現在、100円均一ショップなどでも普通に売られていることで知られるFDK、“Fujitsu”ブランドの単3マンガン電池(黒マンガン)です。
かつて、“Fujitsu(富士通)”ブランドの乾電池では4ケタのグレードとサイズを表した表記がありましたが、アルカリ電池はブランドアピール路線に転換、現在、この4ケタの数字が残っているのはマンガン電池のみになっています。と、言っても電池下部に『MANGANESE 3300』などと小さく記載されているのみですが。
今回入手したこの電池、ある箇所が変わっています。熱心な電池マニアの方ならご存知でしょうが、“Fujitsu”ブランドの電池を発売しているFDKは2015年3月より本社を東京都港区港南の品川クリスタルスクエアに移しています。
つまり、電池記載の住所が東京都港区新橋の旧住所(写真下2本)から東京都港区港南の新住所(写真上2本)に変わっていたのです。
今回入手した電池の使用推奨期限は「06-2017」と記載、FDKのカタログでマンガン電池の単3は2年期限である旨が記載されていますから、2015年6月製造の電池であると思われます。
今後はこの電池のみならず、他のアルカリ電池やマンガン電池などでも新住所バージョンのものが見られることでしょう。
おまけ。パッケージ裏のバーコードラベルは当然ながら、新・旧共に同一(写真左が旧、右が新)。バーコードのベンダーは“FDK(4976680)”となっていました。
・追記(2015/9/23)
この後、赤マンガンの単3(2300)でも新住所のバージョンを発見しました。こちらの使用推奨期限は「07-2017」で2015年7月製造の電池であると思われます。
よく見てみると、この新住所のバージョンの電池、“MADE IN CHINA”やフリーダイヤルの数字など微妙にフォントも違っているんですね。意外に芸が細かい。
この電池、日本製時代は私が知る限り自社製造、マクセル製造、東芝製造、松下製造と変わっていきましたし、同じデザイン(下の緑色の部分の長さが違ったりしますが)でもかなりの種類がありそうですね。
現在でも100円均一ショップなどで出回っている単3の4本パックは中国製ですが、ホームセンターやスーパーなどで出回っている単3の8本パックではインドネシア製のバージョンも存在しています。
このように多数のバリエーションが存在するのも長年発売してきたロングセラー商品ゆえなのでしょうね。