今回は今は亡き電池メーカー“朝日乾電池”の古い単3電池を紹介します。同社は老舗の電池メーカーでしたが、松下電器産業(現・パナソニック)の子会社となり、組み込み(OEM向)電池専用の電池メーカーとして存在していました。
しかし、いつの日かパナソニック エナジー社(現・パナソニックAIS社)に吸収されたようで、現在はこのメーカーは存在しません。
電池の表・裏。朝日乾電池の名の通り、“朝日”の絵が印象的。子供の頃この電池はアサヒビールが作っている電池だと思っていた。ちなみにこの電池はリサイクルショップで買ったおもちゃのペンライトの中に入っていた電池。
裏には「MADE IN JAPAN」の記載があるが、刻印や印刷の類がないので年代は不明である(レトロ電池ってこんなのばっかだな)。
プラス・マイナス側。手がかり的には「81-10」表記(1981年10月製造)のノーベルの電池と同じ構造なのでこの頃なのかな?と推測してみる。
ちなみにこの電池、まだ元気で明るくはないけど、電球を付くぐらいのパワーは残っている。リモコンあたりならまだ使えそうですね。
パナソニックエナジー社に経営統合前はインドネシア製でしたので、
ブランドだけで生産はパナソニック(インドネシアゴーベル)なのかと推測。
仮にゴーベルだった場合、本当にOEM供給(製品付随)だけの電池で別会社、
しかも、生産はパナソニックエナジー社ということになる、
経営効率化で合併は仕方ないかと思います…
最初に見たのは子供のころに買った実験キット、
豆球をいろんな方法で点けるだけの遊びみたいなおもちゃのようなキットでしたが、
それに付随した電池が朝日電池でもちろん日本製。
キットは成長するに従い使わなくなり、最後は配線取り・部品取りでガワだけになり捨てちゃったけど、
電池だけは残っていた!(液漏れしまくりだけど…)