現在FDKより発売されている“Fujitsu”ブランドのハイグレードアルカリ電池である“Premium(プレミアム)”タイプの単5です。
この電池は2、3日前にあるホームセンターで入手した電池なのですが…。
購入した時には気付かなかったのですが、パッケージされている正面左の電池から液漏れしていました。写真だとわかりにくいとは思いますが、マイナス極が変色しているのがわかります。
この時点でメーカー送りなのは決定ですが、送る前に写真を撮っておくことにしました。
撮り方を変えてみました。これだとマイナス極が変色しているのがわかるのではないかと。まだ液漏れしてから時間が経過していないのか、パッケージ上から電池を押さえると液体が残留していることがわかります。
パッケージ裏の使用推奨期限は「03-2017」。プレミアムタイプの単5と6P形は2年期限であるので、2015年3月製造の電池となり極めて新鮮です。
ちなみにFDKには既に問い合わせ済みで、商品は静岡県湖西市のFDKエナジーに送って欲しいとのことでした。今回は交換と調査をお願いしてみました。調査には約2週間かかるとのことなので気長に待っておくことにしましょう。
・こっそり追記(2015/5/19)
FDKエナジーより速達郵便が到着しました。5月13日に発送して、5月19日に届きましたから、ほぼ1週間程度で随分早いですねぇ…。
中には代替品の単5電池2本と、「富士通 電池・電池応用商品」の総合カタログ、参考資料として電池工業会発行の小冊子“WE LOVE DENCHI”の2014年版(PDF版が電池工業会のページで見れ、それと同一)が入っていました。
少なくとも近所の量販店などでは富士通乾電池のカタログは配布されていないので結構嬉しいな。電池工業会の小冊子も電池工業会のイベントなどでしか入手出来ない一品なのでレアかも。
同封の書面によると、やはり調査には2~3週間かかるとのことなので先に代替品を送ったとのことらしいです。さすがFDK、とても素晴らしい対応と言えます。
ちなみに代替品は“Premium”タイプなのは同一(さすがにこれ以上のグレードの電池はありませんからね)、使用推奨期限は「05-2017」で、なんと今月(2015年5月)製造の電池が到着しました。
・こっそり追記2(2015/6/2)
FDKエナジーより調査結果が到着しました。なお、こちらも速達郵便で到着しました。
ちなみに調査結果が気になったので、写真を取る前に開封してしまいましたw。
同封されていた“調査結果報告書”。
結果としては開路電圧は未使用品と同様で、液漏れしている側は若干ながら電圧が低かったそうです。
液漏れしている側の電池を解体してみたところ、負極ゲルに黒色の不純物が発見され、分析した所“鉄”であることが判明。その不純物が混入したことで電池内部にガスが発生し、内圧が上がり液漏れしたとの見解でした。
以前、マクセル“ボルテージ”の単4でも未開封で液漏れする事例が発生、メーカーに返送してみたら、やはり今回と同じように不純物が混入したことで液漏れしたとの報告でした。そういうことを考えると電池内部に不純物が混じるというのはこの業界(?)では普通なのでしょうかねぇ…。
リチウムイオン電池では不純物が混入したことで発火したという事故がありました。これはアルカリ電池なので液漏れで済んでいますが、何とかして欲しい事態ではありますね。