“株式会社ネクセル”が製造・販売する補聴器用のボタン形空気亜鉛電池。空気電池とはその名の通り、空気中の酸素と電池中の亜鉛が反応して発電する電池のことで主に補聴器に用いられているボタン電池である。
ここで紹介しているのはPR44(675)とPR48(13)のみであるが、他にもPR536(10)とPR41(312)、高出力補聴器用のPR44P(675P)とPR48P(13P)がある。
現在、国内メーカーのボタン形空気亜鉛電池はファルタ・マイクロバッテリー製と見られるドイツ製のものがほとんどであるが、このネクセルのボタン形空気亜鉛電池は唯一の日本製である。これはネクセルがボタン形空気電池の製造から撤退した国内電池メーカーから製造設備を取得したためで、ネクセルの本社がある福井県鯖江市の工場で2009年7月より一貫生産されている。
個人的にはボタン形空気電池の製造から撤退した電池メーカーというのが非常に気になりますね。PR44PとPR48Pがラインナップされているあたり、パナソニックが怪しいですが、東芝電池の碓氷川工場でも製造していたようなので同社なのかもしれません。あくまでも推測ですが。
パッケージ裏。後述するが下に詳細な注意書きが書かれた紙「ご使用前にお読み下さい」が貼り付けられている。記載されている社名は『株式会社ネクセル』で、バーコードのベンダーも同社(456010808)のものであった。
使用推奨期限はPR44が「12-2015」で、PR48が「01-2016」だった。ネクセルのページによると期限は2年だそうで、2013年12月製造と2014年1月製造という極めて新鮮な電池であった。
注意書きを広げた所。空気電池という特殊な形態であるがゆえの注意書きが記載してある。特に、空気電池は二酸化炭素に弱く、二酸化炭素が電池内に入ると電解液が劣化し電池寿命が短くなる特性があるようです。なのでストーブを使いがちな冬場では換気が空気電池の寿命を伸ばす上での重要なポイントとなってきます。
電池の外観。電池にも日本製を示す“JAPAN”が刻印されている。真ん中は電池のシールを剥がしてみたところで、PR44には空気の取り込み穴が2個、PR48には1個あるのが見える。
なお、空気電池は一回シールを剥がしてしまうと負荷を与えずとも放電してしまい、使えなくなってしまうので注意。シールを再度貼り付けても既に化学反応は進んでいるため、電池の寿命が若干延びる程度であり意味が無い。
空気亜鉛電池の工場は割と小さいのですね。
リオネットがかなりシェア大きそうですがどこ製なのか気になります。
チンプンカンプンなお婆ちゃんなどはお店任せきりな感じでリオネットが多いので…
確かに、リンク先の写真を見る限りでは工場の規模は小さそうですね。
リオネットの空気亜鉛電池は軽く検索してみると、パッケージ裏に「MADE IN JAPAN」と書いてあったり、取り出し口がネクセルのものに似ているのでこれはネクセル製なんじゃないかな??
http://auction.thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_aucitem/image1/525/10926525/1129/img6420842629187.jpg
初めてコメントさせていただきます。
こちらは大阪にあります出版社の者です。
空気亜鉛電池の写真を探していて,こちらのブログに
たどり着きました。
お写真をお借りすることは可能ですか?
詳細はホットメールの方に送らせていただきます。
御拝読下さい。
ご依頼の件、メールにて返信させて頂きましたのでよろしくお願いいたします。
みはりん様
メールありがとうございます。
本日またメールを送らせていただいたのでご確認お願いします。