現在“日立コンシューマ・マーケティング”が現行品として発売している“HITACHI”ブランドのアルカリ電池「ビッグパワー」です。
“HITACHI”ブランドの電池と言えばとにかく入手しづらいことが有名で、かつてはベスト電器やセブン-イレブンなどにOEM供給していたことで有名ですが、今ではモノタロウなど一部の通販サイトでは入手できるのみで、まず店頭では見かけることのない電池であります。
パッケージ裏のバーコードラベルです。単1サイズ2本シュリンクパックでの品番は“LR20(EX-S) 2PY”。包装は例の軟質系フニャフニャシュリンク。もうこれで製造元がわかってしまいますw。
バーコードのベンダーは日立コンシューマ・マーケティングでも日立リビングサプライでもなく“日立アプライアンス(4902530)”。
かつて、“HITACHI”ブランドの乾電池は“日立リビングサプライ”という企業が発売を担当していましたが、現在は“日立コンシューマ・マーケティング”が同社を吸収、日立コンシューマ・マーケティングのリビングサプライ社という社内カンパニーとなったため、現行で発売されている“HITACHI”ブランドの乾電池は“日立コンシューマ・マーケティング”の表記となっています。
型番表記部分。かつてはJISマークが表示されていたと思いますが、現在のものには表示されていません。この電池の使用推奨期限は5年でこの電池と同じくFDKがOEM供給している三菱電機ホーム機器の“アルカリ乾電池G”ではJISマークが残っていることを考えると、この電池はFDKのOEMではなく、アルカリ電池におけるJIS認証を取り下げ、全ての電池からJISマークを無くした日立マクセルからのOEMというスタンスなのかもしれません。
プラス・マイナス側。マイナス極には日本産FDKエナジー製の単1と単2の証である“逆装填防止機能”が装備されています。とは、言っても冒頭のシュリンクパックでOEM元はバレバレですが。
なお、使用推奨期限は「09-2020」。前述の通り、この電池の使用推奨期限は5年ですから、2015年9月製造の極めて新鮮な電池でした。