前回のブログでは“fujitsu”ブランドの電池を発売していることで知られるFDKのナツメ球と点灯管を紹介しましたが、今回は更に知られていないと思われる“FDK”ブランドの蛍光灯を紹介します。
ただし、この蛍光灯は一般市販されていたものではなく、旧“富士通”ブランドの懐中電灯に取り付けられていたもので、珍しいブランドの蛍光灯だったので取って保存していた記憶があります。
FDKとは現在の“FDK株式会社”の前身に当たる“富士電気化学株式会社”の社名の頭文字を取ったもので(Fuji Denki Kagaku)、富士電気化学の時代でも電子部品などでは既に“FDK”のロゴが記載されていたことがあります。
蛍光灯を点けてみたところ。この蛍光灯は4Wという直管形の蛍光灯では一番小さいもので、懐中電灯やランタンなどに使われているタイプのものです。
なお、ブランドは“FDK”となっていますが、“TSP”の略号が付いていますから、これは東芝ライテック製ですね。
自社のものには自社のブランドのものをという姿勢がいいですね。
今でも富士通ブランドの蛍光灯付きランタンはあるようですが、中のランプが気になってきました。
余談ですが一昔前は4W蛍光灯を使うものにはじめからついているものが全く知らない舶来ものだったりして面白かったのですが、最近は何もかいていないものが増えてきたりしてちょっと寂しいです。
コメントありがとうございます。
確かに中の蛍光灯なんて見えないのにもかかわらず、ちゃんと自社ブランド製のものを作って付けるのは素晴らしいですね。
現在発売されているものはどうなんでしょうか…。確かに気になる点であります。
現行品の中に入っているものは自分が確認したかぎりブランドはありません。
ちなみにオーム電機やそれのOEM(オームに供給した元の会社の?)なダイソーにも同タイプなハンディ蛍光灯がありましたが、いずれも無ブランドどころか無記載な昼光色4Wでした。
現在販売されている4W蛍光管はカラーがばらばらで白色だったり、昼光色だったり…
オーム電機の蛍光灯懐中電灯ですが回路がしっかりしていないのか電圧降下に弱いのか弱った電池で使い続けるとあっという間に蛍光管が黒くなって無駄にしてしまいます…
今はやっていませんね、
中国などで生産されているために現地企業の奴のノーブランド蛍光灯です、
TSPなので東芝製ですね、
ME:松下
▼▲:NEC
HLK:日立
SOC:三菱
NECライティングの略号はアルファベットではなく“N”を図案化したようなマークで特徴的ですよね。
http://miharin.wktk.so/recharge/tmp/neclighting.jpg
写真の蛍光灯はサンヨーブランドなNECライティング製。レアかもですが、文字が薄いのが残念。
最近になって東芝の4W蛍光灯で“IWASE.P.D”という略号を発見したのですが、これは岩瀬プリンス電機製だそうで、蛍光灯の世界も奥深いものですねぇ。
http://miharin.wktk.so/recharge/tmp/iwasepd.jpg
少し前までプリンス電機さんが(プリンス電機関係だけだったかな?)説明ページを公開していましたが、いつの間にかなくなっていました。
(知恵袋の投稿に当時のページからの引用が残っています。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1451163989)
https://drive.google.com/file/d/0BxSLogRnaDw1WXlfZXZLOGhGVjA/view?usp=sharing
サンヨーの蛍光灯で”TS”の表記を見つけました。(上部)これも東芝なのでしょうかね。
下部はもっと古い蛍光灯です。製造者記号がありません。
80年代前半あたり(推測)までは無かったような気がします。
プリンス電機の説明はホームページリニューアル時に移転しただけのようで、現在でもその知恵袋で引用された項目自体は残っていますよ。
http://www.prince-d.co.jp/support/faq
Q6.形名の所にPRINCE.D.、IWASE.P.D、NSDと入っているがこの意味は?
製造者の表示となります。
PRINCE.D.は「プリンス電機」の略称、IWASE.P.Dは「岩瀬プリンス電機」の略称、
NSDは弊社旧社名「日本真空電気」の略称を表します。
ちなみに同じく東芝の4W蛍光灯で“TK”という略号表記がありました。こちらの方は謎ですね…。
http://miharin.wktk.so/recharge/tmp/tk.jpg
4Wの蛍光灯…一番多く消費しているのは門灯と仏壇だったり。