三菱電機/東洋高砂乾電池」カテゴリーアーカイブ

三菱電機(MITSUBISHIブランド)、東洋高砂乾電池(LAMINAブランド)の乾電池を扱うカテゴリです。

ALKALINE BATTERY アルカリ乾電池 LR6(U)/LR03(U) その2

LR6(U)_1100円均一ショップ“セリア”などで見られる、“三菱電機ホーム機器”のアルカリ電池です。
以前、本ブログでも紹介したことのあるアルカリ電池で、金色のツートンカラーが目立つ電池でありましたが、久しぶりに見てみると以前は韓国製であったのが中国製になっていましたので改めて紹介してみたいと思います。

 

 

LR6(U)_2パッケージ裏のバーコードラベルは韓国製時代のものと同様。電池本体には“MITSUBISHI”などのブランドはありませんが、ラベル上には“MITSUBISHI”のロゴが見えます。
ちなみにバーコードのベンダーは三菱電機(4902901)

 

 

LR6(U)_3注意書き部分。こちらも韓国製時代のものと同様の注意書きで、違うのは生産国の表記が“Made in Korea”から“MADE IN CHINA”に変わったことぐらいです。

 

 

LR6(U)_4プラス・マイナス側。使用推奨期限は単3が「10-2019」、単4が「11-2019」となっていました。使用推奨期限5年というのも韓国製時代のものと同様なようで、それぞれ2014年10月と11月製造の電池であると推測されます。
どうでもいい事ですが、使用推奨期限の印字が韓国製時代のものと比べ、小さくなっています。

 

LR6(U)_5マイナス極のラベルを剥がしてみたところです。単3・単4共に絶縁リングは無いタイプで、単3はガス抜き穴無し(正確にはマイナス極のミゾに樹脂が流し込まれているように見える)、単4はガス抜き穴ありの2つ穴タイプとなっていました。

 

 

LR6(U)_6単3の外装ラベルの一部を剥がしてみると、同様に100円均一ショップで出回っている三菱のアルカリ電池「LR6(R)」の中国製と同じく“D”から始まる8ケタのロット番号らしき印字がありました。
韓国製時代のものも「LR6(R)」と同じ構造であり、今回の中国製も両者同じ構造でしたから、ほぼ両者の電池は同様のものと見て間違いないと思われます。

 

★関連記事
ALKALINE BATTERY アルカリ乾電池 LR6(U)/LR03(U)
→本記事で取り上げた“三菱電機ホーム機器”のアルカリ電池が韓国製であった頃のものを紹介した記事。


MITSUBISHI 長持ちパワー POWERアルカリG 単3形 LR6GH/4BP

LR6GH_1三菱電機ホーム機器”が発売するエントリーモデルのアルカリ電池である「アルカリGH」です。ただし、電池の表記上では“POWERアルカリG”となっています。
この電池はディスカウントストア“ドン・キホーテ”で見つけたものなのですが、右と左でパッケージが違うように見えませんか?それだけですw。

 

 
左のパッケージでは全体がプラスチック?で覆われたものになっていて、フック無しでも自立できるようになっているのに対し、右のパッケージでは電池がパッケージされている部分のみがプラスチックになっていて簡素化されています。

LR6GH_2パッケージ裏。型番は“LR6GH/4BP”、形名コードは“49J479”となっています。
以前、本ブログでも書いた通り、三菱電機ホーム機器の電池事業推進室が移転しており、簡素化されている方が新住所の方になっていることから、簡素化している右のパッケージが新しいものであると考えられます(最も、使用推奨期限の表示で一目瞭然ではありますが)。恐らくコストダウンのための簡素化でしょうか。

ちなみに使用推奨期限は「02-2018」と「11-2019」で、時期的に5年期限と推測され、新しい方は2014年11月製造で結構新しいですが、古い方は2013年2月と長期在庫気味な個体なのでした(ちなみに両者は同時購入です)。

LR6GH_3電池自体はどちらとも同じもので、マイナス極の絶縁リングは「」です。この特徴を持つインドネシア製ですから、PT FDK INDONESIA製と推測されます。
ちなみにこの電池の2本入りは100円均一ショップ“ダイソー”にて税込108円で売られていますが、ドン・キホーテでは今回取り上げた4本入りが税込95円で売られており、断然安いです。


MITSUBISHI ELECTRIC アルカリ乾電池 ALKALINE 単3形/単4形 LR6(DK)/LR03(DK)

LR6(DK)_1ディスカウントストア“ドン・キホーテ”で見つけた、新顔である“三菱電機ホーム機器”のアルカリ電池です。
この電池の特徴は三菱電機が2014年4月より使っている、スリーダイヤマーク+“MITSUBISHI ELECTRIC”の新ロゴになっている点であり、ボタン電池などのパッケージ上での変更はありましたが、乾電池自体に新ロゴを使ったのはこの電池が初なのではないでしょうか。

LR6(DK)_2これがパッケージです。ラインナップは単3・単4、各10本パックのみ。ドン・キホーテでは単品で買うと税抜380円ですが、組み合わせ自由で2個パック買うと税抜570円になり、190円安くなる価格設定になっていました。
バーコードのベンダーは三菱電機(4902901)。単3・10本パックの型番はLR6DK/10S(形名コード:49J541)、単4・10本パックがLR03DK/10S(形名コード:49J747)となっていました。

なお、店頭では以前も本ブログで紹介したことのある、三菱のアルカリ電池“LR6(N)/LR03(N)”と混在で売られていましたので、この電池は同電池の後継に当たるモデルなのではと思われます。

LR6(DK)_3電池の外観。を基調にで挟まれた様なデザインであり、他の三菱のアルカリ電池と比べると、ちょっと安っぽさを感じさせるデザインであるような気がします。
社名表記は“三菱電機ホーム機器株式会社”。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。型番は「LR6(DK)/LR03(DK)」となっていて、型番のDKはドン・キホーテ(DonKi)の略っぽく、ドン・キホーテの専売なのかもしれません。

LR6(DK)_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプですが、その代わりに外装ラベルがマイナス極の突起ギリギリまで貼られており、外装ラベルが絶縁リングの代わりになっています。
使用推奨期限はどちらとも「11-2019」。パッケージには使用推奨期限5年と記載がありましたから、2014年11月に製造された電池であり、製造後一ヶ月程の新鮮な電池でした。

 

LR6(DK)_5マイナス極の皮膜を剥がしてみたところです。単3・単4共に絶縁リングは無く、ガス抜き穴が2つ穴タイプとなっていました。

 

 

 

LR6(DK)_6ラベルを剥がしてみると、100円均一ショップなどで出回っている三菱のアルカリ電池である“LR6(R)”と同様に8ケタのロット番号らしき印字がありました。
ただし、“LR6(R)”はマイナス極にガス抜き穴が見られない構造(正確にはマイナス極の溝に樹脂が流しこんである)であり、製造元は別という見方ができそうですが…。


三菱リチウム電池 その5

mitsubishinew_1今日、100円均一ショップで入手した“三菱電機ホーム機器”のCR2032です。パッケージがいつも見るのと違うので購入してみました。

 

 

 

 

mitsubishinew_2何が違うのかと言うと…、1枚目の写真で既にわかってしまったかもしれませんが、パッケージ上部にある三菱電機のロゴが“MITSUBISHI”の旧ロゴから、2014年4月から使用されているスリーダイヤマーク+“MITSUBISHI ELECTRIC”の新ロゴに変更されています。

 

mitsubishinew_3パッケージ裏。左が旧パッケージ右が新パッケージです。形名コード“49K017”および、型番“CR2032G”そしてバーコードも全く同じものです。
また、新パッケージの方には最近問題化している幼児のボタン電池の誤飲の影響のためか“誤飲注意”のマークが追加されています。

 

また、大きく異なる点が三菱電機ホーム機器の乾電池事業推進室の場所が変更されていることです。旧パッケージに記載されていた千葉県船橋市の住所は三菱電機グループであった“日本建鐵”があった場所です。新パッケージに記載されている千葉県市川市の住所は“三菱電機ロジスティクス”がある場所で、同じく千葉県船橋市に所在していた日本建鐵の子会社の“日本建鐵環境エンジニアリング”も“菱冷環境エンジニアリング”に社名変更の上、同所に移転しているようです。
この所在地変更は他の三菱乾電池も新ロゴに移行する前触れなのかもしれませんね。

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三菱リチウム電池 CR2016/CR2025/CR2032
→100円均一ショップ“ダイソー”で売られている、三菱電機ホーム機器のリチウムコイン電池2個入りを紹介した記事。

三菱リチウム電池 その2
→上記の記事の続編で、三菱電機ホーム機器のリチウムコイン電池の一般市販向けパッケージを紹介しつつ、ラインナップも紹介した記事。

三菱リチウム電池 その3
→さらなる続編。一部100円均一ショップで出回っている、三菱電機ホーム機器のリチウムコイン電池1個入りがインドネシア製に変わったことを紹介した記事。

三菱リチウム電池 その4
→遂に100円均一ショップ“ダイソー”で売られている、三菱電機ホーム機器のリチウムコイン電池2個入りもインドネシア製に変わったことを紹介した記事。


三菱リチウム電池 その4

mitsubishiindonesia_1以前、本ブログでは一部100円均一ショップで売られている三菱電機ホーム機器のコイン形リチウム電池が日本製からインドネシア製に変わったことを取り上げました。
その記事から約9ヶ月…、これまで100円均一ショップ“ダイソー”で売られていた、三菱電機ホーム機器のコイン形リチウム電池2個入りが遂に日本製からインドネシア製に変わりました。

 

mitsubishiindonesia_2左が日本製、右がインドネシア製のパッケージです。写真の物は丁度変わり目のパッケージで、使用推奨期限「03-2019(2014年3月製造)」分からインドネシア製になったようです。
パッケージ上の型番も変更されており、写真のCR2025パッケージで旧・日本製が“電池No.87”だったのに対し、新・インドネシア製が“電池No.117”になっていて、変更されています。その他のデザインは全く同じです。

mitsubishiindonesia_3パッケージ裏。こちらも左が日本製、右がインドネシア製です。注意書きの文面や構成はほぼ同じですが、形名が日本製が「CR2025/DS2BP」だったのに対し、インドネシア製が「CR2025/DS2BPK」と“K”記号が付加されたものに変わっています。
それに伴う変更のためか、バーコードのベンダーは三菱電機(4902901)で変わりませんが、コードは別のものに変わっており、両者は別商品とされているようです。

mitsubishiindonesia_4電池の表面と裏面。以前紹介したインドネシア製は単純に“CR2025”・“CR2032”と書かれているものでしたが、今回のものには“CR2025N”・“CR2032N”と“N”記号が付加されています。
また、裏面の刻印も以前紹介したインドネシア製は外側に刻印があったのに対し、今回のものには中心に刻印があります
なお、刻印は両者とも“43”。恐らく、20143月製造を指すコードであると推測されます。

 

mitsubishiindonesia_5パナソニック(インドネシア製)のリチウムコイン電池と比較してみると、裏(マイナス極)の中心にロット番号が刻印で記載されているタイプなので、あくまで推測の域を出ませんが、パナソニックのOEMなのではないでしょうか。

 

 

・追記(2014/7/27)
mitsubishiindonesia_6現行のパナソニック“CR2025”を眺めていたら、プラス極に成形上?のものと見られる丸い線が見えました。この線はダイソーの三菱電機ホーム機器“CR2025N”にも見られ、やはりこれはパナソニックのOEM品なのでしょう。

 

 

 
・さらなる追記(2014/8/2)

mitsubishiindonesia_7型番及び生産国の変更は前述の通り、使用推奨期限「03-2019」ロットからのもののようですが、CR2016に関しては「02-2019」ロットで型番変更以前の物でもインドネシア製のものがあるようです。
写真左が日本製“CR2016M”が入ったもので、右がインドネシア製“CR2016N”が入ったものです。両者とも使用推奨期限は「02-2019」となっています。ちなみにパッケージの裏面はこんな感じです。

 

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→100円均一ショップ“ダイソー”で売られている、三菱電機ホーム機器のリチウムコイン電池2個入りを紹介した記事。

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→さらなる続編。一部100円均一ショップで出回っている、三菱電機ホーム機器のリチウムコイン電池1個入りがインドネシア製に変わったことを紹介した記事。


MITSUBISHI アルカリ乾電池 LR6(N)/LR03(N)

LR6(N)_1一部店舗などで見られる“三菱電機ホーム機器”のアルカリ電池です。自分の近くではディスカウントストア“ドン・キホーテ”で売られているのをよく見ます。今回の電池はローソンストア100にて、何故か数量限定・税別198円で単3・単4の10本入りが売られていたのを入手したものです。
バーコードのベンダーは三菱電機(4902901)。単3・10本パックの型番はLR6N/10S(形名コード:49J493)、単4・10本パックの型番はLR03N/10S(形名コード:49J696)となっています。

LR6(N)_2電池の外観。デザインは金ベースのシンプルデザインです。社名表記は“三菱電機ホーム機器株式会社”で中国製です。
今回入手したものは中国製ですが、かつては韓国製のものもあったそうです。実物は見たことが無いので詳細は不明ですが、以前本ブログでも紹介したことのある、同じ三菱のアルカリ電池“LR6(R)・LR03(R)”の韓国製と同じものであるのかな?と思われます。

 

LR6(N)_3プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプですが、マイナス極の周りに極限までラベルが巻かれており、ラベルを剥がさないと絶縁リングが付いているか付いていないかが見えません。
使用推奨期限は単3・単4共に「05-2019」。恐らく5年期限の2014年5月製造の電池であると考えられます。

 

LR6(N)_4マイナス極の皮膜を剥がしてみたところです。単3には上下に小さいガス抜き穴2つが見られますが、単4にはガス抜き穴は見られない構造になっていました。

 

 

LR6(N)_5この電池、かつては韓国製であったということで、同じく以前は韓国製で現在は中国製になっている三菱のアルカリ電池“LR6(R)”と比較してみます。
まず、プラスマイナス側の比較です。特徴は両者ともそっくりで小さい使用推奨期限の印字もよく似ています。ですが、使用推奨期限の期間はLR6(R)が4年なのに対しLR6(N)が5年になっているのが異なります。

 

LR6(N)_6次に、マイナス極の皮膜を剥がしてみたところです。左がLR6(R)右がLR6(N)です。前者にはガス抜き穴は見られませんが、後者にはガス抜き穴が上下に2つがあり、構造が全く異なっています。

 

 

LR6(N)_7ラベルを剥がしてみたところです。上がLR6(N)下がLR6(R)です。LR6(R)には8ケタのロット番号らしきものが印字されているのに対して、LR6(N)には緑色のマーキングが入っているのみでロット番号の表記はありませんでした。
以上のことから、両者の電池の製造元は別物である可能性が高いと推測されます。


アルカリ乾電池 ALKALINE LR6(R)

LR6(R)_1以前、本ブログでも紹介したことのある、“三菱電機ホーム機器”のアルカリ電池。のデザインが特徴の電池で、一部100円均一ショップで発売されています。
以前紹介したこの電池の生産国は韓国でしたが、2014年2月製造ロットで日本製(左)になり、しばらくは日本製のままなのかな?と、思いきや、今日見つけた2014年4月製造ロットでは中国製(右)になるという、謎の迷走を繰り広げています。まさに“Changes for the Better”ですネw。

LR6(R)_2シュリンクの比較。上が日本製で、下が中国製。日本製の方はFDKOEM品の日本製でよく見られる軟質系のシュリンク(フニャフニャシュリンク)で、このシュリンクだけでどこで製造しているかがわかるほどのものです。
店頭で中国製の存在に気づいたのも、明らかなシュリンクの違いからで、韓国製に戻ったのか?と思って見てみたら、中国製だった訳です。

LR6(R)_3パッケージ裏。バーコードのコードはどちらも同じですが、フィルムの材質が日本製が“PPとPE”なのに対し、中国製が“PET”になっています。シュリンクが違うのですから、材質が違うのは当然ですね。

 

 

LR6(R)_4そこで、今回は以前の韓国製のものも含めて、徹底比較してみた。上が韓国製中が日本製下が中国製です。なお、韓国製のものは前期のマイナス極の底板「◎」のものではなく、後期の平たい方で比較しています。
デザインも原産国表示が違う程度で全く同じものですが、中国製が金色の濃さが薄い上に注意書きの文字も韓国製や日本製のものと比較すると非常に薄いです。

 

LR6(R)_5使用推奨期限の印字。左が韓国製中が日本製右が中国製。一番濃くて見やすいのが韓国製、その後は日本製→中国製になるにつれ、文字が小さくなっています。
でも、この電池で凄いのが日本製になろうが、中国製になろうが、使用推奨期限“4年”を貫き通していることでしょう。これは三菱の意向なのか、電池製造メーカーの意向なのかは不明ですが。

 

なお、使用推奨期限は韓国製が「11-2017(2013年11月製造)」、日本製が「02-2018(2014年2月製造)」、中国製が「04-2018(2014年4月製造)」でマイナス極の樹脂リングも異なり、韓国製が「」、日本製が「」、中国製がリング無しとなっています。

LR6(R)_6実はこの電池の中国製は100円均一ショップである「シルク」で入手したものですが、この電池の隣りに並んでいた、ワッツセレクトのアルカリ電池に使用推奨期限の印字が非常に似ていました。
ただし、ワッツセレクトのアルカリ電池は使用推奨期限5年なので、写真の使用推奨期限は同じ年表記ですが、ワッツセレクトの方は2013年5月製造です。

 

 

LR6(R)_7と、言うわけでマイナス極の皮膜を剥いてもガス抜き穴が見られない構造で両者とも非常によく似ています。また、ワッツセレクトのアルカリ電池にはラベルを剥がすと8桁のロット番号らしきものが印字してありましたが、今回紹介した三菱の中国製もラベルを剥がすとC2302400”という同じ8桁のロット番号が印字されていました。これは同じ製造元と言って間違いない特徴であると思います。

 

★関連記事
アルカリ乾電池 ALKALINE LR6(R)/LR03(R)
→本記事で取り上げた“三菱電機ホーム機器”のアルカリ電池が韓国製であった頃のものを紹介した記事。単3のみならず、単4も紹介しています。


LAMINA アルカリ乾電池 単3形 LR6(L)

lamina_1以前、“東洋高砂乾電池(現・トーカン)”が展開していたLAMINAブランドを称したアルカリ電池。この電池を使っていた覚えはあるのですが、どこで買ったのか?は全く覚えていない。ただし、組み込み(OEM)向けではなく、市販品であった覚えがあります。

 

 

lamina_2注意書き部分。上部には大きく『MADE IN JAPAN』と記載してあり日本製。社名は「ティ・ティ・ケイ・ネットCO.,LTD.」と、まるで中国企業のような社名です。ただティ・ティ・ケイ・ネットの“ティ・ティ・ケイ”=“TTK”=“東洋高砂乾電池”と結びつき、何らかで同社及び三菱電機系の関連がある企業っぽいですが、過去の三菱電機のホームページなどを見てもこの企業の正体はわからずじまいであった。

 

lamina_3マイナス側。液漏れで完全にサビ腐っている。使用推奨期限も液漏れによる影響からか、印刷が落ちてしまいわからなかった。せめてこの印字が残っていればこの電池の正体が少しはわかると思うのですが…。残念です。
マイナス極の絶縁リングは「」。こちらも製造時期が不明なので東洋高砂乾電池純正かFDK製かは不明である。

 
・追記(2014/4/16)
lamina_4以前、本ブログで取り上げた“三菱電機ホーム機器”が発売していたアルカリ電池(LR6(K))に記載されている問い合わせ先のフリーダイヤルが『885667』で完全一致。なので、やはりこのLAMINAブランドのアルカリ電池は三菱電機が関わっていたものと推察されます。


MITSUBISHI VITAL R6P/F6S

R6PF6S_1一部100円均一ショップやローソンストア100で見られる、“三菱電機ホーム機器”のマンガン電池。単3・6本入りで昔懐かしな「VITAL(バイタル)」ブランドを用いたマンガン電池となっている。
電池の型番は「R6P」であり、外観の色通り、赤マンガン相当であろう。現在のものは中国製であるが、かつては日本製であった。今回、日本製の未開封品が出てきたので比較してみることにする。
ちなみに写真上が中国製(現行)、下が日本製。

R6PF6S_2パッケージ裏のバーコードラベル。左が中国製で右が日本製。同じ向きに揃えているのですが、バーコードラベルの貼り位置が上下逆さになっています。シュリンクのビニールも中国製はPVC(いわゆる塩ビ)であるが、日本製のものはPETになっている。
ラベル上の型番は“R6P/F6S”で同じ。バーコードのベンダーは三菱電機(4902901)で、コードも全く同じものである。

 

R6PF6S_3上が日本製で下が中国製。マイナス側のシュリンクの封止も異なっており、日本製のものはナショナルのものに似ているような気がします。

 

 

R6PF6S_4電池の外観。比較しやすいように“正面(写真左上)”、“注意書き(写真右上)”、“社名・原産国(写真真中)”と分けてみました。いずれも上が中国製、下が日本製です。
正面を見た感じでは中国製の方が赤の色合いが濃く、下の赤い帯の部分が大きいような感じがします。日本製の方の赤は朱色に近い赤色に見えます。注意書きは日本製のほうが濃い目に見えますがフォント(スーラかな?)も全く同じです。

一番違ったのは“社名・原産国”表示の部分です。もちろん、原産国表示「MADE IN CHINA」と「MADE IN JAPAN」の表記は異なりますが、原産国の違いで使用推奨期限の表示部分が違うので(後述)、[使用推奨期限(月-年):底面に表示](中国)、[使用推奨期限(月-年):本体に表示](日本)と表記が異なっています。その影響からか、英語で“水銀0使用”を表す、「NO MERCURY ADDED」の表示位置が変わっています。

R6PF6S_5プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングは「」で同じですが、使用推奨期限の表示位置が違います。中国製はマイナス極の底板に表示されているのに対し、日本製のものはマイナス側に近い本体に表示されています。
ちなみに使用推奨期限は中国製が「08-2014」で日本製が「05-2008」でした。どちらとも微妙に古い(^^;。

 

R6PF6S_6ちなみに日本製の方は使用推奨期限の印字がレーザー刻印で、日本製時代のナショナル“ネオ黒”(使用推奨期限:06-2005)と同様のものなので、これは松下(パナソニック)製なのではないでしょうか。
このように、かつては100円ショップでも簡単に日本製のマンガン電池が入手可能でした。現在では国内ではマンガン電池を生産していないので入手したくても入手できない悲しい事態となっています。


ALKALINE BATTERY アルカリ乾電池 LR6(U)/LR03(U)

LR6(U)_1三菱電機ホーム機器が発売するアルカリ電池の新顔。元々、この電池はこのブログの姉妹掲示板である“電池掲示板”においてタレコミを頂いた電池であるのですが、今回100円均一ショップである“セリア”に行く機会があり見つけたものである。
この電池は以前このブログで紹介した、同じく三菱の「LR6(R)/LR03(R)」の後継としてセリアでは売られているようで、同電池を取り扱っていた同じく100円均一ショップの“シルク”の一部店舗においてもこの電池に切り替わっているようです。

ちなみにウチの近辺(千葉)の“シルク”では「LR6(R)/LR03(R)」が依然大量に置かれており、入れ替わる気配が無い(2014年1月現在)。

LR6(U)_2パッケージ裏のラベル。「LR6(R)/LR03(R)」と同じく、電池自体には『MITSUBISHI』ブランドが冠されていないが、ラベルにはMITSUBISHIの表示がある。バーコードのベンダーは三菱電機(4902901)。
ラインナップも「LR6(R)/LR03(R)」と同じく、単3と単4・4本入りのシュリンクパックでの展開のようです。

 

LR6(U)_3電池の外観。デザインはのツートンカラー。写真では暗めの緑に見えますが、実際は結構明るめの緑で綺麗な印象を受ける。生産国は「LR6(R)/LR03(R)」と同じく、単3・単4共に「Made in Korea」で韓国製

 

 

LR6(U)_4プラス・マイナス側。左右両端は「LR6(R)/LR03(R)」の後期版で、較べてみると絶縁リングは「」で単3マイナス極の底板も平たいものになっているので製造元は同じであると考えられる(ロケット製)。
ただし、使用推奨期限は異なっており、「LR6(R)/LR03(R)」が4年期限であるのに対し、この電池は5年期限に延長されているようである。

 

LR6(U)_5ロケット製造のアルカリ電池は外装ラベルを剥がすとロット番号を示すと思われる印字があるが今回も剥がしてみた。
まずは単3。左は「LR6(R)」で右が「LR6(U)」。使用推奨期限は前者が「11-2017」、後者が「11-2018」。両者とも2013年11月製造と思われる。ロット番号は前者が“3J17G23”、後者が“3J30G09”であった。数字は違うがアルファベットの表記は同じ。

 

LR6(U)_6次に単4。左が「LR03(R)」で右が「LR03(U)」。使用推奨期限は単3同じで2013年11月製造と思われる。ロット番号は前者が“3I30G16”、後者が“3J25G10”であった。こちらは先頭2桁が「3I」と「3J」で違う。相変わらずこのロット番号が何を表しているのかがわからない。