スーパー/コンビニ系」カテゴリーアーカイブ

スーパーマーケットやコンビニエンスストアで販売されているPB品を取り上げているカテゴリです。

くらしのベスト アルカリ乾電池 ALKALI CELL 単1形/単2形

cgclr20_1中小スーパーマーケットにプライベートブランド品を卸している企業である“シジシージャパン”のアルカリ電池です。以前本ブログでは同じアルカリ電池の単3と単4を紹介しましたが、今回は単1と単2を紹介します。
デザインは単3・単4と同様、金ベース赤い帯というもので、“アルカリ乾電池”という字体の印象から、何となく高級感漂う印象を受けます。

 

cgclr20_2パッケージのバーコードラベルです。単3と単4同様に使用推奨期限は10年。最近のアルカリ電池では7年や10年など軒並み期限が延長されていますが、これは電池が売れないスーパーでも長期在庫できるという思わぬ恩恵を受けています。
バーコードのベンダーは“シジシージャパン(4901870)”。ラインナップは単1・単2の2本パックのみで、自分が購入したスーパーでは単1が321円、単2が267円(いずれも税込)でした。

cgclr20_3注意書き部分。単3と単4では生産国がタイ製でしたが、今回紹介する単1と単2では日本製となっています。
同じような例として、ファミリーマートで売られている“ファミリーマートコレクション”のアルカリ電池があり、単3と単4はインドネシア製ですが、単1と単2はOEM元であるFDKが海外で製造を行っていないと思われる関係上、日本製となっています。
なお、販売者は“株式会社シジシージャパン”になっています。

cgclr20_4プラス・マイナス側。マイナス極は黒い絶縁リングに「」になっており、これはパナソニックのアルカリ電池に見られる特徴であり、単3と単4同様、こちらもパナソニックのOEMであると思われます。
なお、このマイナス極、見た目ではFDKのように逆装填防止機能などは無いように見られますが、“絶縁リングによるマイナス端子凹み構造”を採用しており、FDKのアルカリ電池と同様、マイナス端子同士の逆接続では機器が動作しないようになっています。

使用推奨期限は単1・単2共に「04-2025」で、2015年4月製造の電池でした。

cgclr20_5最後にフルラインナップを。実は今回紹介した単1と単2は今回のリニューアルで新たに加わったもので、前世代までのモデルでは存在していませんでした。
これにより、同じくパナソニックOEMを用いたトップバリュのアルカリ電池に、より近くなったのではないかと思っています。

 

 

★関連記事
くらしのベスト アルカリ乾電池 ALKALI CELL 単3形/単4形
→本記事で紹介したアルカリ電池の単3と単4と取り上げた記事。本文でも触れていますが、こちらはタイ製となっています。


スマイルライフ アルカリ乾電池 単3形/単4形

smilelifealkaline_1関東地方及び近畿地方でスーパーマーケットを展開している“ライフ”によるPB品である“スマイルライフ”のアルカリ電池です。
同スーパーでは日本流通産業が展開している“くらしモア”というプライベートブランドも展開、同ブランドによるソニーのアルカリ電池“STAMINA(スタミナ)”も発売していますが、それとは別にライフが独自に展開している低価格アルカリ電池が今回紹介する“スマイルライフ”の電池となります。

 

デザインはアルカリ電池を象徴するような金ベースにグラデーションによる白帯の上に『アルカリ乾電池』とあるもので、その下には『水銀ゼロ使用・大容量で長持ち』というキャッチコピーが記載されています。
“スマイルライフ”のロゴはライフのトレードマークとなっている四つ葉のクローバーを使ったデザインで、公式サイトによるとこのクローバーには4つの約束が込められているようです。

smilelifealkaline_3注意書き部分。輸入販売元は“兼松(株)”となっており、“スマイルライフ”ブランドではあるものの、ライフを展開する企業であるライフコーポレーションの記載は見られません。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。
兼松が供給するアルカリ電池は自社の“MEMOREX”ブランドのものを含め、金ベースなデザインが多いような気がします。やはりアルカリ電池らしさを追求した結果なのでしょうか。

smilelifealkaline_2いつもの順序とは逆ですが、パッケージ裏のバーコードラベルです。バーコードのベンダーは“兼松(4959058)”となっていました。
ラインナップは今回紹介した単3・単4、4本シュリンクパックのみ。各・税込108円となっており、ボッタクる印象もない普通の低価格アルカリ電池と言えます。

 

smilelifealkaline_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」で兼松が供給するアルカリ電池ではもはやお馴染みなタイプのものです。写真左のものは兼松×音光のコラボブランド“m’pit MEMOREX”のアルカリ電池で絶縁リングの色と使用推奨期限の印字が一致しています。
使用推奨期限は単3・単4共に「03-2020」で時期的に5年期限と推測、2015年3月製造の電池であると思われます。


くらしのベスト アルカリ乾電池 ALKALI CELL 単3形/単4形

cgclr6_1中小スーパーマーケットにプライベートブランド品を卸している企業である“シジシージャパン”のアルカリ電池です。
最近、この電池を取り扱っているスーパーに行ってみるとデザインが一新されていたので、購入してしまいました。

 

 

cgclr6_2この電池、ただデザインが一新しただけでありません。従来は使用推奨期限5年でしたが、この新モデルでは使用推奨期限が10年に延長されたのが大きな点です。
これはイオンで売られているトップバリュのアルカリ電池も同様にこっそりと10年期限に延長されており、こちらは表立ったデザイン変更は見られず、トップバリュのロゴに加え“AEON”のロゴも追加されている程度の変更となっています。

なお、バーコードのベンダーは“シジシージャパン(4901870)”となっていました。

cgclr6_4旧デザイン(写真下2本)のものと比較してみました。旧デザインのものは金ベース青い帯が入ったデザインで、“アルカリ乾電池”のフォントも相まって安物感が漂う電池でした。
しかし、新デザイン(写真上2本)は同じく金ベースであるものの、赤い帯になっており、“アルカリ乾電池”のフォントが変わったことで高級感漂う電池になった印象があります。
ちなみに両者ともタイ製であることは変わりありません。

cgclr6_3電池の外観。注意書きの構成は旧デザインのものとほぼ変わらず、表側のデザインのみ変更したというような感じです。“くらしのベスト”というロゴも旧デザインのものと変わっていません。
販売者は“株式会社シジシージャパン”、生産国は“MADE IN THAILAND”でタイ製です。日本で出回っているタイ製のアルカリ電池というと限られてきそうな感じがしますが…。

 

cgclr6_5プラス・マイナス側。単3のマイナス極はミゾに絶縁用の樹脂(紫外線硬化樹脂)を流し込んだタイプのもので、この特徴やタイ製であることから推測するにパナソニック製でしょう。
使用推奨期限は単3・単4共に「05-2025」となっており、2015年5月製造の電池となっています。ちなみにこの電池を取り扱っている近所のスーパーでは単3・単4の4本入りが税抜198円で売られており、パナソニックOEMにしては安いので大変重宝しています。


Great value 単3形 アルカリ乾電池 LR6(GV)

LR6(GV)_1かつて、西友で売られていた“Great value(グレートバリュー)”というPBブランドのアルカリ電池です。
元々、グレートバリューは西友の親会社であるアメリカ・ウォルマートのブランドで、日本では2005年より現在に至るまで展開しています。
デザインとしてはアルカリ電池ではオーソドックスな金色をバックとし、青色の帯を入れたもので、典型的なアルカリ電池なデザインと言えるのではないでしょうか。

LR6(GV)_2注意書き部分。注意書きもまたオーソドックスなもので、別段おかしい点は見受けられません。社名表記は“合同会社 西友”で生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。
確か、この電池は8本パックで売られていたと記憶、外箱やパッケージに記されていたのかは覚えていませんが、雰囲気(?)が何となくオーム電機的であったことだけは覚えています。

 

LR6(GV)_3プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」でオーム電機の“V-アルカリ乾電池”を彷彿とさせます。
使用推奨期限は「01-2015」となっており、5年期限と推測すると、2010年1月製造の電池であると思われます。なお、この電池は若干ながら液漏れが進んでおり、使用推奨期限の印字が消えかかっています。

 

LR6(GV)_4ついでなので、“V-アルカリ乾電池”と構造の比較をしてみました。左がグレートバリュー右がV-アルカリ乾電池です。
濃緑の絶縁リングは両者とも同じで、ガス抜き穴は2つ穴タイプでこちらも同様ですが、穴の大きさは若干異なっていましたので、一概にV-アルカリ乾電池と同じ製造元とは言い切れないでしょう。

 

LR6(GV)_5今度は現行のグレートバリューのアルカリ電池と比較してみました。写真下2本がそれで、前世代のアルカリ電池っぽかったデザインから黒+白の外国的なデザインに変化しており、印刷の向きも変わっています。
“Great Value”のロゴもまた、親会社ウォルマートが海外で使用していたロゴと同じものに変わっています。なので、現世代・グレートバリューの電池は日本の西友ではなく、ウォルマートが開発したといった向きなのかもしれません。


普段使いの暮らしのベスト Super Extra Heavy Duty. EXTRA CELL マンガン乾電池 R6Pu

R6Pu_1中小スーパーマーケットにプライベートブランド品を卸している“シジシージャパン”のマンガン電池です。以前、本ブログでは同じデザインのアルカリ電池を紹介したことがありますが、この頃はマンガン電池も併売されていました。
型番は“R6Pu”となっており、何故かuが小文字となっていてわかりにくいですが、黒マンガン相当の電池であると推測されます。また、デザインもそれに準じており、黒ベース金の帯が入ったものになっています。

R6Pu_2パッケージのかけら。4本シュリンクパックでしたが、2本のみ使って、残りの2本を残しておいたものが出てきました。なお、バーコードのベンダーは“シジシージャパン(4901870)”となっていました。

 

 

R6Pu_3注意書き部分。販売者は“株式会社シジシージャパン”となっており、“MADE IN INDONESIA”でインドネシア製です。同じデザインのアルカリ電池が三洋電機OEMと思われるインド製でしたので、この電池も同社OEMのインドネシア製ではないのでしょうか。ちなみに、三洋電機の黒マンガン電池である“NEO SUPER”もインドネシア製でした。

 

R6Pu_4プラス・マイナス側。絶縁リングは「」。ロットにより使用推奨期限の表示位置が異なるのか、電池本体には『使用推奨期限(月-年)は側面または底板に表示』と記載してありましたが、このロットではマイナス極の底板に刻印されていました。
刻印は「04-2008」となっており、2年期限と推測すると、2006年4月製造の電池であると思われます。

 

★関連記事
普段使いの暮らしのベスト Super Hi-Capacity. ALKALI CELL 単4形
→本記事で紹介したマンガン電池と同柄のアルカリ電池で、同時期に発売されていたと思われる。


LAWSON VALUE LINE アルカリボタン電池/リチウムコイン電池 各種

valuelinebutton_1ローソンストア100で売られているPB品“VALUE LINE(バリューライン)”のアルカリボタン電池とリチウムコイン電池です。
今まで同店舗では武田コーポレーションのボタン電池を取り扱っていたようですが、それと入れ替わる様な形で発売され、アルカリ電池(電池本体は東芝)マンガン電池のみだった“VALUE LINE”ブランドにボタン電池も新たに加わりました。

 

ラインナップは以上の通り。パッケージデザインは全て同様、各サイズで色分けされています。ラインナップと色分けは以下の通りです。

・リチウムコイン電池
CR2016…水色
CR2025…橙色
CR2032…紫色

・アルカリボタン電池
LR41…青色
LR44…赤色
valuelinebutton_2パッケージ裏。電池の品種と相当品の記載が違うのみで注意書きも含め全く同じ記載です。
販売元は“株式会社ローソン”でバーコードのベンダーも同社のもの(4903423)でした。パッケージ上の生産国はどれも“Made in China”で中国製となっていました。
アルカリボタン電池は売れ無さそうなLR43やLR1120、LR1130が含まれていないのは賢い選択と言えそうですね。

valuelinebutton_3アルカリボタン電池にはプラス極に中国の電池メーカーである“GoldenPower(ゴールデンパワー)”のマークが見えますから同社製であると思われます。
なお、電池上の型番は“LR41GH”と“LR44GH”。GoldenPowerのカタログによるとアルカリボタン電池には“Standard(G)”と“High Drain(GD)”と“Heavy Duty(GH)”があり、この電池は“GH”の記載がありますから、Heavy Dutyタイプのようです。

valuelinebutton_4ボタン電池には“AP”という印字が記載されてました。ロット番号なのでしょうが、何を表しているのかは不明です。

 

 

 

valuelinebutton_5一方、リチウムコイン電池はメーカーのロゴやマークなどの記載が見られないもので製造元は全くわかりません。製造元がわからない分、こちらの方が怪しそうな雰囲気がします。
プラス極の刻印は形名に“Lithium Cell 3V”となっており、リチウムバッテリーなどと無理矢理な日本語での記載も見られません。
こちらにもマイナス極にはアルファベット2文字で“EB”の刻印があり、こちらも何を表しているのかは不明です。


CO・OP アルカリ乾電池 4本パック LR6/LR03

coop_1日本生活協同組合連合会、いわゆる生協(CO-OP)のアルカリ電池です。以前、本ブログでも紹介したこともあるのですが、知らない間に新しいものに変わっていました。
パッケージは写真のような台紙付きのシュリンクパックになっていて、キャッチコピーは“長持ちパワー”となっています。

 

 

coop_2以前、CO-OPブランドのアルカリ電池はFDKのOEMであり、電池にも製造元FDKと記載してありました。しかし、この新しい電池では製造元が“アイリスオーヤマ株式会社”になっており、中国製に変わってしまいました。
ちなみに写真の単4・4本パックでは製造元の表記が見えませんが、電池本体や単4・10本パックでは製造元の表記がありましたから、スペース上記載できなかっただけと思われます。

coop_3パッケージ裏のバーコードラベル。ベンダーは日本生活協同組合連合会(4902220)
ラインナップは本記事の単3と単4・4本パックの他に、単3・10本/20本パック単4・10本パック、そして前世代モデルでは見られなかった単1と単2・4本パックがありました。
参考価格として、写真の単3と単4・4本パックは税別218円でした。

 

coop_4電池の外観。前世代では“アルカリ乾電池”の文字が大きい印象を持っていましたが、この電池では“CO・OP”の文字が大きくなっていて、コープブランドを全面に大きく打ち出しているのがわかります。
注意書きはFDKOEM時代のものと比べると、文字が大きくなっていて、大変見やすくなっています。また、電池本体には『通電によるショートを防ぐ ワッシャー絶縁リング付』と珍しいマイナス極の絶縁リングのアピールが記載されています。

社名表記はパッケージと同じように「製造元/アイリスオーヤマ株式会社」、「販売者/日本生活協同組合連合会」となっており、原産国は“Made in China”で中国製です。
製造元はアイリスオーヤマとなっており、同社はBIG CAPA”というブランドのアルカリ電池を発売しているようですが、どう考えても同社が製造していることは考えにくく、アイリスオーヤマはどちらかと言うと輸入元的な立場なのではと思われます。

coop_5プラス・マイナス側。電池本体にも謳われているように、マイナス極に絶縁リングがあるタイプで、色は「」となっています。
今回購入した電池の使用推奨期限は単3が「01_2019」で単4が「11_2018」となっています。使用推奨期限は5年でパッケージのみならず、電池本体にも記載されています。この事からそれぞれ2014年1月、2013年11月製造の電池であると思われます。

 

coop_6なお、使用推奨期限の印字は月-年の表示が一般的な“-(ハイフン)”ではなく、“_(アンダーバー)”になっています。
この特徴を持った電池として他にローソンストア100で売られている兼松の“アルカリ乾電池”トライアルカンパニーPBのアルカリ電池があり、表示位置が異なるものの字体がよく似ています。

 

 

coop_7そこでそれぞれマイナス極の被覆を剥いでみました。それぞれ、絶縁リングの色は薄い緑で、ガス抜き穴は珍しい3つ穴タイプでした。
以上のことからこの3つの電池はほぼ同一の製造元であると言って間違いないのではと思われます。

 

 

★関連記事
CO・OP アルカリ乾電池
→本記事で取り上げたアルカリ電池の前モデルであると思われる電池。製造元FDKの表記になっており、日本製だった。


普段使いの暮らしのベスト Super Hi-Capacity. ALKALI CELL 単4形

alkalicell_1中小スーパーマーケットにプライベートブランド品を卸している企業である“シジシージャパン”のアルカリ電池。
現行モデルのものは本ブログでも以前紹介したことがありますが、今回紹介するものはそれよりも古いモデルのもので、現行モデルよりどれ位前のモデルであるかは覚えていません。
デザインは金ベースのアルカリ電池ではベーシックなものです。

 

alkalicell_2注意書き部分。販売者は“株式会社シジシージャパン”。生産国は“MADE IN INDIA”でインド製になっています。インド製のアルカリ電池と言えば、一時期の三洋電機のアルカリ電池がお馴染みで、恐らくは同社(正確には三洋エナジー鳥取、現・FDK鳥取)のOEMであると思われます。

 

alkalicell_3現行モデルとの比較。真ん中2本が現行モデルです。「くらしのベスト」というブランド名は継承されていますが、旧モデルのものは「ALKALI CELL」が大きく「アルカリ乾電池」が小さいデザインになっていますが、現行モデルは「アルカリ乾電池」が大きく「ALKALI CELL」が小さいデザインで逆になっています。
その他、大きく違うのが生産国で旧モデルはインド製だったのに対し、現行モデルはパナソニックOEMのタイ製になっています。

alkalicell_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプで、ガス抜き穴は2つ穴タイプでした。
使用推奨期限は「01-2003 KT2」となっており、3ケタのロット番号が併記してあるタイプです。2年期限と推測すると、2001年1月製造の電池でしょうか。


FamilyMart Extra Super アルカリ乾電池 9V

extrasuper9v_1最近の本ブログ、連日9V形を取り上げておりますが、特に意味はありません。さて、今日の9V型の電池は(開き直った)“ファミリーマート”のPB品として発売されていた「Extra Super」ブランドの9V形アルカリ電池を紹介します。
以前、本ブログでは同じファミリーマートの9V形アルカリ電池として日本製の最終モデルを紹介したことがありますが、今回その前モデルであるマレーシア製の開封品と未開封品の両方を奇跡的に入手できたので紹介します!

extrasuper9v_2パッケージ裏。バーコードは電池本体には記されておらず、シュリンクの上からバーコードのラベルが貼ってあります。商品名は『アルカリエクストラスーパー9V/006P』で当時の価格は398円。そこそこ高い。PB品なので、メーカー製のものよりは安いと思いますが。
写真下は後継モデルの日本製。こちらは電池自体にバーコードが印刷されているものとなっています。どちらともバーコードのベンダーは“ファミリーマート(4968442)”でした。

extrasuper9v_3注意書き部分。輸入元は“伊藤忠商事株式会社”で発売元は“株式会社ファミリーマート”。『MADE IN MALAYSIA』でマレーシア製。本体には「6LR61」と書いてありますが、マレーシア製なので、中身は6LF22相当(6LR61と6LF22の違いについてはコチラを参照のこと)。
中身のAAAA電池目当てで買ったが騙された人が続出したようです。

 

extrasuper9v_4未開封品の端子部分を比較してみると、端子部分に絶縁シールが貼られており、GPの9Vアルカリ電池(1604A)によく似ています。ファミリーマートのものは絶縁シールの上からシュリンクもされていますが、自分が秋月電子通商で入手したバルク品であるGPの電池は絶縁シールのみのシュリンク無しでなんだか怖い印象がします。

 

extrasuper9v_5使用推奨期限の表示も両者、黒いプラスチック+刻印タイプでよく似ていますね。なおファミリーマートの電池の使用推奨期限は「02-2005」。2年期限と推測すると、2003年2月製造かな?

 

 

extrasuper9v_6以上の特徴から、ファミリーマートの電池はGP製?と言えそうですが、違いが一つだけあって、それは端子部分のスナップの構造。マイナス極の構造が違います。GPブランドのものもこの端子構造のものが存在していたのでしょうか?

 

 

extrasuper9v_7最後に新・旧比較。写真上が旧・マレーシア製、写真下が新・日本製です。個人的にはマレーシア製の頃のデザインが好みかな…。
それにしても、以前紹介したソニー“スタミナ”の9V型のように日本製→マレーシア製に切り替わることはあっても、このファミリーマートのようにマレーシア製→日本製に変わる事例はなかなか見ることのないことなのでは?と思いました。

 

★関連記事
FamilyMart EXTRA SUPER アルカリ乾電池 9V
→本記事で紹介したファミリーマートの9V形アルカリ電池の最終モデルを紹介した記事。本記事でも記載していますが、マレーシア製からパナソニック製と思しき、日本製に変わっています。


SEVEN&i PREMIUM アルカリ乾電池 LR6/LR03

sevenpremium_1イトーヨーカドーセブン-イレブンなど、主にセブン&アイ系の店舗で売られているPBブランド“セブンプレミアム”のアルカリ電池。久しぶりにセブン-イレブンに行ってみると、デザインが新しいものに変更されていたので紹介します。
販売者は“FDK株式会社”。単1から単4までのラインナップで全てが日本製なのが大きな特徴です。写真を見てもわかると思いますが、FDKOEMの日本製でよく見られる軟質系のシュリンク(フニャフニャシュリンク)になっています。

sevenpremium_2パッケージ裏。販売者は『富士通グループ FDK株式会社』と、“富士通グループ”を印象付けさせているような表記です。やはり旧社名(富士電気化学)だと、社名に“富士”が入っているため、富士通だとは思わなくても最悪、富士電機をイメージさせる社名でしたが、やはりFDKというアルファベットだと、どこのメーカー?というのがあるのでしょう。ちなみに、富士通の電池関連商品のページの中にあるFDKのリンクにも『FDKは富士通の連結子会社です。』と書いてあり、やはり、わかりにくいのでしょうか。

ちなみにバーコードのベンダーはイトーヨーカドーやセブン-イレブンではなく、FDK(4976680)のものでした。

sevenpremium_3電池の外観。アルカリ電池といえば、金ベースが多い中、これはシルバーベースのデザインで目立ちます。逆にアルカリ電池には見えないデザインかもしれませんね。
電池に記載されている販売者はやはり“富士通グループ FDK株式会社”。『この商品はセブン&アイグループとFDK株式会社の共同開発商品です。』と記載されています。

 

sevenpremium_4前世代のセブンプレミアムのアルカリ電池と比較してみました。シルバーベースで注意書きもほとんど変わりませんが、旧世代品が“ALKALINE BATTERY”と英語表記になっているのに対して、新世代品は“アルカリ乾電池”と日本語で記載されているのが大きな特徴です。
セブンプレミアムのロゴも旧世代品は黒のみのロゴでありましたが、新世代品はロゴがカラーになっている上、位置も変わっています。

 

sevenpremium_7電池の外観以外に大きく変わっている点が、パッケージには記載されていないものの旧世代品(写真左、「01-2019」;2014年1月製造)が使用推奨期限5年だったのに対し、新世代品は使用推奨期限が10年(写真右、「03-2024」;2014年3月製造)に変わっていることです。
FDKのアルカリ電池で同じ境遇なのは、“G-PLUS”で同じく5年期限から10年期限に変わっていることから、中身はG-PLUSかな?

ちなみに、G-PLUSでは5年期限から10年期限に変わってからJISマーク表記が無くなりましたが、セブンプレミアムの電池も同じく、旧世代品までにはあったJISマークが新世代品では無くなっています。

sevenpremium_6パッケージ裏の比較。左が旧世代品で右が新世代品。同じ単3・4本パックで比較しています。型番は旧が「LR6(4S)7P3」というのに対し、新が「LR6(4S)7P4」になっており、微妙に違います。
新世代品はFDKの社名に“富士通グループ”が入っていますが、旧世代品にはFDKの社名のみの記載になっています。これは電池の表記上においても同じです。バーコードは旧世代品と新世代品では違うもので、両者は別商品として位置付けられているようです。

sevenpremium_8プラス・マイナス側。左2本が旧世代品。絶縁リングは「」で、日本製であることから、FDKエナジーの鷲津工場製であると思われます。

 

 

 

sevenpremium_9歴代セブンプレミアムアルカリ電池の変遷。最初(上)はいかにもPB品っぽいアルカリ電池のデザインであり、パッとしない。2世代目(中)はシルバーベースになり、カッコいいデザインに。3世代目(下)では前世代が英語表記でわかりにくかったのか、前世代のデザインを維持しながら日本語表記になりわかりやすいデザインへ。
こうして見てみると、電池のデザインの進化としては模範というか理想的なデザインの変化と言えますね。

★関連記事
セブンプレミアムのアルカリ乾電池
→本ブログ開設初期の記事。本記事で取り上げた前世代のデザインの電池を紹介している。