何の変哲も無い現行の「パナソニックアルカリ乾電池」の9V形。写真には2つ並んでいますが、なにが違うのかというと左が現行品の“タイ製”、右が旧品の“日本製”です。同じ設備を用いているようで、見た目の違いはわからない。両者絶縁リングもあり、端子のプラスチックも「赤」である。
もう片面の注意書き部分が若干違っています。現行品・タイ製には『●使いきった電池はすぐに機器から取り出す。』という注意文が追加され、全体的に文字が小さく、詰め込まれている感が出ています。
刻印の字体はタイ製のものと日本製のものでは若干異なる。左・タイ製の使用推奨期限は「08-2014(2012年8月製造)」、右・日本製の使用推奨期限は「03-2012(2010年3月製造)」であった。
ここ最近、ニカドタイプの9Vばかり使っていたのですが、タイ製になっていたのですね。
9V電池はアルカリ電池も海外生産に移行してしまったのですか。
パナソニックOEMのFDK(R SPEC・G PLUS・PremiumG)やシンガポール製移行前のソニースタミナの6LR61もタイ製になっていました。なので、9V形のアルカリ電池は日本製が無くなってしまったことになりますね。