TWT science teach battery 理科教材電池 単3形

小学校?で使われる理科の教材用と思われる単3のマンガン電池です。“TWT”というブランドの電池で、同じ柄のマンガン電池として“SMB”という別バージョンのものもあるようです。恐らくは製造メーカー違いなのでしょう。
理科の教材らしくプラスとマイナスが分かりやすく色分けされており、プラスが「赤」マイナスが「青」となっています。その割に極性表示は控えめでもうひと回り大きくても良いのかなと思ってしまいます。

 

電池の外観。注意書きは日本語のみで完全に日本市場向けとして製造されていることが伺えます。社名表記は“CHENGDU LT POWER ENGINE INDUSTRIAL DEVELOPMENT CO.,LTD”という長く仰々しい社名です。ネットで検索してみると社名はヒットしますがイマイチ何をしている会社なのかが見えてきません。“パワー”で“エンジン”って、社名として大袈裟だよな…。
原産国はもちろんMADE IN CHINA中国製

プラス・マイナス側です。使用推奨期限は「05-2011」となっており、2年期限と推測すると2009年5月の電池なのでしょうか。
でも、ずっとこの電池の見てくれ、何処かで見たことがあるなとこの記事を書いている時ずっと考えていました。その時ふと思い出したのが“磁石”です。このデザイン小学校の時に見た棒磁石そっくりだったのです。ここに来てようやく納得したワタシなのでありました。

 

この電池、ワタシが入手した状態では3本中2本が液もれによるサビを引き起こしていました。短期使用が想定される学校教材用ということで低いグレードのマンガン電池なのでしょうか。
型番上では“R6P”なので赤マンガン相当ではありますが、他にも“AA”や“UM-3”など、相当型番が多数書かれているのでこの表記は当てにならないでしょう。

 

いつも通り外装を剥いでみると、ビニール(PVC)外装だと思っていたのですが、実はアルカリ電池と同様のシール外装でした。シールを剥がしてみると亜鉛缶そのものではなく、更にビニールで覆われた電池本体が現れました。これは金属外装のマンガン電池でも見られる構造で意外にも手が込んでいます。

 

おまけ。最後に電池から剥がした外装ラベルをスキャナでスキャンしてみました。これを見てみると中国製の胡散臭い電池であるのにもかかわらず、注意書きに誤字が無い点は特筆すべきかと思います。


TWT science teach battery 理科教材電池 単3形」への2件のフィードバック

  1. 某茶葉生産地市民

    私が以前見つけたやつもTWTだったかな?
    SMB版はよく調べたらRaymaxブランドのメーカーの会社(ningbo mustang battery)の製造みたいです
    また、理科教材電池の発売元はアーテックのようです
    http://www.artec-kk.co.jp/
    先程アーテックのHPにあった理科教材のカタログを見ていたところSMBの電池が載っていたのでTWTは古いバージョンなのでしょうね…

    返信
    1. みはりん 投稿作成者

      コメントありがとうございます。
      TWTはどこにもその意味が書かれておらず謎ですが、SMBにはその下に“Science Material Battery”と記載されていて何の略かが明確ですね。
      確かにSMBバージョンには写真でも“NINGBO MUSTANG BATTERY CO.,LTD”と書いてあるのが見えます。発売元以外が一切謎なのがTWTバージョンみたいですね。

      返信

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