今回は出どころ不明なアルカリ電池を紹介します。この電池はある電池回収ボックスで入手したもので、デザイン的にどこかで安売りされていたのであろう電池であると推測されます。多本パックとかで売ってたのかな??
ちなみに自分はこの電池、初めて見ました。
注意書き部分。注意書きはとても細かく、虫めがねが無いと読めないレベルで小さい、読ませたくない系の注意書きですね。おまけにフォントはやっつけ電池でお馴染みの“MS Pゴシック”ですし、電池からもやる気の無さが感じられます。
輸入元は千葉県市川市に所在する“三現産業株式会社”になっており、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。
この電池のデザインどこかで見たことがあるなぁ、と思いきや金+赤のカラーリングが「パナソニックアルカリ乾電池」と全く同じです(写真下)。しかも、カラーリングのみだけではなく上部の黒い線まで模倣している有り様です。
フォントからカラーリングまで見事にやっつけ感が漂うアルカリ電池なのでした。
プラス・マイナス側。マイナス極に絶縁リングは無いタイプ、ガス抜き穴は2つ穴タイプとなっていました。
使用推奨期限は「11-2013」で、2年期限と推測すると2011年11月製造の電池でしょうか。使用推奨期限から1年ほど経過しており、電池残量もありませんが、液漏れは起きておらず、デザインとは裏腹に液漏れ耐性はなかなかのようです。
ラベルを剥がしてみるとレーザー刻印らしき印字で、
KWNH-Y
111207 16
という、ロット番号らしき記載がありました。2列目6ケタは製造年月日っぽいですが、使用推奨期限と合わないですね。
こんにちは
最初、マジでパナソニックのOEMかと思いました。
でも中国製だし、パナが生産するんならタイ・日本製となるはず、
マンガンは中国の松下で生産とかもあるが、少なくともアルカリではタイと日本しかない。
絶縁リングなし、熱硬化樹脂なしで中国製・・・
パクリと考えた方が自然ですね
やっつけ仕事的なデザインもそうだし、
いい加減すぎる、
まさかパナのラベルを拝借して、
説明書きだけ自作して、PB臭のするラベルを合成したのかな?
私は新興国のバスを思い出しました(笑)
前に二カ国ほど(フィリピンと・・・もうひとつは忘れた)関東ではおなじみ?の白とオレンジのリムジンバスに影響されたデザイン(というかまんま まぁフィリピンは実際にあのリムジンバスがフィリピン製のバス(一時日系企業製のフィリピン製のバスが輸入されていた)使っているからと言うのもあるだろうが・・・)のバスの画像(現地製や韓国製のバスにペイントされていた)を見たことがあります。
何より、影響されて既存のデザインを流用してしまう例は乗り物ではよくあることです・・・
(1980年代のいすゞのバスのカタログカラーとか)