エンジンRCカーにおいて、エンジン始動時に使うプラグヒート用のアルカリ電池。これは田宮模型(現・タミヤ)が発売していた「パワーチャンプHP」である。現在は三菱電機が同じような電池“VT-10”を発売している。ただし、これはマンガン電池である。
なお、販売元は田宮模型、製造元は富士電気化学(現・FDK)である。
製造年月は「93-11」と書いてあるように見える。1993年11月製造だろうか?定価は1200円の模様。結構お高いですね。
端子部分。ラジコンのバッテリーパックのような専用コネクタを使うタイプになっている。
パッケージには「箱は分解しないで下さい。」と書いてあるが、こんなにデカイ電池で1.5Vって、気になりますよね?という訳で、無視して開けますw。
と、言うわけで開けてみた。ごく普通の単1アルカリ電池が3つ並列で接続されているだけでした。これでも積層電池って言うのかな?しかし、単1電池に直接ハンダ付けって凄い荒業ですね。
積層電池というより組電池でしょうね、いずれ放電が進めば捨てるしかないわけで、
分解してみて、「単一電池を並べて繋いだだけじゃん」となり、電池ボックスと単一電池三本で代用する人が居そうです…
単一電池をエボルタにしてみても、1200円はしないと思う、
恐らく、半田付けが手作業で、箱入れも手作業というFDKお手製かもしれません…
しかしあのギンギラギンの電池で何もかかれていないとはちょっと格好良い…
かつて存在した4AAという規格は単三電池を4本直列にしているだけでしたが、
内部は市販品をそのまま使っているようでナショナルハイトップが出てきた、
4AAは電池ケースで事が足りるので生産はされていません。
グロープラグって何Aも流すんです。だから内部抵抗をかなり低くしないとダメなんで
金属板を直接ハンダ付けというのは理にかなってます。でも内部配線が細そうですね。
コメントありがとうございます。
ハンダ付けされているのはプラス極のみで、マイナス極側はバッテリーパックと同じようなスポット溶接で取り付けられていました。
http://miharin.moo.jp/blog/recharge/tmp/powerchamphp.jpg
ちなみにコネクターにまでつながっているリード線はRCのバッテリーパックと同じような太い配線で大電流が流せそうな感じがします。