SONY STAMINAX 単3形/単4形 アルカリ乾電池 LR6(SG) / LR03(SG)

staminax_1今回は“ソニー”が発売するハイグレードアルカリ電池“STAMINAX”を紹介します。この電池は『ソニー史上最高性能』をウリとしたもので、今まで主力だった“STAMINA”の上位ブランドとして生まれたアルカリ電池です。
この境遇は今まで主力ブランドだった“IMPULSE”の上位ブランドとして“The IMPULSE”を発売したという東芝のアルカリ電池のラインナップとよく似ています。

 

staminax_2単3・単4、4本入りと2本入りブリスターパックのパッケージ。“STAMINAX”のロゴや“ソニー史上最高性能”の場所が箔押し印刷になっており、いかにも高級そうなオーラを醸し出しています。
キャッチコピーは「10年保存できる ハイパワー・長持ち」。

 

 

staminax_3パッケージ裏。単3・単4の4本入りブリスターの方には「当社従来品A」と「当社従来品B」と比較して“STAMINAX”の方が長持ちとのグラフがありますが、「当社従来品」のアルカリ電池がどれを指しているのかは不明でかなり不透明なグラフです。
それ以外にもソニーの電池や充電器の売上の一部を“そらべあ基金”に寄付し、自然に負担を掛けない「グリーン電力」による環境保全活動を支持していることをアピールしています。

 
なお、単3・単4の4本入りブリスターの品番はそれぞれ“LR6SG-4BE”、“LR03SG-4BE”で、単3・単4の2本入りブリスターの品番は“LR6SG-2BHE”、“LR03SG-2BHE”となっています。バーコードのベンダーはソニーではなく、“ソニーエナジー・デバイス(4901660)”。これは過去ソニーが発売してきた電池の全てが同社のコードであり、言わばソニーが発売する電池の伝統です。

staminax_5電池の外観。全面真っ黒なボディで電池の下部に金色のラインが入ったのみのシブいデザインです。ソニー曰く、『ブラック&ゴールドでシンプルに高級感、上質感、パワー感を表現し、アルカリ乾電池の中で独自の上質感を表現』とこのデザインにかなり自信ありげの様子。
社名表記は“ソニー株式会社”、原産国は“Made in Japan”で日本製となっています。

 
デザインのベースは従来の主力だった“STAMINA”に準じており、“SONY”ロゴや“STAMINAX”の位置、注意書きの構成などは“STAMINA”と同様になっています。
電池本体の型番は単3が“LR6(SG)”で単4が“LR03(SG)”と“STAMINA”と全く同じ型番になっています。もしかしたら、ソニーのアルカリ電池全体が“(SG)”なのかもしれません。

staminax_6プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」で、日本製であることから、FDKエナジー製であると推測されます。
使用推奨期限は単3・単4共に「07-2023」で、パッケージには“使用推奨期限10年”との記載がありましたので、それぞれ2013年7月製造の電池であると思われます。使用推奨期限の範囲内ですが、若干古い個体です。

 

staminax_7ちなみに、単3における使用推奨期限の印字は大きいタイプとなっており、それは東芝の“The IMPULSE”(写真真中)や、富士通の“Premium”(写真右)のものとよく似ています。
印字のみだと製造工場が同じぐらいの判定しか出来ませんが、上位クラスのアルカリ電池であると考えるのであれば富士通“Premium(旧・PremiumG)”と同様であると考えるのが妥当であると思われます。


SONY STAMINAX 単3形/単4形 アルカリ乾電池 LR6(SG) / LR03(SG)」への2件のフィードバック

  1. すだち

    初めまして。
    いつも楽しくブログを拝見させていただいております。
    そういえばこのスタミナXはビッグで見てみると生産終了品との表記がありました。
    言われてみればこちらよりも下のグレードあるスタミナの日本製への回帰を見ると納得できます。
    ライバルのヨドバシではまだまだ在庫はありそうですが、4本入りで300円に大幅値下げされているので
    終焉は近いと思われます。
    それにしても最上級グレードを廃止するとは近年のハイグレード化に逆行している感じがします。

    返信
    1. みはりん 投稿作成者

      コメントありがとうございます。
      “STAMINA”単3・単4の日本製回帰は使用推奨期限が5年から10年に延長されたことによるものですが、“STAMINAX”は元々10年期限でしたので、敢えて差別化する理由が無くなったのかもしれませんね。
      消費者側からすれば、アルカリ電池のランクを多量に設定するよりも日立マクセルの“ボルテージ”のように、ハイグレード一本勝負にした方が混乱を招かない理由としてはベストなのかもしれません。近所のホムセンでも富士通プレミアムタイプ一本勝負ですし。

      返信

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