Fujitsu G アルカリ乾電池 単1形 LR20(2S)

LR20(2S)_1かつてFDKが“Fujitsu”ブランドで発売していたアルカリ電池である「G」の単1です。
「G」は2001年に富士通アルカリ電池7000シリーズの上位モデルとして発売されたハイグレードアルカリ電池です。
この電池は後継品であるワイドレンジアルカリ“G PLUS”に継承、その流れは現在発売されている“High Power(ハイパワー)”タイプに受け継がれています。

 

LR20(2S)_2実はこの電池、あるリサイクルショップで使用推奨期限切れということで未開封80円で入手したもの。やはり電池コレクターはこう言う古い電池に目が無いという…。
パッケージ上の商品名は『Fujitsu ハイグレードアルカリ乾電池 G』。シュリンクは例の軟質系のフニャフニャシュリンク。使用推奨期限5年である旨の記載もあります。なお、バーコードのベンダーはFDK(4976680)となっていました。

LR20(2S)_3注意書き・社名表記部分。社名表記は“FDK株式会社”。この「G」が発売された2001年は富士電気化学株式会社から現社名に変わった時期と一致し、これに合わせこの電池を新発売したとも考えられます。生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製です。
使用推奨期限は「01-2011」となっており、パッケージには5年期限と記載されていましたから、2006年1月製造の電池であることがわかります。おおよそ9年前製造の電池です。

LR20(2S)_4電池には旧・JISマークがあり、このマークだけでも古い電池であることがわかります。マークには「C8511 380130 FDK」記載があり、認定番号からFDKエナジー鷲津工場製であることがわかります。とは、言ってもパッケージがあのフニャフニャシュリンクですから、バレバレなんですけどね。

 

LR20(2S)_5プラス・マイナス側。マイナス極はFDKエナジー日本製でお馴染みの“逆装填防止機能”付き。マイナス極同士の通電を防ぐことで、逆装填時に電流が流れないようにしています。
なお、写真左の“G PLUS”と比較してみるとわかりますが、マイナス極のフチが変色しており、液漏れが始まっているようです。このような電池は長期使用を見込んだ用途ではなく、一気に使ってしまうような短期的な使用で使うと良いでしょう。

まぁ、このように液漏れが生じてしまった電池は本当なら使わないほうが利口です。何故なら、液漏れが始まっているということは電池のガスケットの劣化が始まっている証拠であり、さらなる使用で液漏れが加速する可能性が高いからです。


Fujitsu G アルカリ乾電池 単1形 LR20(2S)」への3件のフィードバック

  1. kazurou

    以前使用推奨期限16年経過した電池がありましたね、
    サイクルライトに入れっぱなしでしまわれ続けて、何気にスイッチを入れたら普通に点いた。
    という日立スーパーEX・アルカリ単2(FDK製)があり、
    ちょっと感動したけど

    最近のは漏れやすいのかな?
    でもこのGも推奨期限から4年経っているからFDKとしては保証満了しているが、
    このGも電圧低下とか起きていなくて綺麗ならあの時の感動がよみがえるのですが、
    少し漏れているのが残念。

    さすがに、使ってるうちにさらにガスケットが傷んで漏れてきたりすると機器を壊すので使いたくないです。
    マンガン電池で液漏れ前に電解液が乾ききって0Vで死亡した例が
    東芝キングパワー
    ナショナルハイトップ
    GP緑
    で確認しましたね。

    返信
  2. せんし

    この電池 学校の電池回収箱で散々液漏れしていました
    確か 液漏れしているため回収することが出来なかったような思い出が・・・。
    どっちかっていうとあんまり僕にはこの電池はあんまり縁がなかった電池です。
    この後の電池がおなじみG-PLUSですね。

    アルカリGとは関係ない話題なんですが。
    マンガン電池も日本で生産するように戻してほしいですよね。
    富士通とパナと三菱は少なくとも中国だったはず。
    日本製のほうが性能もいいのになぜ不利な方を選んだのかな・・。
    結構気になりますね。

    つい長く書きすぎました ほとんどごちゃごちゃで文章成り立っていないかもしれませんが。
    長文失礼いたしました。

    返信
    1. kazurou

      せんしさん
      >液漏れしているため回収することが出来なかったような思い出が・・・
      大阪市内なら普通に液漏れ電池も回収になるけど、どういうわけか
      「液漏れ電池は回収できません」というのがありますね。
      ・・・別に処理できないわけでもないし、そもそも回収中に漏れて死亡する電池も多いから、
      あまり意味はないのですが…

      Gは漏れやすいですか?
      R-SPECで最近漏れられてそれ以外は経験していないのでちょっとわかりませんが…

      マンガンの国内製造…
      松下が最後まで頑張りましたね、日本製を貫きましたが
      他社が松下のOEMに切り替えて、松下本家もOEMも日本製マンガンは松下という時代がありましたが、
      松下の工場の設備が老朽化と海外に松下電池の工場があるために、海外製造になってしまったのです。
      でもどういうわけか、単2だけインドネシア(パナソニックゴーベル)なんです。
      あとのサイズはすべて中国製…

      富士通はインドネシア製はICI製、中国製はパナソニックエナジー製、
      三菱はたぶんパナOEMかなと思います。(アルカリはFDKだけど…)

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です