月別アーカイブ: 2013年3月

Savings アルカリ乾電池

savings3最近の当ブログはPB品乾電池紹介がずっと続いておりますが、今回は3回目の登場となるダイエーのPB電池。写真の下が最終モデル(推奨期限:12-2011)のもので、上がその前のもの(推奨期限:12-2006)。上のものは前回紹介したマンガン電池と同じセービングロゴ(2代目)だが、下のものは2006年、15年振りにブランドロゴを刷新したものである。「Savings」の「i」がビックリマークみたいのになっているのが特徴。電池自体も当時発売されていたのソニー「STAMINA EX」にそっくりのデザインに。

savings4ダイエーのアルカリ電池はいつからか使用開始の書き込み欄があり好きだったのだが、イオンのトップバリュになってから使用開始の書き込み欄どころか、OEM元まで変わってしまった(FDK→パナソニック)。

ちなみに製造は日本製のFDKエナジー製。旧モデルは旧JISマーク表記があったが、最終モデルはJISマーク無しその代わりに、「水銀ゼロ(0)使用」の横に小さく「FDK」の文字が…。

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CO・OP アルカリ乾電池

coop1日本生活協同組合連合会、いわゆる生協(CO-OP)のアルカリ電池の現行品(推奨期限:12-2017)。かつては単1から単4までのラインナップだったが、現在は単3と単4のみの展開のようである。

製造者はFDK株式会社。日本製、JISマーク表記、FDKなのでFDKエナジー製と思われる。

 

 

coop2以前のモデル。この頃は単1から単4までの展開であった。これもFDKエナジー製の日本製。写真の電池の推奨期限は単3が11-2005、単1が12-2006である。

 

 

coop3旧品と現行品との比較。個人的には昔のものがデザインが個性的で何とも生協って感じで好きだったのですが、現行品はいかにもPB品って感じのデザインで面白く無いですね。


LAWSON アルカリ1

lawson1コンビニエンスストア“ローソン”が当時の東芝電池とコラボして作ったPB電池。TOSHIBAならぬ、LAWSONのアルカリ1である。見た目のインパクトはNo.1だが、本家の東芝のものと混ざったらわからなそうですね。

ちなみにPB電池では無いものの、現在でもローソンで売っているアルカリ電池は東芝の「IMPULSE」である。

 

lawson2東芝のロゴマークも「アルカリ1」表記の下にしっかりと存在。発売元も東芝電池である。推奨期限は「07-2006」、おそらく2004年7月製造か。JISマークなし。既にFDK製に切り替わったっぽい??

 

 

lawson3本家との比較。上はローソンアルカリ1。中は同時期に発売されていた東芝アルカリ1(液漏れで外観がおかしいのはカンベン)。下は後期版の東芝アルカリ1(推奨期限:02-2014)。


TOSHIBA 乾電池 W10 15V

toshiba_w10_1今回は東芝の積層電池“W10”の年代違い2種類を紹介する。このW10はカメラのフラッシュガン用に作られた電池で15Vの電圧を持つ積層電池である。中で小さい電池が10個(1.5V×10)直列で接続されており、型番のW10はここに由来している。

左のものが88年製造のもので、右のものが製造日は電池本体には記載されていないものの、絵柄から70年代製造のものとみられる。

 

toshiba_w10_2まずは70年代製造とみられるW10から。東京芝浦電気名義で当時の定価は280円。JISマーク表記には“T-T-K”と書かれており、東洋高砂乾電池(現・トーカン)製と見られる。

 

 

toshiba_w10_3次に88年製造のもの。下の欄に「88-09」と書いてある。この88年製造のものは当時の東芝特有のギザギザマークはあるものの70年製造のものと比べ、シールが貼り付けられているだけの寂しいものになってしまった。この頃のものは電池本体に定価の表示はないが、当時のカタログで価格を調べてみると460円だったようです。大分値上がりしてますね。


Panasonic BR2020・BR2320P

BR1今日某ksデンキで各50円で入手。理由としては両方共生産完了品(BR2020BR2320P)であること、使用推奨期限まぢかであるため。

パナソニックのボタン電池の中であまり需要が少ないと思われるものは写真の様な簡易包装で、最初は汎用的な台紙に電池を包装し型番のシールを貼り付けるような構造になっていたが(写真左のBR2020)、その後は更に簡易化し、フック付きのポリ袋に電池を入れただけのものとなった(写真右のBR2320P)。

BR2裏面。推奨期限、BR2020が「06-2013」、BR2320Pが「12-2013」である。片方は松下電池工業名義、片方はパナソニック エナジー社名義。

リチウム電池、特にこの電池は長期保存に優れるBR(フッ化黒鉛リチウム電池)なので、推奨期限が切れても少なくとも5年は持つだろう。自分もメーカーも保証はしませんけどね。


ナショナル 4AA電池ケース

4aacase1トランジスタラジオなどで使われていた積層電池“4AA”。これはナショナル(松下電器)が4AA代替として発売していた4AA電池ケースである。

外箱の外観は当時のナショナル乾電池のデザインを模していて、マニアには惹かれるものがある。

 

 

4aacase2このケースは市販の単3電池4本を入れて、4AA電池の代替として使用するものであり、元々4AA自体がマンガン電池だったのでこれに市販の単3アルカリ電池を入れたほうがずっと経済的だった。

電池ケース自体は現在ホームセンターなどで売られている単3、4本の電池ボックスと変わらないが、ナショナルが発売しているものには注意書きのシールが貼り付けてある。

4aacase3定価は120円(1995年夏のカタログより)。現在ホームセンターで売られている同種の電池ボックスより安いような??


Carrefour Alcaline

carrefour1フランス資本のスーパーマーケットである“カルフール”のPB品のアルカリ電池。日本では2000年より現地法人であるカルフールジャパンが千葉・幕張などにカルフール店舗を展開していたが、業績不振でイオンに売却、カルフールジャパンはイオンマルシェに社名変更されるが、2010年にカルフール店舗をイオンに変更、イオンマルシェもイオンリテールに吸収されて現在に至る。

 

carrefour3今回の電池、未開封のまま保管しておいたのだが、酷い液漏れを発見したので、今回のブログで記録に残して程度がマシな電池を残して廃棄することにした。

特に、写真の単3の液漏れが酷い。

 

carrefour2パッケージ裏。注意書きは中国語・韓国語(ハングル語)・日本語で記載してある。発売元はカルフールジャパン(後のイオンマルシェ)なのはわかるが、輸入元が何故かオーム電機である。

単3と単4は「Made in Belgium」、ベルギー製である。

 

carrefour4液漏れなしの4本を抽出。電池テスターを使うとほぼ満タンを示すが、あの液漏れ加減を見るとこの電池を使いたくないのも確かである。推奨期限は「JUN-2008」、2008年6月。

マイナス側を見ると赤いリング(というか樹脂か?)がパナソニックのものと酷似している。もしかして、パナソニックベルギー工場製か?

 

carrefour5単4は粉吹き程度の液漏れしか無かったが、電池残量はほぼゼロでした。白ベースの緑をメインとしたデザインは結構格好いい。

 

 

 

carrefour66Pタイプ。6Pは「Made in Denmark」、なんとデンマーク製。どこのOEMなんだろ?

ちなみにパッケージには「Alkaline アルカリ乾電池」と書いてあるが、電池本体には“Alcaline”と書いてあって、どれが正しいブランド名なのかは不明。

 

 

carrefour7電池本体。液漏れは全く無しで残量も満タンでまだ使えそうである。

 

 

 

carrefour8刻印は印刷。「PD0903 ED0608」と書いてあり、ロット番号なのかな?製造日と推奨期限の表示という見方もできそうだが。


古いボタン電池パッケージのまとめ

今回のまとめシリーズは趣向を変えて、集めた、というか自然に集まった各社の古いボタン電池のパッケージを掲載してみる。

1.ソニー・エバレディ時代のボタン電池
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 ★ソニーがEnergizerの前身となるユニオンカーバイドと提携していた頃のボタン電池。左のLR44が83-07(1983年7月)、右のLR1120が84-04(1984年4月)製造である。中の電池は盛大に液漏れしている。絶対に中の電池は取り出したくはないw。
 2.湯浅電池のボタン電池
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★乾電池でも存在意義がレアとされる、湯浅電池(現・ジーエス・ユアサコーポレーション)のボタン電池。93-03(1993年3月)製造。年代が新しいからなのか、液漏れは全くなし。開けてみると日本製で「YUASA」刻印有り。自社製だったのか気になるところ。
3.日立コイン型リチウム電池
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 ★年代は新しくなり、97-02(1997年2月)製造の日立コイン型リチウム電池。電池本体およびパッケージ裏には「M.D.B.」と記載があるので日立マクセル製のものと思われる。

と、言うわけでいかがだっただろうか?ボタン電池というのは刻印だけなので、集めがいがないという感じであまり好きではなかった。今回は電池ではなくパッケージを集めることでそれを解消してみた。今後も発掘されたらまたまとめをやってみたいと思う。


プラグヒート用アルカリ乾電池 パワーチャンプHP

powerchamphp1エンジンRCカーにおいて、エンジン始動時に使うプラグヒート用のアルカリ電池。これは田宮模型(現・タミヤ)が発売していた「パワーチャンプHP」である。現在は三菱電機が同じような電池“VT-10”を発売している。ただし、これはマンガン電池である。

なお、販売元は田宮模型、製造元は富士電気化学(現・FDK)である。

 

powerchamphp2製造年月は「93-11」と書いてあるように見える。1993年11月製造だろうか?定価は1200円の模様。結構お高いですね。

 

 

 

powerchamphp3端子部分。ラジコンのバッテリーパックのような専用コネクタを使うタイプになっている。

 

 

 

powerchamphp4パッケージには「箱は分解しないで下さい。」と書いてあるが、こんなにデカイ電池で1.5Vって、気になりますよね?という訳で、無視して開けますw。

 

 

powerchamphp5と、言うわけで開けてみた。ごく普通の単1アルカリ電池が3つ並列で接続されているだけでした。これでも積層電池って言うのかな?しかし、単1電池に直接ハンダ付けって凄い荒業ですね。


maxell アルカリ乾電池(GDシリーズ)

GD1日立マクセルの低価格アルカリ電池。ホームページやカタログには掲載されていなく、パナソニックにおける特定ルート販売品「アルカリβ」に似ている。ラインナップは単1から単4までのラインナップで単1・単2がFDKエナジー製の日本製、単3・単4が自社製の日本製となっている。

写真の単3、4本入りはホームセンターで152円。どこも200円でお釣りが来るぐらいの価格のようである。

GD2現在発売されているマクセルのアルカリ電池ボルテージはJISマーク及び製造者記号は記載されていないが、このGDシリーズでは全サイズJISマーク表記がある(単1・単2がFDK、単3・単4がHMA)。

 

 

 

GD3この電池には全面英語表記のOEM向けモデルが存在し、主に携帯電話充電器に付属されている。こちらは中国製で何処かのOEMなのだろうと思われる。

 

 

 

GD4おまけ。単2の旧JISマーク表記のもの。FDKエナジー製。現行品はもちろん、新JISマーク表記となっている。

 

 

 

GD5そっくりさん。“Shanghai Hao Ji Battery Co.ltd”なるメーカーの「La defense」なるアルカリ電池。日本製のものというよりはOEM向けモデルのものをパクってる印象がある。