二次電池」カテゴリーアーカイブ

再充電可能な二次電池(ニカド電池・ニッケル水素電池・鉛蓄電池)を扱うカテゴリです。

SANYO eneloop lite HR-3UQ

HR-3UQ_1未だに近所のドラッグストアで売られていた、旧“SANYO”ブランドの「eneloop lite」。別段安かったわけではないが、壁掛け時計用の電池として購入。
eneloop liteとは、通常のeneloopよりも充放電使用回数を増やした分、公称容量が減っているエントリーモデルのニッケル水素電池である。パッケージには「容量Min.950mAh」と書いてあり、その注釈に『本電池の機器での使用時間は、同サイズの「eneloop」の約半分になります。』と書いてあります。本当に小さい文字でw。パッケージは普通のブリスターパッケージで他のeneloopシリーズ特有の繰返し使えるケースにはなっていない。
やはり、eneloopはSANYOだと思う。Panasonicになって結構経つけど、馴染まない。

 

HR-3UQ_2上が2010年4月製造ロット(旧型)。発売日に購入したので最初期ロットと思われる。下が今回購入した新しいので、2012年8月製造ロット(新型)。
両者ともデザインは同じで違いは見えないように見える。ですが…、

 

 

HR-3UQ_3プラス・マイナス側を見てみると、マイナス極の突起の大きさが変わっており、旧型(写真右2本)が突起の大きさが小さく、新型(写真真中2本)は大きい。これはこの電池のOEMらしいことで知られるタミヤのネオチャンプでも見られるようで、突起が大きい新型の充電電圧が若干高いらしいことがあるブログで記載されていた。
現行のPanasonicブランドのeneloop liteでは突起が大きいタイプでした(写真左2本)。

HR-3UQ_4よく見てみると、プラス極も異なり、旧型の方がガス抜き穴が見える突起となっているが、新型の方はガス抜き穴が見えない突起となっていた。


FUJI NOVEL Ni-Cd BATTERY F-2C

NOVELNi-Cd_1前回の記事でちょっと写り込んでいたノーベルのニカド電池の単2。今日はこれを紹介します。
外観は「」で、後のニカド電池の識別色を予見しているようです。デザインは“FUJI NOVEL”時代の乾電池と同じものです。

 

 

 

NOVELNi-Cd_2パッケージ。『500回以上充放電可能』と記載されているのが目立ち、500回?凄いなぁと思います。が、右上の価格は2400円で買うのを思わず尻込みしてしまいそうです。さらに初回購入だと充電器も必要になりますから、さらに嫌になりそうです。
電池の種類は大きく書かれておらず、小さく「ニッケル・カドミウム・バッテリー」と書かれています。さらにその下には1.2V 1650mAh、充電時間15時間、充電電流165mAと定格が書かれています。

 

NOVELNi-Cd_6ちなみに1985年頃のパナニカ単2は1本1000円、2本2000円なので、ノーベルのニカドよりも安かった。もっともパナニカが安いのは中身がミニ単2(サブCセル)な偽単2(1200mAh)なのだからなのかもしれませんが。

 

NOVELNi-Cd_3パッケージ裏。面倒くさいので開封済みのパッケージをスキャナでスキャン。注意書きは無く、“ご使用方法”と“特徴”のみ。特徴を以下に記してみる。
●500回以上も繰返して充放電できるので乾電池よりも経済的です。
●とくに大電流放電特性にすぐれています。
●完全密閉型なのでガスの放出がなく安心して使えます。
●放電期間中はほとんど電圧が一定しています。
●堅牢な金属容器のため衝撃や振動に対して丈夫です。
●-20~+40℃と広い温度範囲で使えます。
●充放電いずれの状態で長期間放置後も充電すれば元に戻ります。
良いことずくめですね。でも、2400円なんですよねw。

もちろん、ニカド電池にはメモリ効果などのデメリットもありますが、そのことは書かれていません。
社名はFDKの前身である“富士電気化学株式会社”名義です。表記の住所は現在と同じ浜ゴムビルなのは凄い。

NOVELNi-Cd_4電池の外観。表は「F-2C NOVEL」と書かれていますが、裏には「NOVEL Ni-Cd」と書かれている。日本製で日本語での記載は注意書きの『■火の中へ投入したり、ショートさせないでください。』と書かれてあるのみです。

 

 

NOVELNi-Cd_5プラス・マイナス側。この電池にはプラス極に特徴があり、突起の上部に三角のガス抜き穴(ガスケット)がある変わった形状になっており、自分が見てきた中で見たことがない構造です。
写真右は後に発売されたと思われる“富士通”ブランドの「FN-2C」(1800mAh)で、この電池にはノーベルF-2Cにある特徴は見られない。


Panasonic 充電式ニッケル水素電池 BK-2MGC

BK-2MGC_12013年4月、パナソニックのニッケル水素電池が再編され、パナソニックブランドのエネループと充電式エボルタとの2ブランド体制になった。今回はその時に新しくなった単2サイズのニッケル水素電池を紹介する。
自分が乗っている自転車のライトが単2・3個使用のもので電池では勿体無いという理由で購入。国内メーカーだと単2サイズのニッケル水素電池は東芝「IMPULSE」かこのパナソニックのものしか無い。取り敢えず、自分はFDKトワイセルの日本製なパナソニックを選択した。

BK-2MGC_2パッケージ裏。一応特徴としては、
繰り返し1000回使える
5年後でも残存容量約70%ですぐ使える
ショートなどから電池を守る温度制御機能付
パッケージには書かれていませんが(カタログには書かれている)、電池自体に抗菌加工が施してあります。

実質、以前三洋電機で発売されていたeneloop・単2の後継モデルで、電池の抗菌加工過昇温防止機能(PTC)容量(3000mAh)1000回使用可能と旧・eneloop・単2の特徴を引き継いでいます。ただしパッケージはeneloopのような個性的なパッケージではなく、普通のブリスターパッケージです。
ちなみに今回購入したものは2013年4月製造のものでした。

BK-2MGC_3電池の外観。単2のeneloopの後継であるが、ブランドは“Panasonic”で、もはやeneloopでもないw。なぜ、単1と単2のみでパナソニックブランドを使用しているのかは不明。恐らくはeneloopとEVOLTAの両体制となると、両ブランドの電池を売らなければならなくなるため??

 

 

BK-2MGC_4プラス・マイナス側。外側はプラスチックでその上から印字されているチューブ(ビニール)が巻かれている構造である。
一説によると、この中にはeneloopの単4が4個並列で接続されているとのこと。確かに容量を計算すると一致しますね(750mAh×4=3000mAh)。自分が買ったこの電池は1個1300円でしたので、パナソニックエネループの単4・4個とさほど変わらない価格です。

BK-2MGC_5以前紹介したパナニカの単2との比較。若干パナニカの方が小さい印象を受けます。限定版でもいいから、このデザインで復刻発売してほしいなぁ…、と思うのは自分だけだろうか。


GS α・PACK PA6V0.5

PA6V0.5_1GSブランドで知られる日本電池(現・ジーエス・ユアサコーポレーション)の小型シール鉛蓄電池。日本電池のシール鉛蓄電池は一般品が“PORTALAC”ブランドとして(現・PEシリーズ)、それよりも小さいシール鉛蓄電池は写真のような“α・PACK”というブランドで展開していた。当時は単3・2本サイズのものも発売されていたようですが、現在はこのブランドの電池自体が発売されていません。
写真の電池は「PA6V0.5」という型番で、そのまま、公称電圧6V、公称電流0.5Ah(500mAh)を表している。

PA6V0.5_2鉛蓄電池は大きくて重いというイメージがありますが、単2電池と比較すると、写真のような感じで小さい電池であることがわかると思います。

 

 

PA6V0.5_3手元にある6Vが充電できる鉛蓄電池用充電器が写真のユアサ製しか無かったので、取り敢えず充電してみました。24時間充電しても全く電圧が無かったので、完全に劣化していると考えられます。
鉛蓄電池は生モノ。保存するときも満タンの状態で保存、半年おきに電池の状態を確認して補充電をしてあげないといけませんからね。過放電に弱いので、過放電すると劣化して使えなくなってしまいます(仮に充電できても本来の性能を発揮できなくなる)。


National Pananica 充電式 P-2USC

P-2USC_1大昔のパナニカ電池の単2を大量に入手した。昔なつかしの“National”ブランドでデザインも懐かしいですね。

 

 

 

 

P-2USC_3外観。外装はチューブ(ビニール)でなく、マンガン電池のような金属外装になっています。容量は1200mAhで今のエネループにも敵わない容量である。
保存状態が悪かったのか、外観がサビサビです。

 

 

P-2USC_2一番最初の写真を見ればわかると思いますが、ロットが違うのかプラス極が違うものがあった。
まず上部のリングが赤いの(通称「赤」とする)。これには「85-06」の刻印があり、1985年6月製造のものと思われる。

 

 

P-2USC_4次はプラス極が青いプラスチックの(通称「青」とする)。こちらにはマイナス側に刻印がないため、製造日が不明。だが、「Panasonic」ブランドのニカド電池(2003年8月製造)と似ているのでこちらが後期ロットと推測。

 

 

P-2USC_5金属外装なので、おそらく中に小さいニカド電池が入っているのだな?と推測し解体して見ることにした。大量にあるパナニカ電池から特に状態の悪かった「赤」と「青」を選抜して解体する。

※:知ってると思うけど、今回行う解体行為は電池本体の注意書きにある『分解』に当たる行為ですので、真似しないでね。

 

P-2USC_6まずは「赤」のガワを剥ぐってみた。案の定、赤いプラスチックに覆われた電池らしきものが見えます。

 

 

 

P-2USC_7赤いプラスチックのスペーサー?らしきものを取り外した様子。中には単2よりも一回りくらい小さいニカド電池が入っていました。これはラジコンや電動工具などに使われている“サブC”と言われるサイズの電池です。1982年の電池総合カタログを見てみると、これは「P-120SC」というパナニカのサブCサイズの電池のようです。なぜ単2サイズのニカドではなく、ミニ単2と呼ばれるサブCサイズが入っているのは疑問です。

P-2USC_8プラス側。突起部分が写真の様に接続されています。マイナス側も同じような感じです。突起を取り除いた、真のプラス極は粉が吹いている様に見えますね。

 

 

P-2USC_9次は「青」のガワを剥いだ。こちらは「赤」とは違い、電池の上と下にプラスチックがかぶっているように見えます。電池自体もチューブ(ビニール)を被っているわけではなく、裸電池になっています。コストダウンかな?

 

 

P-2USC_10プラスチックを取ったプラス側。こちらは突起部分が電池本体に直付けされています。

 

 

 

P-2USC_11マイナス側も底板が電池本体に直付けされています。

 

 

 

P-2USC_12「赤」と「青」の電池を比較してみると、両方とも同じサブCサイズのようです。


古河コラム電池

column_1古河グループの蓄電池メーカー“古河電池”のニカド電池『古河コラム電池』です。古河電池のカタログによるとコラム(COLUMN)とはエネルギーの柱を意味するニックネームのようです。
今回は新品未開封らしきものを入手。このブログのために開封・検証してみました。パッケージは写真の様な感じで、「古河コラム電池」とは書いてあるものの、ニカド電池とは書かれていません。英語表記では“FURUKAWA COLUMN(Ni-Cd) BATTERY”と書いてあり、ニカド電池であることがわかります。

column_2電池の外観。電池にはMFR:THE FURUKAWA BATTERY CO., LTDと表記、製造は古河電池だが、LICENSER:SONOTONE CORP.と書いてあり、SONOTONEというメーカーのライセンスを取得して生産していたようです。
このSONOTONE社はネット上で検索すると、かつてアメリカに存在した補聴器メーカーのようで、ニカド電池も製造、ACプラグインタイプのニカド電池も発売していたようです。同社は60年代後半に電池事業から撤退しているようです。

また、電池には公称電圧表記のみで公称電流が表示されていません。しかも、電圧も1.25Vという現在のニカド電池の公称電圧(1.2V)とは違います。ただこれはパナソニックAIS社のホームページ社史上で見れる初代パナニカらしき写真にも1.25V表記で記載してあり、初期のニカド電池では1.25V表記であったようです。従って、この電池は1970年初頭頃の電池だと考えられる??

電池自体には「5QMQP」の印字があるが、これが何を示すのかは不明。電池上の「Furukawa」ロゴも何か古さを感じさせる。古河電池でお馴染みのブランド「FB」も一応健在(写真下)。

column_3プラス・マイナス側。マイナス側はともかくとして、プラス側が珍しい構造になっている。プラス突起の周りは樹脂?で固められていて、突起も低い。これは機器によっては相性がありそう。

 

 

column_4電池自体に液漏れも見られなかったため、テクノコアの充電器TC-S40で充電してみました。写真左上のスロットに入っている電池はプラスの突起が低すぎて充電器の端子に届かなかったため、針金を入れて充電しています。

電池があるということは多分、この電池専用の充電器もあるのだろうがそれも見てみたいような感じがしますね。

この記事とは関係ないが、古河電池は社名に“電池”という名前があるものの、蓄電池のみで一般電池は発売していない。これは同じ古河グループにはFDKが存在しており、同社と事業がバッティングしてしまうためと考えられる(逆にFDKは蓄電池を取り扱っていない)。

★関連記事
FB FLH FLH1220S
→本記事で取り上げた古河電池の小型シール鉛蓄電池を紹介。


真っ白ニッケル水素電池

unknown_nimh1真っ白で表面に何も書かれていない充電式電池(単4)。文字通りノーブランドな電池であるが、本ブログの姉妹サイトである「充電池博物館」では敢えてこのような電池を掲載していない。理由としては何にも印字されていない電池を展示しても、やはり面白みが無いですよね。ネタとして展示してみます?無刻印電池ばっかりを。

 

 

unknown_nimh2写真では見にくいかも知れないが「eneloop pro」の単4と比較してみると、製造日の刻印がそっくり、eneloop proが“12-09 SK”、真っ白電池が“10-10 SI”しかもプラス側のガス抜き穴も似ているので多分FDKトワイセル製か。

付属品?、組み込み用?、試作品?、この電池が何の目的で作られたのかは不明。個人的にはeneloopの試作品であってほしいなと思うけどね。


新しくなったEnergizerの充電池

energizer_8最近リニューアルしたニッケル水素電池と言えば、Panasonicブランドになったエネループであるが、密かにリニューアルした電池がある。それが写真のEnergizerのニッケル水素電池である。左が旧世代品で「海外売上No.1充電池ブランド」と書いてあるが、右の新しいものではそれに加え、「デジタルカメラで最大6倍長持ち」、「自然放電しにくい1年後もそのまま使える」、「買ってすぐ使える充電済」と書かれている新デザインとなっています。

 

energizer_9パッケージ裏。写真の電池は単4であるが、旧世代品が“HR-AAA-E2BP”という型番なのに対し、新世代品が“HR-AAA-E2BPA”と「A」が新たに追加された新型番になっている。

 

 

energizer_10電池本体。上が旧世代品。min.800mAhで中国製、下が新世代品、min.750mAhで日本製となっている。旧世代品はともかく、新世代品はmin.750mAhというのはエネループと同じスペックなので中身はエネループと同じもの??ちなみに、旧世代品のmin.800mAhは買ってきたものを開封した段階で完全放電していて使えませんでした。

 

リニューアルした単3も見て来ましたが、刻印の表示位置が違うだけで外観は前世代モデルと同じ日本製のものでした。外観は同じですが、中身はエネループになっているのかもしれません。しかし気になるのが、単4はエネループと同じmin.750mAhなのに、単3はmin.2200mAhとエネループに無い容量である点だろう。もしかしたら、充電式エボルタのハイエンドモデルのようにFDKトワイセルに特注で作ってもらっているのかもしれませんね。


FB FLH FLH1220S

FLH_1ホームページのトップに書いた「絵師100人展 03」の帰りに秋葉原で買ってきた小型シール鉛蓄電池。この電池は何かの機器からの抜き取り品らしく、コネクタ付きの特殊なものとなっている。その為、強引に充電器のクリップを付けて充電。写真では見にくいかもしれませんが、プラスは線が取り付けられている根本から、マイナスはコネクタにドライバーを突っ込んでそれにクリップを付けています。

 

FLH_2電池自体はこんな感じ。古河電池FLHシリーズ(FLH1220S)で12V2Ah(2000mAh)です。コネクタはJST(日本圧着端子製造)VLシリーズコネクタであることはわかっているのですが、秋葉原では取り扱ってないみたい…。メーカー直販で入手するしかないのかな。線をぶった切っても良いのですが、オリジナルのまま残しておきたいと思っているので。


パナソニックエネループを購入

panaene1量販店に行ったら、4月26日発売なはずのパナソニックエネループが売ってたので買って来ました。実質、4月20日発売なようでどこの量販店にも並んでいるようです。取り敢えずパナソニックブランドの「eneloop pro」(BK-3HCC)と「eneloop lite」(BK-3LCC)、それと充電式EVOLTAで新ラインアップとして追加されたハイエンドモデル(BK-3HLC)を買って来ました。

 

panaene2「eneloop pro」のパッケージ。基本、eneloopシリーズのパッケージは旧三洋ブランドのものを踏襲している。三洋時代のパッケージは容量がデカく書いてあったのでわかり易かったが、パナソニック時代の新型は容量表記が小さくてわかりにくい。

 

 

panaene3充電式EVOLTAのハイエンドモデルとeneloop liteのパッケージ。充電式EVOLTAは元々ブリスターパッケージでeneloop liteもエントリーモデルだったからか、元々ブリスターパッケージです。

 

 

panaene4パッケージ裏。今回自分が購入したのはeneloopシリーズが2013年1月製造で充電式EVOLTAのハイエンドモデルが2013年3月製造のものでした。ハイエンドモデルの方の注意書き『本品は機器により+端子が低いため接触しない、または直径が少し太いため入らないなどの現象がまれに発生する場合があります。その際は他の機器でおつかいください。』しかし、「他の機器でお使いください。」というのもすごい打開策だなぁw。ちなみに、同じような注意書きはeneloop proでも記載してあります。確かにeneloop proシリーズは歴代機種でも容量アップのため、若干直径が大きいので、純正のスペーサーが入らなかったり、eneloop kairoでも入りにくい印象を受けました。

panaene6電池のデザイン比較。上2本が旧eneloop pro(第1世代)で下2本がパナソニックブランドのeneloop proです。見た目的にはeneloop proのロゴが小さくなり、Panasonicロゴが大きくなり、リサイクルマークのオレンジ色が濃くなっている印象を受けます。今回のeneloop proは三洋時代から通算すると3代目ですが、容量がmin.2450mAhで充放電使用回数が500回と前モデル(HR-3UWXB)と同じスペックです。

panaene5次にeneloop lite。こちらは前世代のものは若干光沢がかかっているような気がしますが、パナソニックブランドのものはつや消しで水色が濃くなっている印象を受けます。前世代はeneloop liteというロゴが小さかったものに対し、パナソニックブランドのものはeneloopファミリー統一デザインということなのかもしれませんが、Panasonicロゴが大きいのはさすがに違和感を感じます。あくまでも、前世代と比較しての感想ですが。こちらは三洋時代から通算すると意外にも2代目のeneloop liteで、容量はmin.950mAhと据えおきながらも充放電使用回数が5000回(前世代モデルは2000回)という脅威の使用回数を実現しています。

panaene7これが充電式EVOLTAに新たに追加設定された「ハイエンドモデル」です。容量がmin.2500mAhで充放電使用回数が300回と容量がeneloop proよりも大きいけど、使用回数が少ないというモデルです。しかし、たかだか50mAhぐらいの差はあんまり実感できない差だと個人的には思いますが…。ちなみに充電式EVOLTAのハイエンドモデルだけ日本製です。

 

panaene8パナソニックブランドのeneloop proと充電式EVOLTAのハイエンドモデルのプラス側を比較してみると、突起部分のガス抜き穴が同じなのでおそらく、両者ともFDKトワイセル製と思われます。もっとも、日本でニッケル水素電池を製造しているのは同社だけなので、比較するまでもない部分ではありますが。

 

panaene9今回買った電池を並べてみた。そういえば、先日(4月17日)に放送された、テレビ東京ワールドビジネスサテライト」の「ブランド買収、相乗効果は?」という特集を見ていたら、このパナソニックエネループが出てきて(3:40あたり)、専門家を持ってしても『エネループのファンがいることについて配慮が少しあってもよかった』という批判的なコメントをしていたのは笑ったなぁ。それにめげずにパナソニックには頑張って欲しいなと思います。