三菱電機/東洋高砂乾電池」カテゴリーアーカイブ

三菱電機(MITSUBISHIブランド)、東洋高砂乾電池(LAMINAブランド)の乾電池を扱うカテゴリです。

三菱リチウム電池 CR2016/CR2025/CR2032

※:本記事に掲載しました、電池上の印字表記の記載が間違っていることが判明しました(理由は後述)。お詫びして訂正・再更新致します。

daiso_cr1 100円均一ショップ“ダイソー”で売られている三菱ブランドのリチウムコイン電池。他の100円均一ショップで売られている2個入りのリチウムコイン電池は中国製であることが多いが、この三菱ブランドのリチウムコイン電池は全サイズ日本製。やはり、消費者も見抜いているようで近所のダイソーではCR2032が入荷するとすぐに無くなってしまいます。写真のCR2032も最後の1個でした。

 

今までこのシリーズを揃えて買ったことはなかったのですが、並べてみると結構カラフルで綺麗です。現在売られているのは『三菱リチウム電池』の“三菱”の部分が何故か大きい表記です(右のCR2016が旧デザインで“三菱”も控えめ)。そんなに三菱ブランドをアピールしたかったのでしょうか。

daiso_cr2このリチウムコイン電池で気になるのはどこのOEMなのかということ。最近これが気になって眠れないほどであったw。型番表記の端にある“M”表記から松下(パナソニック)だと信じこんで寝ていた。
だが、最近それでは辻褄が合わないことに気がついた。熱心な電池マニアならわかるだろうが、パナソニックのリチウムコイン電池は最近インドネシア製に移行しているし、FDKもまたインドネシア製になっている。それではどこだろうと考えてみる…。
日本製で「M」が頭文字の電池メーカーといえば…?
もしかしてマクセル…?

daiso_cr3そこで、マクセルのリチウムコイン電池と比較してみると刻印からの共通点は見られないが、表面に印刷されている製造日コードがマクセルと三菱でそっくりというか同じなので、これはマクセルのOEMではないのだろうか。
ちなみにこの印刷は製造日の年(西暦)の末尾1ケタと月の1ケタを表している。左上の三菱は「34」なので、20134月製造というような読みだ。では、月が10~12月の時はどうするのかというと、10月が0(ゼロ)11月がY12月がZになり、2012年11月製造だと「2Y」となるわけです。

daiso_cr4これでグッスリ眠れる…、と思ったら以前のデザインの三菱ブランドのリチウムコイン電池が出てきた(2002年11月製造)。こちらは電池本体に「MITSUBISHI」の表記も無く、「CR2032 3VOLTS」と書いてあるのみの表示である。もちろん日本製。こちらこそFDK製なのかもしれない。

 

●追記
CR1632ふと、電気店を見ていたら「30」表記のマクセルのリチウムコイン電池を発見。パッケージ裏の使用推奨期限を見てみると「10-2018」であり、製造日は2013年10月であると思われます。そのことから、マクセルのリチウムコイン電池の刻印は10月が「X」ではなく「0(ゼロ)」であることが判明しました。

 


アルカリ乾電池 ALKALINE LR6(K)

LR6(K)_1三菱電機ホーム機器が一時期発売していたアルカリ電池。100円均一ショップで買ったような気がするけれどあまり覚えていない…。旧・SHOP99でも売っていた覚えがあります。デザインは金ベースの青で結構好みのデザインであります。
三菱電機ホーム機器の電池ですが“MITSUBISHI”のブランド表記はなく、位置的には同じく現在100円均一ショップで売られている韓国製の赤いアルカリ電池に似ている位置付けだったのかもしれません。

 

LR6(K)_2注意書き部分。インドネシア製で「輸入元:三菱電機ホーム機器」の表記になっている。使用推奨期限は「06-2010」と「01-2009」。

 

 

 

LR6(K)_3絶縁リングは「」で、以前紹介した富士通のR SPEC OEM版(インドネシア製)と比較してみると、使用推奨期限の印字が全く同じであるので、これはFDKインドネシアのOEMであろうと思われる。

 

 

LR6(K)_4この電池にはインドネシア製だけではなく、中国製のものもあることを確認している。写真のものが中国製の未開封品。この未開封品の中国製は「08-2005」であり、インドネシア製より以前に発売されたものか?

 

 

 

LR6(K)_5パッケージ裏。「フィルム PET」と書いてあるが“フィルム”の部分が手書きwです。もちろん直筆ではなくて印刷ですけどね(当たり前)。バーコードのベンダーは普通に三菱電機(4902901)。

 

 

LR6(K)_6インドネシア製と中国製の比較。製造元は違うようなので、使用推奨期限の印字の字体は異なる。他にはインドネシア製は電池の青の色合いが濃いが、中国製は薄い。インドネシア製が問い合わせ先のフリーダイヤルが書かれているが、中国製は書かれていないことがざっと見た感じでわかる。

 

LR6(K)_7プラス・マイナス側の比較。両者ともマイナス極の絶縁リングは「」であるが、中国製の底板は光沢がかかっておりインドネシア製はザラザラの底板で大きく異なる(ちなみにインドネシア製のザラザラ底板はFDKの日本製でも見られ、FDK製単3アルカリの大きな特徴の1つである)。

 

 

LR6(K)_8さらに追求してみる。左が中国製、右がインドネシア製。絶縁リングの色の濃さが大きく異なるほか、奥に見えるガス抜き穴の位置も違っていた。


三菱リチウム電池 その3

mitsubishi_indonesia1今日行った100円均一ショップで見た三菱電機ホーム機器のリチウムコイン電池に変化が…。今までは日本製だった三菱のリチウムコイン電池ですが、インドネシア製になっているものを見つけてしまいました。
今確認しているのは写真の100円ショップ向けパッケージの1個入りのみで確認しましたが、これだとそのうちダイソーの2個入りもインドネシア製になる可能性が高い?

 

mitsubishi_indonesia2パッケージ裏も「MADE IN INDONESIA」表記になっている。インドネシア製を発見したのは“CR2025”と“CR2032”の使用推奨期限が「04-2018」のロット。ダイソーの2個入りでは同一の使用推奨期限のものでも日本製なのでロット差があるのかもしれません。

 

 

mitsubishi_indonesia3旧・日本製との比較。日本製のものにはマクセルのリチウムコイン電池に見られる2ケタの製造コードは印字されていましたが、インドネシア製の物には印字されていません。心なしか「MITSUBISHI」のロゴもいびつな感じがしますね。

 

 

mitsubishi_indonesia4FDK(インドネシア製)のリチウムコイン電池と比較してみると、裏(マイナス極)がザラザラでロット番号が刻印で記載されているタイプなので、あくまで推測の域を出ませんが、FDKのOEMなのではないでしょうか。
なんとなくですが、電池表面の「MADE IN INDONESIA」の字体も似ているような気がします。

 

 

★関連記事
三菱リチウム電池 CR2016/CR2025/CR2032
→100円均一ショップ“ダイソー”で売られている、三菱電機ホーム機器のリチウムコイン電池2個入りを紹介した記事。

三菱リチウム電池 その2
→上記の記事の続編で、三菱電機ホーム機器のリチウムコイン電池の一般市販向けパッケージを紹介しつつ、ラインナップも紹介した記事。


MITSUBISHI POWER アルカリEX LR1(EXH)/LR1(EXJ)

LR1EXH_1ローソンストア100や一部100円均一ショップで売られている、三菱電機ホーム機器のアルカリ電池の単5・1本入り。これで税込み105円である。
100円均一ショップで売られる三菱電機ホーム機器のアルカリ電池といえば、韓国製の赤アルカリ電池(Rシリーズ)がお馴染みだが、単5だけは三菱アルカリ電池最上位の“POWER アルカリEX”ブランドを使い発売しているようである。
形名コードは「49J935」、バーコードのベンダーは三菱電機(4902901)。

LR1EXH_2だが、今年(2013年)2月“POWER アルカリEX”ブランドの電池がリニューアルされ、型番も「EXH」から「EXJ」となった。それに伴い、単5・1本入りの電池も新たなパッケージデザインとなった。
単1~単4までの前世代EXHモデルでは使用推奨期限が5年で新世代EXJでは10年となったようであるが、単5は据え置き2年のようである。そもそも、単1~単4まではFDKエナジーOEMの日本製であるようだが、単5のみはFDKOEMを使わず、何故か中国製である。ちなみに6P形は例のマレーシア製(6LF22タイプ、表記は6LR61)。形名コードは「49J950」、バーコードのベンダーは同じく三菱電機。

LR1EXH_3電池の外観。左が従来品(EXH)で右が新製品(EXJ)。従来品(EXH)はゴールドベースの紫+黒のデザインであったが、新製品(EXJ)はゴールドベースの青デザインである。自分は新しいEXJが好みのデザインです。旧EXHは紫ってのがドン臭い印象を受けるのですがw。
電池本体のキャッチフレーズも従来品(EXH)が「長持ちパワー」だったものが新製品(EXJ)では「長持ちハイパワー」となっている。リニューアルされ、さらに長持ちになったことをアピールしたいのでしょうか。

LR1EXH_4プラス・マイナス側。マイナス極はラベルを剥がしています。前述した通り、単5は中国製。ガス抜き穴(ガスケット)はEXHもEXJも同じなので両者とも同じOEM元と思われる。個人的にはどこのOEMかが気になる所。
使用推奨期限はEXHが「12-2014」で2012年12月製造、EXJが「05-2015」で2013年5月製造のようである。


三菱リチウム電池 その2

mitsubishi_lithium1今日、ディスカウントショップ“ドン・キホーテ”に行ってみると三菱のボタン電池とカメラ用リチウム電池が商品入れ替えということで安くなっていた。確かに電池売り場に行ってみると、全部パナソニックになっていた。とは言え、写真のリチウムコイン電池でも128円で100円均一ショップと比べると…、ですが。
ちなみに、パッケージには『水銀0使用』と書かれていますが、リチウム電池には今も昔も水銀は含まれていません。従って、ボタン電池の回収でも対象外となっている(普通の乾電池と同じように廃棄)。

mitsubishi_lithium2パッケージ裏。今はあまり見ない8桁のバーコードです。ベンダーは三菱電機(493506)。
ドン・キホーテは自分が知っている限りで唯一、市販向けの三菱のボタン電池を売っている店だったのですが…。やはり知名度とかではパナソニックの方が上なのでしょうか。

 

mitsubishi_lithium3三菱のリチウムコイン電池のラインナップ。左から、一般市販向け100円ショップ向け大創産業向け(2個入り)。ただし、これはリチウムコイン電池のみでアルカリボタン電池の1個入りは市販版と共通の紙台紙のブリスターパッケージになっているようだ。
リチウムコイン電池はいずれも日本製、以前、記事に書いたように電池表面の製造記号の印字から日立マクセル製と思われる。

 

mitsubishi_lithium4写真の“CR2”も299円に値下げされていたのでついでに買って来ました。CR2は自分が持ってるヘッドライト(National BF-260)に使っているので、予備として購入しておいた。


アルカリ乾電池 ALKALINE LR6(R)/LR03(R)

LR6(R)_1一部100円ショップで売っている“三菱電機ホーム機器”のアルカリ電池。

三菱電機のアルカリ電池ではあるが、本体には『MITSUBISHI』ブランドは冠していない。ラインナップは単3と単4・4本シュリンクパックのみである。型番の「(R)」は外観の通り赤(Red)を示すものであろうか?

 

LR6(R)_3電池自体には『MITSUBISHI』ブランドは無いが、バーコードラベルにはMITSUBISHIの表記がある。ちなみにバーコードのベンダーは三菱電機(4902901)でした。

 

 

LR6(R)_2電池の外観(暗くてごめん)。金色ベースの赤デザインで、典型的なアルカリ電池のデザインです。単3・単4両方共、韓国製です。

 

 

 

LR6(R)_4単3のプラス・マイナス側。使用推奨期限が「01-2017」の物は底板が「◎」だが、「06-2017」のものは平たい底板になっていた。
ちなみに、回転率から考えるとこの2017年の使用推奨期限のものが今年(2013年)製造と思われるが、そうなると4年期限ということになるのだけれど…。今時、4年期限の電池などあるのだろうか?

 

LR6(R)_5こちらは単4のプラス・マイナス側。使用推奨期限「07-2017」と「12-2016」と比較してみたが、全く変わらないというか、同じです。

 

 

 

LR6(R)_6一見、低板が平たいものと言うと一見Bexel製になったと思われるかもしれない。確かにBexel OEMと言われる、MIYABIの「がんばる電池」とコダックのアルカリ電池と比較していると確かに似ている。
だが、細かいことなのだが、旧「◎」のものと比較してみると、円形の縁が若干尖っているようにみえるのだが(写真の丸印)、それが平たい方にも見られBexel製の方には見えない。従って、Bexel OEMを騙って偽造したニセモノと判断したのだが、これは考え過ぎかなw。

ちなみに、この電池は確証はないものの韓国の電池メーカーである、ロケット製と思われる。この電池と同じと思われるものが、ローソンストア100で売られていたバリューローソンPBのアルカリ電池であったのだが、最近インドネシア製の東芝ブランドに変わってしまったので余計何かあったのだろう?と勘ぐってしまうのですが…。


MITSUBISHI Fresh Gray アルカリ乾電池 LR03FG

Freshgray1家電量販店“コジマ”が各メーカーとコラボして作ったPB品「Fresh Gray(フレッシュグレー)」シリーズのアルカリ電池。PB品ではありながらもメーカーとコラボして作っているのでコジマを全面に押し出しているのではなく、あくまで製造メーカーが全面に出ているのが特徴。写真の電池も三菱ブランドが全面に出ており、コジマだとわかるのはパッケージのFresh Grayのマークの下に本当に小さい文字で『produced by kojima』と入っていることである。

今回は前に買った単4の8本パックが出てきたので(使用推奨期限:12-2010)、現在売っているものを購入して比較してみた。上が古いので下が新しいの。バーコードは同じだが、Fresh grayのマークが青からグレーに変わっている。

Freshgray2名前通り、白とグレー基調のシンプルデザイン。単1~単4までのラインナップで全てFDKエナジー製の日本製である。古いの(12-2010)と新しいの(04-2017)ではほぼデザインは変わらないがJISマークが旧(写真真中)と新(写真下)だった。

ちなみに、コジマのサイト上ではこの電池が処分・在庫限り”となっているので、もうすぐ無くなるのかもしれない。


HAKUGEN ノンスメルスカイ マンガン電池

hakugen1時々、何でこんなものに電池が??と、疑問になるものに電池が付属していることがある。これは「ノンスメル」や「ミセスロイド」といったブランドで有名な白元の電池で、冷蔵庫脱臭剤“ノンスメルスカイ”(現在は終売)にオマケとして付いていたマンガン電池である。

絵柄が可愛くて入手して使わず、保管しておいたものである。

 

hakugen2もちろん、“水銀0使用”。日本製で製造元は現在電池事業から撤退してしまっている東洋高砂乾電池(現・トーカン)製である。

 

 

 

hakugen3プラス・マイナス側の写真。使用推奨期限は“09-97”である。


NEW LAMINA 6F22 9V (復刻版)

LAMINA1一時期、一部の楽器店などで売られていたLAMINAブランドの6Pマンガン電池(推奨期限:01-2009)。LAMINA(ラミナ)は三菱電機の子会社であった東洋高砂乾電池(現・トーカン)のブランドで一般販売はされなかったものの、OEM品として機器の付属品として添付していた。

 

 

LAMINA2今回紹介するものは東洋高砂乾電池が電池事業から撤退した後の製品で、東洋高砂乾電池ではなく、三菱電機ホーム機器が発売していたものである(以下、この電池を復刻版と呼ぶ)。

写真奥が東洋高砂時代のLAMINA(推奨期限:01-2004)。両面同じ印刷で裏面下側に「TOYO TAKASAGO DRY BATTERY CO., LTD. TOKYO」と書いてある。写真手前が復刻版。裏側が全面バーコード表記になっており、側面下側に「MITSUBISHI ELECTRIC HOME APPLIANCE CO., LTD.」と書いてあり、東洋高砂ではなく三菱電機ホーム機器から発売されていたことがわかる。ちなみにバーコードのベンダーは三菱電機(4902901)。

LAMINA3最後に復刻版(左)、東洋高砂時代(右)との比較。東洋高砂時代の方が銀色が多い分、銀ピカな印象を受けるが、復刻版はグレー色が強くあんまりピカピカには感じない。

ちなみに電池は両方共中国製。構造は100円均一ショップで見られる三菱製のマンガン(SUPER HEAVY DUTY)6Pと変わらないように見える(GP製?)。