本ブログでは7月10日から10000アクセス記念として、一週間レトロ電池を取り上げてきたのですが、最終日の今日は東芝の初代“キングパワー”型の電池缶を紹介します。
乾電池というのは丸くて缶っぽい形状から各社が販促品として様々な電池柄の缶やゴミ箱などを配布してきたようですが、今回紹介するものもそんな販促品として販売店に配布されたものと推測されます。
単1電池と比較するとこんな感じ。かなり大きいことがわかります。写真を見ればわかると思いますが、結構大きいので廊下で撮影しています。
今回取り上げたキングパワーのものは大きさや蓋が付いていることからゴミ箱ではないと思われますが、東芝は電池の新製品が発売された節目で電池型のゴミ箱が配布されていたようで、「キングパワーU」・「ULTRA Z」・「アルカリ1」型のゴミ箱は見たことがあります。
天面の蓋。当時のキングパワーのプラス極に挟まれていたシールテープも再現。東芝はかなり初期から現在に至るまでベルマーク運動に参画しており、当時のキングパワーにおいてもこのシールテープがベルマークの代わりでした。後にバーコードが導入されると、ベルマークはバーコードの位置に移動(詳しくはこちらの記事を)、シールテープは新しい電池の目印である「あたらシール」となります。
側面。当時(1970年)の東芝は乾電池も積層電池この黄色いデザインベースのものを採用していました。価格は60円。この缶は単1サイズをベースに作成されているので、ナショナルの初代ハイトップと同じ値段であることがわかります。
電池でもないのに、ちゃんとJISマーク表記も再現!今持って謎と言われる製造者記号「R-O-V」の記載があります。認定番号は“6922”。ちなみに、この電池缶はウチでゴミ箱として活躍しております。でも、これはゴミ箱として考えると小さい。個人的にどういう目的で配布されたのか気になる所ではあります。
と、言うわけで、一週間レトロ電池を取り上げたので、明日以降は普通の電池紹介ブログに戻ります。次は10万アクセスですが、これを超える企画が今のところ思いつかないなぁ…。取り敢えず、来てから考えることにしますわ。