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アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形

megavolt_1ディスカウントストア“ドン・キホーテ”で売られているPB品のアルカリ電池。ブランド名は“MEGAVOLT(メガボルト)”で、パッケージには『情熱価格』というドン・キホーテのPBブランドのロゴも記載されており、このアルカリ電池は同ブランドに内包されているようです。
なお、MEGAVOLT(R)とあるようにこのメガボルトという名称は“株式会社ドン・キホーテホールディングス”の登録商標となっています(第5513107号)。

※:ちなみに指定役務区分は「第9類:電池」と「第35類:電気機械機具類の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供」。

megavolt_3このメガボルトは以前、単3と単4は4本入りでありましたが、現在は6本入りの電池に変わっています。
店頭価格は単3と単4の6本入りが税抜98円でしたが、旧モデルである写真の単4の4本入りは投げ売りで税抜65円で売られていました。

 

 

megavolt_4パッケージ裏。左が4本入りのもので、右が現行の6本入りのものです。4本入りのものはパッケージに“OHM ELECTRIC INC.”と書いてあるため、オーム電機の製品であることがわかりますが、6本入りのものは輸入販売元“株式会社ドン・キホーテ”に変わっています。
バーコードも異なっており、4本入りのものはベンダーがオーム電機(4971275)ですが、6本入りのものは独自バーコードになっていました(つまりJANコードではない)。

megavolt_5電池の外観。左上、右上が現行6本入りの単3と単4で、右下が4本入りの単4です。
パッケージと同じく、現行6本入りのものは輸入販売元“株式会社ドン・キホーテ”となっているのに対し、4本入りのものは発売元“株式会社オーム電機”となっていて異なります。生産国はどれも“Made in China”で中国製です。
デザインは両者とも同じですが、表“MEGAVOLT”ロゴの“V”の色合いが違います(輸入販売元“株式会社ドン・キホーテ”の方が濃い)。

megavolt_6プラス・マイナス側。左2本が6本入りの単3、中2本が6本入りの単4、右2本が4本入りの単4です。どれもマイナス極の絶縁リングの色は「」です。
使用推奨期限は6本入り単3が「06-2019」、6本入り単4が「03-2019」、4本入り単4が「01-2019」でした。パッケージには『使用推奨期限5年』と記載してありますから、それぞれ2014年6月・3月・1月製造の電池であると思われます。

megavolt_7現行の6本入り単3をオーム電機の“V-アルカリ乾電池”と比較してみました。両者ともマイナス極の絶縁リングの色は「」で似ていますが、使用推奨期限の印字が異なっています。具体的には文字の間隔がV-アルカリ乾電池と比べてみると違って見えます。

 

 

megavolt_8マイナス極の皮膜を剥いでみました。マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプで同じですが、穴の形状が異なり、なおかつ絶縁リングの色がV-アルカリ乾電池が濃い緑色の絶縁リングなのに対し、メガボルトは薄い緑色の絶縁リングになっています。従って、発売元“オーム電機”と輸入販売元“ドン・キホーテ”のものは製造元が異なる可能性が高いです。

ただし、発売元“オーム電機”である4本入り単4はV-アルカリ電池と使用推奨期限の印字が似ていましたので、V-アルカリ乾電池と同じである可能性があります。

megavolt_9この違いは6本入りになった単3や単4だけかと言えばそうではなく、単1や単2も変わっているようです。今回は代表で単1を紹介。
先にネタバレしてしまうと、左が発売元“オーム電機”の前モデルのもので、右が輸入販売元“ドン・キホーテ”現行モデルのものです。
パッケージはほぼ同じですが、オーム電機の方が『品番 07-6372』というオーム電機の商品番号と“高品質(当社比)”2本入という表記がありますが、ドン・キホーテのものにはそれらの表記がありません。

megavolt_10パッケージ裏。前述の単4・4本入りと6本入りと同じように、オーム電機のものには“OHM ELECTRIC INC.”と書かれていますが、ドン・キホーテのものには輸入販売元“株式会社ドン・キホーテ”となっています。バーコードのベンダーも同様で、前者はオーム電機ですが、後者は独自バーコードになっています。
型番も異なり、オーム電機のものは“LR20/2S/M”という型番ですが、ドン・キホーテのものは“LR20/2S/M2”と“2”が付加された型番となっていました。

megavolt_11電池の外観。左が発売元“株式会社オーム電機”となっているもので、右が輸入販売元“株式会社ドン・キホーテ”となっているものです。単4ではあまり違いは見られませんでしたが、この単1では色合いが大分異なり、オーム電機のものは金ピカで金の色合いが薄く、ドン・キホーテのものは金の色合いが濃くなっているのが写真でも確認できます。ちなみにこちらも両者生産国は“Made in China”で中国製です。

megavolt_12プラス・マイナス側。左2本がオーム電機のもので、右2本がドン・キホーテのものです。やはり使用推奨期限の印字が異なり、両者の製造元は別物である可能性が高い?
なお、使用推奨期限は前者が「12-2018」で後者が「05-2019」となっていました。単1も使用推奨期限は5年であるので、それぞれ2013年12月と2014年5月製造のものであると思われます。この2つの電池は同時に購入したものですが、製造日に大分間がありますね。


CASIO R6 SIZE AA UM-3 1.5V

casio_1“CASIO”ブランドの電卓や腕時計などで知られる、カシオ計算機のマンガン電池です。
カシオの製品に付属してきた電池であると思われ、最近紹介した日本電気ホームエレクトロニクスのマンガン電池と比べ、付属品専用の電池である為かブランド名は一切冠されてはなく“CASIO”という社名ロゴのみなのが印象的な電池であります。
デザインはカシオカラーと言えるをバックに文字はグレーという、極めてシンプルデザインな電池と言えるでしょう。

casio_2注意書き部分。社名表記は一切無く、片面には日本語での注意書きが、もう片面には英語での注意書きが記載されています。

 

 

 

casio_3生産国は電池下部(マイナス極側)に記されています。“MADE IN JAPAN”と記載されており日本製です。
一方、表の“CASIO”ロゴ下に『K.M.E.』という製造者記号らしき表記があります。このK.M.E.は巷で鹿児島松下電子の略であるとか、九州松下電器の略であるとか言われていますが、1972年のJIS表示許可工場名簿に記載がある九州松下電器(現・パナソニック システムネットワークス)が個人的に怪しいと思っています。

casio_4プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングは「」で、マイナス極の刻印は「89-10」と記載してあり、1989年10月製造の電池であると思われます。


電池工業会に寄贈された電池と携帯電灯

一般社団法人 電池工業会”が発行する機関紙「でんち」の平成26年8月1日号に面白い記事が掲載されていました。
記事は『使用推奨期限から16年経ても点灯した奇跡のアルカリ乾電池』というタイトルで、詳しいことは当該記事を読んで欲しいので省略しますが、要約すると家の押入れにしまってあった自転車用の携帯電灯を見つけスイッチを入れてみると点灯したことに感動し、中を開けてみると使用推奨期限「02-98」と記載された液漏れも見られない古い日本製のアルカリ電池が出てきたという記事です。

superex中に入っていた電池は90年代初頭に日立家電が発売していた“スーパーEXシリーズ”の単2電池であると思われ、記事掲載の写真を拡大してみてみると『C8511 F D K 380130 Made in Japan』という記載が見られますから、富士電気化学 鷲津工場(現・FDKエナジー)製であると思われます。

 

本ブログでも過去、古いアルカリ電池が今でも使えたという記事はありましたが、どれも水銀が含有されていた頃のアルカリ電池でありました。それに比べてこの電池工業会の記事で紹介されていた電池は“水銀0使用”のアルカリ電池であると思われ、比較的液漏れしやすいと言われる水銀0使用の電池が液漏れせずに残っていたというのは珍しい事例なのではないでしょうか。
この功績を讃えて電池工業会は製造元のFDKエナジー株式会社を表彰すべきだと思いますw。まぁ、これはやり過ぎかと思いますが、この寄贈された電池を元 に電池工業会は日本製乾電池の素晴らしさを継承して頂き、日本製乾電池が増えれば自分としても大変嬉しい限りです。また、FDK自身も当社OEMの電池が 液漏れせずに今でも残っていました的なマーケティングを行えば現在の“Fujitsu”ブランドアルカリ乾電池の売れ行きも上がるのではないでしょうか。


NEC SUPER マンガン乾電池 R6P/LN

R6P(LN)_1現在は存在しない“日本電気ホームエレクトロニクス”のマンガン電池です。同社は日本電気(NEC)の子会社であった家電製品を製造・販売していた企業でありましたが、現在は紆余曲折あり、消滅しています。
今回紹介する電池は赤い外観が示すように赤マンガン相当の“SUPER”で、本ブログでは以前NECロゴが旧ロゴ時代の黒マンガン“NEO SUPER”も紹介したことがあります

 

R6P(LN)_2注意書き部分。電池は1本しか所持していないので合成しています。注意書きはバックの赤ベースによく映える、黒い文字でとても読みやすい注意書きです。
社名表記は“NEC Home Electronics, Ltd.”で日本電気ホームエレクトロニクスの英社名表記です。原産国は“MADE IN JAPAN”で日本製、JISマーク表記“C 8501 T-S”と書いてあるため、東芝電池佐久工場製であると思われます。

以前、本ブログで紹介したNEC旧ロゴ時代の黒マンガン“NEO SUPER”もJISマーク表記“C8501 T-T”で東芝電池高崎工場製であったようなので、NECの乾電池は代々東芝電池製だったのかもしれません。

R6P(LN)_3プラス・マイナス側。こちらもやはり合成になります。プラス極の絶縁リングの色は本体色の赤には似合わない「」。
写真では見えにくいかもしれませんが、使用推奨期限は「05-98」。2年期限と推測すると、1996年5月製造の電池であると思われます。

 

 

R6P(LN)_4恐らく、今回紹介した電池はNECの製品に付属されていた電池であると思われ、一般市販されているような気配は見られませんが、やはりカタログにはこの電池が掲載されています。
このカタログは日本電気ホームエレクトロニクスの「セールス用カタログ“’96夏号”」掲載のもので今回紹介した電池の製造日と思われる期日に近く、推測した製造日はビンゴと言えそうですね。
ちなみに以前紹介した’91秋号”のカタログと比較すると、6Pのマンガン電池が廃止され、単4のアルカリが追加されているのがわかります。


maxell SUPER POWER ACE BLACK マンガン乾電池 単4形 R03(BN)

R03(BN)_1日立マクセル(以下、マクセル)の黒マンガン電池である“SUPER POWER ACE BLACK”の単4です。
マクセルの黒マンガンは単1~単4、そして006Pまでのサイズが発売されています。
特に単4はFDK(富士通)パナソニックのような4本パックは存在せず、写真の2本ブリスターパックのみ。そのためか店頭であまり見ることのない電池であるような気がします。

 

R03(BN)_2パッケージ裏。特にキャッチコピー等の記載は無く、至って普通な注意書きが羅列されているのみです。ちなみにバーコードのベンダーは日立マクセル(4902580)。

 

 

R03(BN)_3電池の外観。デザイン自体は単1~単3、006Pと同様のデザインになっていますが、単4のみ外装が金属外装ではなくビニール外装のためか、他のサイズと違って色合いが異なっています。
もちろん、マクセルの乾電池ではお馴染み“グリーンウッド”のシンボルマークも健在。そのマークの下には“水銀0(ゼロ)使用”の記載もあります。

 

 

R03(BN)_4注意書き部分。至って普通の注意書きです。記載の住所は東京都千代田区の日立マクセル本社の住所になっています。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製

 

 

R03(BN)_5プラス・マイナス側。左2本の東芝ホームアプライアンス(現・東芝ライフスタイル)“KING POWER CREEK”の単4と比べてみると、プラス極の特徴やマイナス極の刻印がそっくりです。ということはGP製でしょうか…?
ちなみに使用推奨期限は「04-2016」。日立マクセルのホームページによると単4マンガン電池の期限は2年と記載してありますから、この電池は2014年4月製造の電池であることがわかります。

manganese_r03更にダイソーで売られているGPブランドの単4マンガン電池である“GP BLACKマンガン乾電池”と比較してみました(真中2本)。やはり、マクセルとプラス極の特徴とマイナス極の刻印が酷似しています。
左2本はJISマーク表記“C8501 T-S”で東芝電池佐久工場製の“TOSHIBA KING POWER Black”です。こちらはマイナス極の特徴は異なりますが、プラス極の特徴はよく似ています。


GoldenPower Ni-MH 充電式ニッケル水素電池 単3形/単4形 2本

goldenpowerni-mh_1日本向けとして売られている、中国の電池メーカー“GoldenPower”のニッケル水素電池です。秋月電子通商では同社の単3・2100mAh単4・900mAhのニッケル水素電池が入手できますが、これは単3・1300mAh単4・650mAhの低容量(エントリー)タイプです。
この電池は一部100円均一ショップで1本100円(税抜)で入手できる店舗もあるようです。自分はこの2本入りを各120円で入手しました。

 

goldenpowerni-mh_2パッケージ裏。注意書きは日本語表記のみで完全に日本向けの電池であることがわかります。輸入元は大阪市港区に所在する企業“RP Company Limited”で、この企業のことをWeb上で検索してもヒットしませんでした。
ちなみにバーコードは“489”から始まる香港のコードで、ベンダーは“GOLDEN POWER CORPORATION (HK) LTD”になっていました。

goldenpowerni-mh_3電池の外観。「充電式ニッケル水素電池」や「単3形(単4形)」の表記が日本語で記載してあり、日本向けに発売されている電池ならではの表記になっています。

 

 

 

goldenpowerni-mh_4注意書き部分。注意書きはもちろん日本語表記。パッケージ裏記載の「危険」と「警告」の部分の注意書きがそのまま記載されており、かなり細かい文字で読みにくい印象を受けます。特に単4の方は虫めがねを使わないと読めないレベルです。
ちなみにパッケージ裏にも注意書きの下部にも“水銀0使用”記載があります。元々ニッケル水素電池には水銀は含有されていませんから、本当なら“カドミウム0使用”が正解かな?

goldenpowerni-mh_6秋月電子通商で売られている2100mAhタイプとの比較をしてみました。色合いは全く同じですが、注意書きが英語表記であったり、「充電式ニッケル水素電池」という表記が「Ni-MH Rechargeable」と書かれていたりと細かい点が異なっています。
それにしても低容量タイプも高容量タイプも色が全く同じというのは紛らわしいですね。混ざってしまうと混用してしまいそうで怖いです。まぁ、自分のような電池コレクターだけなのかもしれませんけど。

goldenpowerni-mh_5ちなみにこの電池は構造が一部100円均一ショップで売られている武田コーポレーションの“VOLCANO NZ”やダイソーで売られている“ReVOLTES”と似ているため、一部ではこれらと同じものではないかと言われています。
しかし、単3は両者とも1300mAhで一致しますが、単4はGoldenPowerが650mAhVOLCANO NZやReVOLTESは750mAhで容量が異なります。それを考えるとやはり両者のOEM元は別物なのでしょうか…。


TOSHIBA リチウム電池 CR2032

toshibacr2032_1何の変哲も無い、現行品である東芝ホームアプライアンス(現・東芝ライフスタイル)のリチウムコイン電池“CR2032”です。

 

 

 

 

toshibacr2032_2パッケージ裏。ここ最近の東芝のリチウムコイン電池といえば、インドネシア製がメインだったのですが、この使用推奨期限「07-2019」(2014年7月製造)のロットでは“MADE IN JAPAN”の日本製になっており、つい気になって買ってしまいました。
バーコードのベンダーは東芝ライフスタイル(4904530)になっていますが、パッケージ上の表記は未だ東芝ホームアプライアンスのままです。

toshibacr2032_3電池の表と裏。表には“JAPAN”の表記があり、日本製であることがわかります(ちなみにインドネシア製はこの部分が“INDONESIA”になっています)。
不思議と表にも裏にもロット番号らしき印字や刻印は見られませんでした。

 

toshibacr2032_4日本製のリチウムコイン電池と言えば、日立マクセルなので同社製の電池とマイナス極側を比較してみました。どちらともツルツルではないつや消し的な表面処理で似ています。
現在でも塩化チオニルリチウム電池の製造工場として健在な東芝電池がこっそり製造していたというオチだったら面白かったのですが、表面にロット番号の印字が無いだけで恐らくはマクセル製なのでしょう。


普段使いの暮らしのベスト Super Hi-Capacity. ALKALI CELL 単4形

alkalicell_1中小スーパーマーケットにプライベートブランド品を卸している企業である“シジシージャパン”のアルカリ電池。
現行モデルのものは本ブログでも以前紹介したことがありますが、今回紹介するものはそれよりも古いモデルのもので、現行モデルよりどれ位前のモデルであるかは覚えていません。
デザインは金ベースのアルカリ電池ではベーシックなものです。

 

alkalicell_2注意書き部分。販売者は“株式会社シジシージャパン”。生産国は“MADE IN INDIA”でインド製になっています。インド製のアルカリ電池と言えば、一時期の三洋電機のアルカリ電池がお馴染みで、恐らくは同社(正確には三洋エナジー鳥取、現・FDK鳥取)のOEMであると思われます。

 

alkalicell_3現行モデルとの比較。真ん中2本が現行モデルです。「くらしのベスト」というブランド名は継承されていますが、旧モデルのものは「ALKALI CELL」が大きく「アルカリ乾電池」が小さいデザインになっていますが、現行モデルは「アルカリ乾電池」が大きく「ALKALI CELL」が小さいデザインで逆になっています。
その他、大きく違うのが生産国で旧モデルはインド製だったのに対し、現行モデルはパナソニックOEMのタイ製になっています。

alkalicell_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプで、ガス抜き穴は2つ穴タイプでした。
使用推奨期限は「01-2003 KT2」となっており、3ケタのロット番号が併記してあるタイプです。2年期限と推測すると、2001年1月製造の電池でしょうか。


HITACHI SG SUPER GOLD MANGANESE DRY-BATTERY UM-5(SG)

UM-5(SG)_1日立の黒マンガン“スーパーゴールド”こと「SG」の単5になります。
単5マンガン電池は80年代まではチューブ外装+樹脂封止という構造でしたが、90年代に入ると単1~単3サイズと同じような金属外装を実現、液漏れ補償を可能にしました。現在は単5マンガン電池の需要が低下したためか、日本市場では単5のマンガン電池は発売されていません。
写真の電池も外装は金属外装のものです。

 

UM-5(SG)_2注意書き部分。電池は1本しか無かったので、合成しています。注意書きは至って普通ですが、単5マンガンとしては珍しい液漏れ補償付きの電池になっています。前述した通り、単5マンガン電池は90年代に金属外装の電池が現れ、液漏れ補償付きになりますが、1993年には底板表記が“使用推奨期限”の表示に変わってしまいます
従って、補償付きの単5マンガン電池は1991年~1992年頃までに製造された電池のみであり珍しいのです。

保証期間は「製造年月より2年間」、“保証内容は当社補償付乾電池と同じです。”と書いてあり、さすがに単5サイズの小さい電池には補償条件などが記載できなかったのか、省略されています。
社名表記は“株式会社 日立家電”で日立のロゴは日立(亀の子)マークが無い現行のロゴになっています。写真には写っていませんが、“Made in Japan”の表記がある日本製水銀0使用となっています。JISマーク表記は「C8501 MABI」と記載してあるので松下電池工業(現・パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社)製と思われます。金属外装の単5マンガン電池の大半は同社製で、多くの金属外装の単5マンガンで“MABI”の表記が見られました。

UM-5(SG)_3マイナス極。写真では見えにくいかもしれませんが、底板には「92-10」の表記が見られ、1992年10月製造の電池です。

 

 

 

UM-5(SG)_4左が今回紹介した電池で赤をベースとしたデザインとなっていますが、後に右のような緑をベースとしたデザインに変更され、表に双葉のマークも追加されています。このデザインは現在発売されている日立の“SG”でも全く変わっておらず、単5サイズは発売されていませんがその他のサイズは発売されています
小さい変化としてはプラス極の絶縁リングも「」→「」に変わっていて細かいですね。


SONY NEW SUPER SUM-3(NS) [赤バージョン]

SUM-3(NS)_1ソニー・エナジー・テック(現・ソニーエナジー・デバイス)が発売していた、赤マンガン電池である“NEW SUPER”です。
以前本ブログでも紹介したことのある、ソニーのマンガン電池“SUPER”の後継モデルに当たる電池で、以前はこの記事で紹介した“SUPER”と同じく橙(オレンジ)のボディーカラーでしたが、赤マンガンらしくに変わってしまいました。

 

SUM-3(NS)_2注意書き部分。マンガン電池の液漏れ補償があった頃の製品で、マイナス極の底板に表示された製造年月より2年間となっています。
それにしても写真上の“NEW SUPER”ロゴの下の「SONY ENERGYTEC INC. MADE IN JAPAN」から始まる英文の注意書きがデザインと一体になっていてカッコいい。これこそがソニーデザインと呼ばれたものなのかもしれません。

社名表記は“株式会社ソニー・エナジー・テック”で渋谷の住所になっている。生産国は日本

SUM-3(NS)_3プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングは「」で、同時期に発売されていた黒マンガン“NEW ULTRA”の絶縁リングは「」になっていました。
写真では見えにくいかもしれませんが、マイナス極の刻印は「90-01」になっており、1990年1月製造の電池です。国内でマンガン電池の水銀0化が達成するのが1991年であるので、この電池はまだ水銀を含有していた頃の電池です。

SUM-3(NS)_4ソニーの電池にはJISマークなどの表記が無いことが多く、どこで製造しているのかが不明な部分が多いですが、この電池にもJISマークなどは記載されておらず製造元は不明。
しかし、本記事で紹介した電池から3年後1993年3月製造の黒マンガン“NEW ULTRA”では「C8501 S-K」とJIS表記があり(ちなみにS-Kはソニー・エナジー・テック自社製)、ソニーの乾電池は表記がまちまちで謎な部分が多い。