キャラクター電池」カテゴリーアーカイブ

電池にキャラクターがプリントされた電池を扱うカテゴリです。
また、キャラクターとは違いますが企業がノベルティ目的などで作られたオリジナル電池もこのカテゴリで扱っています。

maxell ボルテージ ぐんまちゃんモデル LR6(T)GM/LR03(T)GM

LR6(T)GM_1一部量販店にて出回っている、日立マクセルのハイグレードアルカリ電池“ボルテージ”のぐんまちゃんバージョンです。一部量販店と言っても主にヤマダ電機でのみしか見たことが無く、ヤマダ電機は群馬県の企業なので、同社がマクセルに製造を依頼したのかもしれません。
ぐんまちゃんとは群馬県のマスコットキャラクターで、2014年のゆるキャラ(R)グランプリにおいてグランプリを受賞しています

 

ラインナップは単3・単4、8本パックのみ。パッケージは通常の“ボルテージ”と同様のデザインで、右側にぐんまちゃんが配置されているだけのものになっています。従って、通常品との見分けが付きにくく、自分が行ったヤマダ電機では通常品が安売りされておりましたが、混ざって全くわからない状態となっていました。

LR6(T)GM_2パッケージ裏。8本パックでの型番は単3が“LR6(T)GM 8P”、単4が“LR03(T)GM 8P”となっています。キャラクターが入っている電池とは言え、通常の“ボルテージ”と同じ性能ですからもちろん使用推奨期限は10年ですし、液もれ補償の対象にもなっています。
ちなみにバーコードのベンダーは“日立マクセル(4902580)”となっていました。

 

LR6(T)GM_3電池の外観。電池のデザインそのものは“ボルテージ”と同様で、真中にボルテージの小さいロゴと電池のサイズが、右にはぐんまちゃんが配置されています。以前、“ボルテージ”のキャラクターバージョンのものとして“ポケットモンスター”がありましたが、こちらではキャラクターがカラーで印刷されていたのに対し、ぐんまちゃんバージョンでは金の線画?のようなイラストであり、随分落ち着いています。

LR6(T)GM_4通常品の“ボルテージ”との比較。これを見ると通常品を則っているデザインであることがわかると思います。ただし、通常品と比べると電池のサイズが小さい表記でわかりにくくなっていますが、これはキャラクター電池の宿命と言えるでしょう。
ちなみに単3には帽子を被っているぐんまちゃん(おっす!ぐんまちゃん)が、単4にはリボンを付けているぐんまちゃん(女の子ぐんまちゃん)がデザインされています。

LR6(T)GM_5注意書き部分。通常品では注意書き部分にも表側と同じイナズマのデザインが付いていますが、ぐんまちゃんバージョンでは表のイラストに場所を取られているせいか、省略されています。また、通常品にあるグリーンウッドのマークも省略されています。
型番は単3が「LR6(T)GM」、単4が「LR03(T)GM」と通常品の型番に“GM”が付加されているものとなっており、これは群馬(ぐんま)の略であると推測されます。

LR6(T)GM_6プラス・マイナス側。単3のマイナス極の特徴は黒い絶縁リングで底板が“”となっているもので、日本製とのことですから、日立マクセル自社製のものであると思われます。
ちなみに使用推奨期限は単3・単4共に「02-2025」で、2015年2月製造の電池です。

 

最近の本ブログは立て続けで日立マクセル関係の記事が続いておりますが、気のせいですw。


コラショ乾電池 R6PU

korasho_1コラショ”というキャラクターがプリントされた電池です。コラショとはベネッセコーポレーションが展開している通信教育講座“進研ゼミ小学講座”で小学3年までの教材で登場するキャラクターとなっています。この電池も恐らくは同講座で付属してきた電子教材?に付属された電池なのではないかと推測されます。
ちなみに写真では見えにくいかもしれませんが、右下に「(C)Bennese Corporation」という著作権表記があります。

korasho_2注意書き部分。社名表記は“三菱電機ホーム機器株式会社”となっています。以前本ブログでも紹介した、同じくベネッセコーポレーションの“ポケットチャレンジ乾電池”比べるとベネッセの社名表記は無く、こちらはマンガン電池となっています。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製。「R6PU」の型番から黒マンガン相当の電池であると思われます。

 

korasho_3プラス・マイナス側。外装は金属外装でプラス極もかなりしっかりした構造になっており、黒マンガン相当であることに間違いは無さそうです。一方、マイナス極は中心にヘコミがある特徴的なもの。
使用推奨期限は電池本体下部に印字してあり、インクが落ちかけていますが、辛うじて「12-2010」という文字が読み取れます。2年期限と推測すると、2008年12月製造の電池であると思われます。

 

korasho_4ちなみにこの電池、ある電池回収BOXで入手したものですが、電池チェッカーで調べてみると2本共ほぼ満タンを示していました。リモコン程度の用途であればまだまだ使えるでしょう。使用推奨期限は5年経過していますが液漏れ無しなので、漏液耐性も強そうです。

 

★関連記事
ポケットチャレンジ乾電池 単3形 LR6/1.5V
→本記事の電池と同じく、ベネッセコーポレーションの教材向けに供給されたと思われる電池です。本記事で紹介した電池はマンガン電池となっていましたが、こちらはアルカリ電池となっています。製造元は日立マクセルエナジー(当時)。


National Hi-Top ディズニーバージョン SUM-3(DDB)

SUM-3(DDB)_11990年初頭頃のナショナル(松下電器産業、現・パナソニック)の乾電池には通常のラインナップに加え、ディズニーバージョンのキャラクター電池が発売されていましたが、その一つであると思われるディズニーバージョンの“National Hi-Top”です。
今回入手したものは単3で、をベースとしたボディでハイトップブランドですから赤マンガンであることがわかります。

 

SUM-3(DDB)_2電池の外観。表は赤をベースとし、上に黄色で“National Hi-Top”のブランド名とその下にはキャラクター(写真ではミニーマウス)がプリントされている。この電池は過去にも見たことがあり、その時はミッキーマウスであった記憶があるので、複数のデザインがあったのかもしれません。
注意書き部分にはディズニーの許諾マークがあり、型番は“SUM-3(DDB)”となっています。

JISマークには“C8501 JAPAN MABI”の表記があるので、松下(パナソニック)自社製の電池であると思われます。また、この時期のハイトップは液もれ補償対象の製品だったはずですが、その記載がありません。過去に三菱電機が発売した“うる星やつら”のキャラクター電池では電池本体に補償内容の記載はありませんが、補償対象の製品であることがパッケージに記載されていました。このハイトップも同じようなものなのかもしれませんね。

SUM-3(DDB)_3マイナス極。写真では見にくいかもしれませんが「90-10 T」の記載があり、1990年10月製造の電池であると思われます。プラス極の絶縁リングは1枚目の写真を見れば分かる通り、「」でこれは通常品のハイトップと同じ特徴なので中身は通常品と同じでしょう。


ポケットチャレンジ乾電池 単3形 LR6/1.5V

pocketchallenge_1“進研ゼミ”などで知られる大手通信教育メーカーである“ベネッセコーポレーション”のアルカリ電池です。
その名の通り“進研ゼミ”のポケットチャレンジに付属されてきた電池であると推測されます。普通、こういった付属品の乾電池の場合はマンガン電池であることが多いですが、アルカリ電池とは。相当気合いが入っていますね。

 

pocketchallenge_2電池の外観。供給元は“株式会社ベネッセコーポレーション”、製造元は“日立マクセルエナジー株式会社”となっています。日立マクセルエナジーは2011年に日立マクセルより電池事業を分離した企業であり、2013年に再度日立マクセルに吸収され消滅しています。市販されている“maxell”ブランドの乾電池でも同社名表記の物は見られないため、この社名表記は珍しいです。

 
デザインはピンク色をベースとしたもので、まるでアルカリ電池には見えません。恐らく、付属用の電池ですから、し放題にデザインした可能性もありえるのではないでしょうか。

pocketchallenge_3マイナス側。電池には原産国が表示されていませんが、マイナス極の底板が「」となっているタイプなのでマクセル自社製造で日本製であると推測されます。
使用推奨期限の印字は低価格アルカリ電池であるGDシリーズ(写真右)のような小さい印字ではなく、ダイナミックやボルテージのような大きい印字なタイプなので、そのどちらかに相当するアルカリ電池なのでしょうか?

pocketchallenge_4おまけ。そんなGDシリーズですが、久しぶりに単3を購入してみるとJISマーク表記が消滅していました(写真下2本)。


EXAPrize モンスターハンター4 アルカリ乾電池 単3形

LR6MH_1前回の記事に引き続き、キャラクター電池を紹介。今回はゲームの周辺機器などを発売しているメーカーである“株式会社エクサー”が発売していた「モンスターハンター4」のアルカリ電池を紹介します。
ラインナップは単3・4本パックのみで今回紹介するアイルー柄(左)モンスター柄(右)以外にもエンブレム柄が存在します。

 

この電池はヤマダ電機で投げ売り300円(税別)で売られていたもので、エクサーのオンラインショップである“エクサーダイレクト”では1パック税込800円で売られており、キャラクター入りの電池であることを加味してもかなり高価です。前回紹介したくまモンのアルカリ電池の比ではありませんw。

LR6MH_2パッケージ裏。カプコンの版権許諾証も貼られており、カプコンの正規ライセンスを取得している商品になっています。カプコンの版権許諾証は初めて見ましたが、ロックマンなんですね。
社名表記は“株式会社エクサー”となっており、バーコードのベンダーも同社のもの(456028942)になっています。電池の型番は“LR6MH”となっているようですが、柄により独自の型番も付けられているようです。

ちなみに独自の型番は以下の通り。
EX-0061-1:エンブレム柄
EX-0061-2:アイルー柄
EX-0061-4:モンスター柄
以上の3種類となります。“EX-0061-3”の型番が欠けているようですが、お蔵入りになったデザインでもあったりしたのでしょうか。気になる点であります。

LR6MH_3パッケージを開けてみると、電池はシュリンクなどの包装ではなく、なんとセロハンテープで電池が固定してありました。
何とも荒業ですが、長期在庫でのテープの劣化が気になりますね。

 

 

LR6MH_4電池の外観。この電池はエクサーホームページ上の商品ページによるとFDK製造日本製であることを公表していますが、電池本体のデザインはFDKのアルカリ電池のものを引き継いではおらず、独自のデザインになっています。
電池本体には“LR6MH”の表記は無く、上で紹介した柄別の独自型番(EX-0061-1,2,4)が記されています。

 

LR6MH_5プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」で生産国は日本製となっていますから、メーカーが公表しているように、FDKエナジー製と見て間違いないと思われます。
使用推奨期限はアイルー柄が「09-2018」、モンスター柄が「08-2018」となっていました。発売日から推測するに5年期限であると思われ、それぞれ2013年9月、8月製造の電池であると推測されます。

LR6MH_6ちなみに現行で発売されているFujitsuブランドの“Long Life(ロングライフ)”と比較してみると、使用推奨期限の欄と印字が全く同じです。
また、エクサーの商品ページでは“LR06RS”なる型番が記載されており、これは“Long Life”の前モデルであるR-SPEC”の型番と同様であり、5年期限であるという特徴から見てもこの電池の中身がこの電池であろうことが推測されます。

しかし、コンビニ(スリーエフ)でも“Long Life”の単3・4本パックは税込307円で入手できるというのに、やはり、800円というのはやはり高価であるように感じられますね(まだ言うかw)。

LR6MH_7最後に電池の外観を。裏話をするとこれを購入するときに実はエムブレム柄もあったのですが、どうも気に入らなかったので購入していませんでした。
やはり、自分が好みなのはアイルー柄ですね。可愛いですし。


くまモン アルカリ乾電池 単3形/単4形

kumamon_1100円均一ショップ“キャンドゥ”で見つけた、熊本県のPRマスコットキャラクターである“くまモン”のアルカリ電池です。
写真の単3と単4・2本パックが税込108円でキャラクター電池の宿命なのか、若干割高感がある電池になっています。

 

 

kumamon_2シュリンク裏のバーコードラベル。発売元はダイソーで“Gigamax”ブランドのアルカリ電池“Super Power”アルカリ電池を発売していることで知られる“国際インフォメーションセンター日韓企画”でバーコードのベンダーも同社(4947678)のものになっています。
ダイソーで発売されている電池ではバーコードのベンダーから同社が供給していることが判明していますが、同社自社ブランドのものは初めて見ました。

kumamon_3注意書き部分。こちらも発売元は“(有)国際インフォメーションセンター日韓企画”となっています。生産国は中国で、単3は“MADE IN CHINA”で単4は“Made in China”と表記が何故か異なっています。
注意書き自体は至ってオーソドックスなもので、誤字もありません。

 

kumamon_4プラス・マイナス側。使用推奨期限の印字はプラス極側に記載されているもので、これは以前キャンドゥで10本もしくは8本で売られていた“Do! STARS”のアルカリ電池の特徴に似ています。
なおかつ、使用推奨期限も時期から推定すると、おおよそ3年期限であるという特徴も似ています。が、このくまモンのアルカリ電池は黒い絶縁リングが付けられており、絶縁リングが無かったDo! STARSの特徴とは異なっているのです。

kumamon_5マイナス極の皮膜を剥がしてみたところです。単3・単4共に絶縁リングは「」で、ガス抜き穴は2つ穴タイプとなっていました。
使用推奨期限は両者とも「07.2017」となっており、前述の通り3年期限と推測すると、2014年7月製造の電池であると思われます。

 

 

kumamon_6ちなみにDo! STARSのアルカリ電池とも比較してみました。左がくまモン右がDo! STARSです。
Do! STARSの方にはやはり絶縁リングは無く、ガス抜き穴は2つ穴タイプで同様ですが、穴の形状が違うようなので、両者の製造元はやはり別物でしょうか…。


HITACHI Lions SG SUM-3(SG)

lionssg_1日本のプロ野球チーム“西武ライオンズ”柄のマンガン電池。日立とのコラボ商品であるようで、日立の黒マンガン電池のブランドである“SG(Super Gold)”のロゴも表示されている。
なお、この電池は西武系の店舗で売られていたようで(ライオンズなだけに)、幼い頃に三軒茶屋のams西武(現・西友 三軒茶屋店)電池コーナーではなくおもちゃコーナーのレジ横で売られていた記憶がある。この電池を見た途端ブワーッと思い出して懐かしく感じました。

lionssg_2電池の側面。マンガン電池の液漏れ補償があった頃の製品で、期間は底面表示の製造日より2年。宛先は“日立家電販売株式会社 電池係”となっている。
一応、側面には日立マーク(亀の子マーク)付きの古い日立ロゴも申し訳程度に…。JISマーク付きで『C8501 M.D.B.』と記載されているので日立マクセル製と思われます。生産国は日本。この面には注意書きは記載されておらず、表側に記載されているものになっています。

lionssg_3プラス・マイナス側。刻印は「89-11」で1989年11月製造。プラス極の絶縁リングは「黒」で、これは当時発売されていた日立ブランドのマンガン電池である“SG”と同一であったと思います。
今回紹介したのは単3でしたが、同一デザインの単1と単2もあったと記憶しています。


初音ミク乾電池 LR6(4S)MIKU

miku1ファミリーマート初音ミクウィンターフェアで限定発売された初音ミクのアルカリ電池。もちろん著作元であるクリプトン・フューチャー・メディア公認で電池のイラストはiXima(イクシマ)氏が担当している。

 

 

 

miku2発売元はアニメイトグループの一社であるムービック、製造元はFDKである。日本製で認定番号もあるので、FDKエナジー製と思われる。問い合わせ先は住所も浜ゴムビルでFDKのものと同じ。自分が購入したのは安売り350円だったが、定価は500円。いくらFDKエナジーの日本製でも買うのがためらわれる金額です。

 

 

miku3商品名は初音ミク乾電池なのに、イラストを見るとミクだけではなく、鏡音リン・レンもいるので正確にはボーカロイド電池もしくはボカロ電池というべきだろうか。バーコードのベンダーが気になったので調べてみると、ムービック(4961524)のものでした。

以前紹介した萌え電池はインドネシア製で液漏れにも不安を感じますが、FDKの日本製なら、液漏れ耐性も強いので保存・おみやげには最適ですね。


萌え電池のまとめ

萌え電池とは“モリモ商事”が発売する西又葵氏デザインのイラスト、いわゆる萌え絵がプリントされたシリーズである。今回は萌え電池をまとめてみた。ちなみにイラストを書いている西又葵氏とはエロゲブランドNavel所属の原画家・イラストレーターで最近は米袋のイラストやペットボトルお茶のイラストなど様々なモノの絵を描いていることで知られる。

moe1これが一番最初に売られた萌え電池。末期には100円ショップでも売られていたことがあるので見たことがある人もいるのではないだろうか。

絵は西又葵氏がこの電池のために描き下ろしたもので、単3がメイド、単4がネコがプリントされたデザインとなっている。台紙の割に電池に書かれているイラストは小さいので痛さはあまり無い。

 

moe2単4を箱買いしてみました。箱にイラストが描いてあるわけでもなく、箱だけ見たら別段、何の電池だかはわからない。10パック(20本)入っている。moe3

開けてみるとこんな感じで電池が入っています。

 

 

これが次に発売された萌え電池でmoe4、西又葵氏が所属するゲームブランドNavelのゲーム「SHUFFLE! Essence+」のイラストを用いたものになった。かつて、コナミが富士電気化学(当時)製造で「ときめきメモリアル」のアルカリ電池を売っていたことがあったが、美少女ゲーム、いわゆるエロゲーがコラボで電池を発売したのはおそらくこれが初だろう。

単3は芙蓉楓というキャラクターがプリントされており、単4は相変わらずネコである。今回はキャラが電池全体にプリントされており、痛さは倍増。電池が見える電池ケースに入れたら目立つこと間違い無しである。前の萌え電池は型番が無かったが今回は単3が「AN-LR6M2」、単4が「AN-LR03C2」と型番が付いている。

moe5 これが自分が見た中で最後の萌え電池。多分、最終世代と思われる。今回もゲーム「SHUFFLE! Essence+」のイラストを用いたもので、単3には八重桜というキャラクターがプリントされている。残念ながらこの世代の単4は入手できなかった。どうせ、ネコでしょ?と思ったあなたは鋭い!検索してみるとそのようですね。型番は単3が「AN-LR6M3」、単4が「AN-LR03C3」である。

 

という訳で、萌え電池のまとめを駆け足で見てきたがいかがだっただろうか?ちなみに電池自体はインドネシア製で100円ショップで4本100円で売られているモリトク(輸入元は丸紅情報システムズ)の単3に似ている。