現在は電池事業から撤退している“富士フイルム”。同社はアメリカの電池メーカーであるエナジャイザーと提携、アルカリ電池は“Energizer”ブランドでマンガン電池は“EVEREADY”ブランドで発売していたことで知られます。
しかし、アルカリ電池であっても低価格帯(エントリークラス)の製品では“EVEREADY”ブランドを使用し、100円均一ショップなどに供給されていました。今回はそんな“FUJIFILM/EVEREADY”ブランドのアルカリ電池を紹介します。
電池の外観。“FUJIFILM”のロゴは既に現行のものであり、当然ながら旧ロゴのものもありました。“EVEREADY”ロゴの方には猫が9の文字をくぐっている“NINE LIVES”と呼ばれるマークも健在。
社名表記は“富士フイルム イメージング株式会社”。住所は富士フイルムの西麻布本社のものです。生産国は“Made in Shingapore”でシンガポール製です。
プラス・マイナス側。マイナス極の構造は現行“Energizer MAX”のシンガポール製と全く同じものであり、製造元は同じであると考えられます。当然性能は“EVEREADY”ブランドと“Energizer”ブランドでは違うものでしょうが。
使用推奨期限は「02-2013」となっており、富士フイルムが電池事業から撤退したのが2008年9月頃とされているので、5年期限の2008年2月製造の電池なのではないかと推測されます。