Rocket(R) HEAVY DUTY SIZE D R20 UM-1 【日本語版】

2018年初のブログはロケットの古いマンガン電池を紹介します。ロケット(ロケット電気)は韓国の電池メーカーで、1981年に日本進出しましたが2016年に突然ホームページが削除され現在は消息不明となっています。
背景に白色灰色のツートンカラーを採用した電池で…、ってこれ何処かで見たことがある?そうです。これは以前紹介したマンガン電池と同じデザインなんです。でも、タイトルには「【日本語版】」って入ってますよね。

どこが日本語版かと言うと…、普通なら“Rocket”とロゴが入っている一部に大きくカタカナで“ロケット”の文字が個性的な字体でドーンと。このロゴ、日本語をよく知らない方がデザインしたような感じでちょっと不気味に見られますね。一度見たら夢に出てきそうです…。
筆者がこのロゴの電池を小学生時代に初めて見た時は家電量販店のロケットが販売していた電池と思い込んでいました。

日本語なのはロゴだけでは無く、注意書きも日本語のみとなっています。以前紹介した同柄の英語版?(以下、英語版)では英語のみの注意書きであったことから、この電池は日本で流通していた電池であることが伺えます。
英語版では3面ある“Rocket”のロゴですが、今回紹介している日本語版では3面のうち1面のロゴが“ロケット”のカタカナロゴになっています。

注意書きの全文は以下の通り。1980年後期の電池だからか、注意書きの文量は少なめです。

ご注意:充電式ではないので、充電すると
「えきもれ」「はそん」することがあります。
(+)(-)を正しく入れないと、はれつのきけんが
あります。

プラス極です。今回入手した個体は使用済みの電池のようで、プラス極の絶縁キャップが取り除かれていました。未使用状態は写真右のような赤い絶縁キャップが被さっており、使う時にはこのキャップを取り除きます。

 

 

電池の側面。社名表記は英語版も日本語版も全く同じ表記で、“ROCKET ELECTRIC CO., LTD. ”となっていて、両者とも“MADE IN KOREA”で韓国製となっています。極性表記が非常に小さい点も同じですね。

 

 

最後にマイナス極。ちょっとサビが出ていますが「88・11」と読み取れることから、1988年11月製造の電池と思われます。この電池は80年代もロケット電気が日本市場に参入していたことを示す、非常に資料価値の高い電池であると感じました。どういうルートで流通していた電池なのかが気になりますが…。

 

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→本記事で“英語版”と称しているRocket HEAVY DUTYマンガン電池の別バージョンを紹介した記事。


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