増えゆくデジカメのバッテリーパックと専用の充電器が増えることに嫌気が差したので、某オークションで購入した汎用充電器。
中国のShenzhen Yi Bo Electronics Co., Ltd.というメーカー製で、同社は様々なバッテリーパック用の充電器を発売しているメーカーのようです。
決め手は液晶画面ですね。ただLEDの色が変わるのを見るよりかは液晶画面の変化を見る方が面白いでしょうから。
充電器裏。コンセントプラグは収納式。入力は“AC100-240V 50/60Hz 150mA”。240Vまで対応のワールドワイドタイプ。出力は“DC 4.2V 400mA ±50mA”。USB出力(後述)は“DC 5.2V 1250mA”。
元々、中国向けの製品を輸入しているので日本のPSEマークなどはありません。これだけでかなりグレーな一品と言えそうですが。
使い方としてはスライドするカバーで電池を固定し、上部にある端子を電池のプラスとマイナスに合わせてセットするというもの。プラスとマイナスの向きは自動判別で、プラス・マイナスの端子に位置していれば向きは特に気にする必要はありません。
カバーのスライド幅はおよそ32~54mm程度。大体、この幅のバッテリーパックを挟むことが可能です。
挟めなかったバッテリーパックの一例。これは“ニンテンドーDSi”のバッテリーパック(TWL-003)ですが、端子方向に細長いこのバッテリーパックは挟むこと自体が不可能でした。
富士フイルムのデジカメに使われているバッテリーパック“NP-45”はギリギリの所で挟めませんでした。このバッテリーパックは富士フイルム以外にもカシオ(NP-80)やペンタックス(D-LI63)、ニコン(EN-EL10)など多くのメーカーで使われているだけに使えなかったのは残念です。
バッテリーパックを充電器に装着してみたところです。ちなみにコンセントに差してはいませんが、液晶が付いてしまっています。
充電器に取説が付いていなかったので、これが意図する動作なのかどうかは不明です。一応、残量表示はされているので、チェック機能を兼ねているのかもしれません。
注意点としては停電時、充電器側に電気が流れてしまうため、電池が無くなってしまう危険があることでしょう。
充電中の様子です。液晶表示はデジタルではなく、25%・50%・75%・100%の4段階表示での残量を表示しています。“25%・50%・75%・100%”の全表示が表示された時点で充電完了。さらにこの状態で1~2時間待てば満充電完了のようです。
この充電器にはUSB出力が付いていて、充電中でもUSBで電源が供給できます。と、言いたいところですが、試しに携帯電話の充電を試みてみると、出力が不安定で出力したり、しなかったりを繰り返します。あまり出力電流が高い機器には使えないのかもしれません。
う~ん、ここらへんの作りが甘いですね…。まぁ、USB出力は毛頭使うつもりは無いので良いのですが。
謎のBL-5Bが気になってしまうという・・・
中国は表(輸出品)より裏(中国国内流通品)が面白かったりしますよね・・・
確かに、充電器よりも目立ってしまっているかもしれません。
下手にオリジナルのバッテリーパックのデザインをパクるよりもこちらの方がよっぽどオリジナリティがあって良いデザインだと思うのですが…。
ちなみにこの電池は“深圳嘉通電池有限公司”というメーカーのものみたいです。
このBL-5Bはノキアの携帯の互換ですかね?
無駄にデザイン性が高い…
その通り、これはノキアの携帯電話のバッテリーパックである「BL-5B」の互換バッテリですね。
電池をよく見ると、中国語で“诺基亚(ノキア)”と書いてあるんですけど。
このノキアのBLシリーズバッテリーは携帯電話以外にも怪しげな中国製のゲーム機や音楽プレーヤー、ドライブレコーダーなどに使われているバッテリーだったりするのです。