER”は単4のマンガン電池となりますが、本家・ソニーの“NEW SUPER”は赤マンガン相当の電池のため、ラインナップに単4自体がありません。

R03P_3注意書き部分。社名表記は“HUARONG ENERGYTEC INC.”。本来、“DUREDAY”ブランドの電池を発売するメーカーは“Jiaxing Huarong Battery Co., Ltd.”という社名ですが、ソニーを意識するあまり、ソニー・エナジー・テックに似た社名まで作ってでっち上げています。
もちろん、“MADE IN CHINA”で中国製。“0%MERCURY & CADMIUM & PLUMBUM”という表記があります。

ちなみにPLUMBUMとは“”のことです。なお、電池の[+]表示から[-]表示の間に矢印が入っており、まるで昔の電池のようです。これのみがこの電池唯一のオリジナル部分でソニーの電池には無い要素です。しかし、これだけのデザインなのにオリジナルがこれだけってのは凄いなぁ…。

R03P_4プラス・マイナス側。2本入手しましたが、どちらともプラス極側から酷い液漏れを起こしています。1本に関しては液が外装の真中あたりまで侵食しています。もはや、パチモノ電池の品質が悪いことは定説化していますね。
なお、マイナス極・底板の刻印は「12-2009」と記載。当然の如く、本体に表記が無いので何を表しているのかは不明。

 

★関連記事
SONY NEW SUPER SUM-3(NS) [橙バージョン]
→本記事で紹介した電池のネタ元。

GREATCELL(R) e.power EXTRA HEAVY DUTY UM4.NE
→本記事で紹介した電池と同じく、ナショナル(パナソニック)のマンガン電池のデザインを模倣した電池。単4のマンガン電池という点が本記事の電池と奇しくも一致している。


HENGWEI(R) SUPER ALKALINE LR20, 1.5V D

HENGWEI_1秋葉原のツクモで見つけた“HENGWEI”なるブランドの単1アルカリ電池。新品なのに何故かジャンク扱いの税抜93円。秋葉原では変なブランドのマンガン電池は多く出回っていますが、アルカリ電池は珍しいので購入してみました。
自分の場合ブログのネタを抜きにしても、メジャーメーカーの電池よりもこういった変なメーカーの電池の方が大好物だったりします。病気というよりは珍し物好きなのでしょうね。

 

HENGWEI_3電池の外観。デザインは+シルバーのツートンで“HENGWEI SUPER ALKALINE”のロゴ周りはに覆われたものになっています。
青とシルバーと言うカラーリングはアルカリ電池に見えないデザインですが、“Fujitsu”ブランドとコラボしたファミリーマートコレクションの電池でもほぼ同様のカラーリングを使用しています。ただし、色は上部がシルバーで下部が青と逆転していますが。

HENGWEI_2パッケージ裏。注意書きは実に多彩な12カ国表示。その中に日本語は含まれていません。
この電池は中国に所在する電池メーカー“Jiaxing Hengwei Battery Co.,Ltd.”のもので、ホームページを見るとこの電池そのものも掲載されています。バーコードは“69”から始まる中国のコードで、ベンダーも同社(嘉兴恒威电池有限公司(69332988))のものになっていました。

HENGWEI_4注意書き部分。パッケージの多彩な注意書きとは異なり、電池本体は英語表記のみ。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。また、欧州に輸出されることを想定してか、WEEEマークも見えます。

 

 

HENGWEI_5プラス・マイナス側。マイナス極の印字は製造年月日(PD)と使用推奨期限(ED)が両方印刷されているタイプです。その印字によるとPDが「09-2011」で2011年9月製造、EDが「09-2016」で使用推奨期限は2016年9月であり、5年期限であることがわかります。このタイプだと時期から推測する必要が無いので非常にありがたいです。


Energizer E96 AAAA(LR8D425)

E96_1アメリカの電池メーカーである“Energizer”が発売している“E96”というアルカリ電池です。これは日本では“AAAA電池”とか“単6電池”と言われる種類の電池で、単4電池よりも細身の大きさの電池となります。
日本では小泉成器(旧・シック・ジャパン)が発売している、この“Energizer”ブランドの電池が唯一量販店などで入手できるAAAA(単6)電池であり、他にこのサイズの電池を発売している電池メーカーはありません。

E96_2電池の外観。以前、購入した時はアメリカ製だったのですが、今回購入したものでは中国製に切り替わっていました。
ちなみに写真上の使用推奨期限「03-2017」がアメリカ製で下の使用推奨期限「12-2020」が中国製です。皮肉なことに、中国製のほうがアメリカ製よりもシルバー部分に光沢があって綺麗です。

 

E96_3注意書き部分。上2本がアメリカ製下2本が中国製です。ちょうど原産国表記の部分が光の反射で読み難くなっていますが、それぞれ“Made in U.S.A. for:”、“Made in China for:”の記載が見えると思います。
その他の部分は注意書き部分を含め、全く同じ表記です。電池には“无汞”の表記であり、水銀は含有されていないようです。なお、パッケージには「ZEROMERCURY」の表示がありました。

E96_4プラス・マイナス側。左2本が中国製で、右2本がアメリカ製です。明らかにプラス極の形状が異なっています。中国製にはマイナス側に「PD 02-2015」という製造日らしき印字がありました。使用推奨期限は「12-2020」となっていましたから、期限は5年10ヶ月?何だか、辻褄があわないなぁw。

 

E96_5パッケージ裏。日本で“Energizer”ブランド製品の輸入・販売は小泉成器に移管されたことを本ブログで取り上げましたが、今回購入した“E96”ではパッケージの社名表記が『日本販売代理店:小泉成器株式会社』に変わっていました。ただし、バーコードのベンダーは“シック・ジャパン(4903601)”のままです。
ちなみにパッケージ上の使用推奨期限は「02-2019」となっており、電池記載の使用推奨期限と一致していない。

しかし、パッケージの原産国表示“Made in Chaina”はカンベンして欲しいなw。

E96_6最後に手元にあったので、同じ“Energizer”ブランドの単4と比較してみました。柄が同じからか、間違えそうですね。一見、単4にも似ていますので、購入時はご注意を。
ちなみにこの電池は量販店で2本300円前後しますが、大手ショッピングサイト“amazon.co.jp”にて、amazonベーシックのAAAA電池が4本488円で売られていますので(2015年9月現在)、ネット環境にある方はこちらの方が得かもしれません。

えっ?6LR61をバラせばいいじゃないかって?一応、メーカーでは分解行為を禁じていますので自己責任でどうぞ。参考までに“タイ製”の電池をバラすと幸せになれるかもしれませんよ。


GP LITHIUM CELL CR2032

gplithiumcell_1確か、秋葉原の“あきばお~”で買ったと記憶している“GP”のリチウムコイン電池であるCR2032です。なんと、写真の5個パックが驚愕の税込200円でした。
しかも、日本製だと言うのだから恐れ入る。価格で言えばダイソーで売っている2個入りよりも断然安いですが、こんなに要らんと言う人も居そうですね。

 

gplithiumcell_2パッケージ裏はこんな感じ。電池は1個ずつ切り離すことができ、その部分ごとに注意書きとバーコードが表示されています。バーコードはそれぞれ同じもので、バラ売りに対応したものと思われます。
ちなみにあきばお~では5個パックはそのまま5個売りで売られており、1個売りでは別に1個入りのブリスターパック品が売られています。ちなみに1個だと税込50円です。

gplithiumcell_3注意書き部分の拡大。注意書きは英語とフランス語のみで日本語での表記はありません。しかし、“Made in Japan”の文字がちっちぇーなw。その分“Packed in China”の文字も小さいですが。
バーコードは“489”から始まる香港のコードで、ベンダーは“GPI INTERNATIONAL LTD”となっていました。社名表記はGP Batteries EuropeGP Battery (Poland)となっていますから、欧州向けの電池なのかもしれません。

gplithiumcell_4中に入っている電池の拡大。電池には「CR2032 + 3 VOLTS MADE IN JAPAN」と書かれているのみで、GPのロゴなどはありません。でも、プラス極の2ケタのロット番号から、どうしても日立マクセル製だとわかってしまいます。印字は“3Y”となっているので、2013年11月製造の電池かな?
パッケージ上の使用推奨期限(BEST BEFORE)は2024年となっており、おおよそ10年期限だろうか。

しかし、日本ではリチウムコイン電池の使用推奨期限は5年なので大幅に食い違ってしまいます。


3-CIRCLES HIGH QUALITY NO.0807

3-circleshighquality_1中国の厦門(アモイ)市に所在する電池メーカー“厦門三圏電池有限公司(XIAMEN 3-CIRCLES BATTERY CO.,LTD.)”のマンガン電池です。
同社、英語版のホームページではこの電池がトップを飾っており、主力のマンガン電池であるのでしょうか。このシリーズは“PVC Jacket Battery”でビニール外装なシリーズであり、金属外装な“Metal Jacket Battery”よりは低ランクなような印象がありますが…。

ちなみにこの電池と同じ“PVC Jacket Battery”のシリーズで如何にも中国乾電池的なデザインの“LionBrand”なるライオン柄の電池が気になります。明らかにこちらの方が写真を見た限りでは低スペックそうなのに、単4電池に関しては写真の電池とスペックが全く同じなんですよね…。

3-circleshighquality_2ちなみに、電池の“3-CIRCLES”のロゴは何となくブリヂストン的な感じがw。“R”と“S”の文字を比較してみるとよく似ていることがわかります。
まぁ、乾電池とタイヤでは業種は異なりますし、現在のブリヂストンのロゴはリニューアルされていますから問題無いのでしょうけど。無理矢理理由付けをするのであれば“3-CIRCLES”の由来であろう、3つの輪がタイヤっぽいってことでしょうかw。

3-circleshighquality_3電池下部の拡大。“0% MERCURY”の記載があるので、水銀は不使用の様子。
生産国は“MADE IN XIAMEN, CHINA”と記載、中国厦門市という国名のみならず、地名まで書いてある珍しいものになっています。日本の乾電池だと、住所まで書いてあることは珍しいことではありませんが。

 

3-circleshighquality_4注意書き部分。社名表記は全く無く注意書きもシンプルです。型番表記は“NO.0807 1.5V R03 SUM-4 SIZE AAA”と記載、型番からはランクを読み取ることはできません。
注意書きは英語のみ、“WARNING:MAY EXPLODE OR LEAK IF RECHARGED OR DISPOSED OF IN FIRE”の表記だけです。WEEEマークがあり、その下に“Pb”の表記がありますから、鉛は含有しているようです。

3-circleshighquality_5プラス・マイナス側。外装は前述の通り、ビニール外装。プラス極は安物のマンガン電池にありがちな樹脂封口ではありません。
本体に表記が無いので、何を表しているのかは不明ですが、マイナス極には「07-2013」の刻印がありました。


GREATCELL(R) e.power EXTRA HEAVY DUTY UM4.NE

UM4NE_1秋葉原で見つけた凄いマンガン電池の単4。“GREATCELL(R) e.power”なるブランドの電池で、製造元や製造国は全く記載されていません。
下部には“MERCURY & CADMIUM FREE”と書いてありますから、水銀やカドミウムは含有していないようです。更にその下には“GB/T 8897.2-2008”という怪しいコードが見えますが、これは中国国家標準の番号らしく、中国の規格に準拠しているという意味のようです。これから中国製らしいであることはわかりますね。

UM4NE_2この電池、何が凄いかというと、デザインがナショナル(現・パナソニック)の丸パクリなのです。上部の楕円形なデザインや下部のシマシマ模様まで、これ電池マニアが一目見たら、パナソニックの新バリエーションか?と見紛うほどです。
デザインとしては現行のネオ黒(写真)と言うよりはその前のネオハイトップを意識しているようなデザインに見えます。

 

UM4NE_3注意書き部分。型番は“UM4.NE”。現行のネオ黒の型番が“R03NB”となっていますから、この部分も意識した可能性が…。
珍しいのは何故か“340mAh”と、放電条件付きで公称容量が書かれている点でしょうか。正しいかどうかは不明でありますが。
注意書きは英語のみ、前述の通り、社名表記や原産国表示はありません。多分、デザインをパクるだけパクって逃げてしまおうという感じでしょうか。まるでPanesamigのように。

UM4NE_4プラス・マイナス側。外装はビニール外装です。マイナス極の刻印は製造日と使用推奨期限の両方が一周に渡って記載されているという変わったものになっています。
製造日が「2013-11」で使用推奨期限が「2015-11」です。このように両方記載してある電池なら、使用推奨期限を推測しなくても良いので助かるのですが…。


Camelion(R) Plus Alkaline 1.5V AA

camelionplus_1ここ最近良く見るようになった“Camelion(カメリオン)”というブランドのアルカリ電池です。ホームページではどこの国のメーカーであるかは記載がありませんが、中国のメーカーであるようです。
今回紹介する“Plus Alkaline”はハイエンドモデル“Digi Alkaline”の下位に当たるエントリーモデルのアルカリ電池のようです。
デザインとしては金バックのもので、至って普通のアルカリ電池なデザインです。やはり、エントリーモデルだからなのかな?

camelionplus_2注意書き部分。社名は愚か、原産国表示もありません。形名表記“LR6”、“AM3”までの表記はわかるかもしれませんが、“MIGNON”は欧州で単3電池を指し“MN1500”はデュラセル(旧・マロリー)品番で、“E91”はEnergizer(旧・EVEREADY)品番を指しています。
なお、“0% Mercury & Cadmium”の記載がありますので、水銀やカドミウムは含有されていないようです。

注意書きは英語では“Do not recharge or dispose of in fire(充電や火の中にいれないで下さい)”と記載されており、ほぼ同様の内容でフランス語ドイツ語スペイン語ポルトガル語イタリア語オランダ語ロシア語と実に多彩な注意書きですが、何故か日本語はありません。

camelionplus_3プラス・マイナス側。これと言って変わった特徴はありません。絶縁リングは無いタイプです。なお、使用推奨期限は元々印字されていないのか、使っているうちにインクが落ちてしまったのか不明ですが、印字はありませんでした(この電池はとある電池回収BOXで拾ったものです)。

 

camelionplus_4マイナス極のラベルを剥がしてみると、ガス抜き穴は2つ穴のタイプで極一般的なものでした。

 

 

 

camelionplus_5電池本体のラベルを剥がしてみると「A015 CC02」という上4ケタ、下4ケタのロット番号らしき印字が出現しました。意味不明な記号でこの番号からは製造日は推測出来なさそうですね…。