Fujitsu モバイル2WAYチャージャー FCT321(B)

FSC321_01今回はFDK発売しているUSB出力のモバイル電源を紹介します。以前、FDKが現在発売している充電器として「FC344」を紹介したことがありますが、これを“標準充電器”としての位置付け、このモバイル電源を始めとするシリーズをその上位に当たる“急速充電器”と位置付けているようです。
このモバイル電源にはラインナップとして、1900mAhの充電池が付いたモデルとして「白」と「ピンク」の2色を展開、2450mAhの大容量充電池が付いているモデルとして「黒」1色のみの展開で発売されています。
今回は大容量充電池が付いているモデルを選択。理由としては値段として数百円の違いしか無かったことと、最終決断としては「」が欲しかったことに尽きるということでしょうか。

 

FSC321_02パッケージ裏。パッケージ上の型番は「FSC321FX-B(FX)」。なので、充電器本体の型番は「FSC321FX」っぽいが、何故か充電器には「FCT321(B)」と記載してあります。
記載してある“おもな特徴”。
USB出力端子付きで充電ケーブルを使ってスマートフォンなどのモバイル機器が充電できます。
USB出力時はコネクター周辺がブルーに光ります。
パソコンやUSB-ACアダプタから単3形、単4形兼用でニッケル水素電池が2本同時充電ができます。
ニッケル水素電池の充電中/充電完了をLEDで表示します。
アルカリ電池(2本)でもモバイル機器が充電できます。

 

FSC321_03セット内容。モバイル電源以外には約30cmの短いmicroUSBのケーブルと単3のニッケル水素電池が付属しています。

 

 

 

FSC321_10右は以前使っていたソニーの“Energy LINK”「CP-3H2K」。AC電源を内蔵しているため大きい同モバイル電源ですが、富士通の方は小さいことがわかります。元々、この以前使っていたソニーのが大きくて持ち歩きに不便なので新たにこのモバイル電源を買ったという経緯があります。

 

FSC321_04電池ブタを開けてみたところ。フタは下にスライドするタイプで、紛失防止のためか、カバーは取ることが出来ません(強引に引き抜けば取ることは可能)。写真は付属のニッケル水素電池をセットしている所ですが、パッケージにもあった通り市販のアルカリ電池(推奨は富士通アルカリ乾電池)もセット可能で、充電池が無くなっても間に合わせとしてアルカリ電池もセット可能なのは結構便利なのではないでしょうか。

FSC321_05アジャスターを倒すと単4電池もセット可能です。容量的に間に合わせ的な使い方としてはOKかも知れませんが、実用だとキツいかもしれませんね。

 

 

FSC321_11充電器裏。中国製。入力は「DC5V 0.8A(800mA) Max.」、出力は「DC5V 0.5A(500mA) Max.」と記載してあります。

 

 

 

FSC321_06モバイル電源として使用中の様子。上部の切り替えスイッチを「OUTPUT」側にするとUSBの出力コネクターの部分が青色に点灯します。これは暗闇でも差し込む位置がわかって便利かもしれません。
タイプとしては電気の流れを検出してON/OFFするタイプではなく、電池が無くなるまで垂れ流すタイプの電源です。これは前使っていたソニーのものもそうだったので問題は無いのですが。

 

FSC321_08充電中の様子。基本はパソコンのUSB端子による充電と市販のUSB-ACアダプタによる充電ですが、写真の様にmicroUSBのACアダプタがあればもちろん、それでも充電可能です。
上部の切り替えスイッチを「CHARGE」側にすると充電が可能で、充電中は赤LEDが点灯、充電完了で緑LEDが点灯、異常時で赤LEDが点滅状態になります。ちなみにこの「CHARGE」のスイッチは出力が止まることから、電源OFFスイッチ機能も兼ねています。

FSC321_07取扱説明書より充電時間の目安。「富士通 充電池」の単3(HR-3UTA/UTB)が約3.5時間、「富士通 高容量充電池」の単3(HR-3UTHA/UTHB)が約4.5時間と以前紹介したFC344と比べると大分急速充電であることがわかります。
ただ、USB出力は使用するパソコンやUSB-ACアダプタの出力電流が様々なので、機種によっては多少充電時間は前後するとは思います。

FSC321_09付属されている電池は市販されている「富士通 高容量充電池」と色が違う特別バージョン。外見の色だけではなく、公称容量もmin.2450mAhの現行eneloop pro相当のニッケル水素電池となっており(HR-3UTHB)、市販品のmin.2400mAh(HR-3UTHA)とは違うものとなっています。
ちなみに同じラインナップのmin.1900mAhが付属されているモデルもHR-3UTBという現行eneloopと同スペックの市販品とは違うモデルが付属しています。


Fujitsu モバイル2WAYチャージャー FCT321(B)」への2件のフィードバック

  1. 無名

    これも電流垂れ流しですか…そう考えるとポケパワーってありがたいのですね。コンビニなどに売っている乾電池専用のモバイル電源ならば乾電池の電流を少しでも搾り取るために自動ストップはない方が良いですが、ニッケル水素電池をメインに使う充電器ならば自動ストップは欲しいかと。出力0.5Aは2本タイプなので仕方がないですが
    電池が痛んでも普通に交換できてグレードアップ/グレードダウンが楽なのが救いですが。
    充電器としてはもしかしたら東芝IMPLSEタイプと同じかもしれません。

    DURACELLのACアダプターは市販品なのですか?

    返信
    1. みはりん 投稿作成者

      電流垂れ流しと言っても、中に入っているのは充電池ですから、いわゆる過放電に至るまで放電するデスチャージではなく、規定の放電終止電圧で充電停止するようにはなっているはずです。

      デュラセルのACアダプターは市販品ですが、国内で売られていたものではなく、海外で発売されていたもののようです。入力電圧はAC100-240Vのワールドワイドタイプです。リサイクルショップで入手しました。

      返信

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