パナソニックが発売しているカラーアルカリ乾電池です。ラインナップは単3と単4のみ。写真の4個入りブリスターパックと8個入りのシュリンクパックがあり、近年は16本入りのものもラインナップに加わったようです。
カラーは単3と単4、各2色展開。カタログによるとジュエルストーンをイメージしたカラー展開とのことです。同じ方向性を目指した日立マクセル“ボルテージクレール”のピンク1色展開と比べるとどうも落ち着きがありません。
この電池はパナソニックアルカリ乾電池が日本製だった時代からタイ製であり、特定ルート向けの電池である“アルカリβ”相当のスタンダードクラスのアルカリ電池であると思われます。
ちなみにこの電池は2011年頃の発売開始時期から“キラカワ”なる愛称が付いていましたが、2013年以降のカタログでは無かったかの如く、削除されています。やはりかっこ悪く感じたのでしょうかね…。キラカワですからね。
しかし、本ブログではパナソニックが黒歴史認定した“キラカワ”という愛称を敢えて使っていこうと思いますw。
パッケージ裏。『幅広い機器にしっかり対応』と書いてある割には勧めているのは「時計などの生活雑貨」や「リモコン、電子辞書などの機器」など低消費電力な機器ばかり。やはりこの電池はアルカリβ相当なのでしょうか?
また、“5年保存可能”と記載されている通り、この電池の使用推奨期限は5年となっています。
パッケージの中は更にシュリンクパックされた電池が入っています。パナソニックアルカリ乾電池や乾電池エボルタでは内部のシュリンクに一本づつ電池が切り離せる“見分けるパック”が用いられていますが、このキラカワには用いられていません。ここからもスタンダードクラスの電池を匂わせます。
ちなみにアルカリβも同様のシュリンクとなっています。
まずは単3。色はピンク系のLR6(LJP)と緑系のLR6(LJG)の2色。注意書きはパナソニックアルカリ乾電池のものとほぼ同じで、カラーの上に黒い文字でだいぶ見づらい注意書きに見えます。
社名表記は“パナソニック株式会社”でタイ製となっています。
プラス・マイナス側。マイナス極はパナソニックのアルカリ電池でお馴染みの「紫外線硬化樹脂」を採用したものになっています。
使用推奨期限はLR6(LJP)が「09-2016」、LR6(LJG)「08-2016」となっていました。使用推奨期限は前述の通り5年ですからそれぞれ、2011年の9月と8月に製造された電池であると思われます。在庫処分品の安売りで購入したので若干古いですね。
次に単4です。色は赤系のLR03(LJR)と紫系のLR03(LJA)の2色。こちらは単3の黒い文字の注意書きに対し、単4は何故か白い文字の注意書きであり、読みやすくなっています。単4は文字が小さくなっている為であると思うのですが、単3でこうしなかったのかは謎。
社名表記は単3と同じく“パナソニック株式会社”でタイ製。
プラス・マイナス側。単3のマイナス極は紫外線硬化樹脂を使ったものになっていますが、単4は使われていません。これはパナソニックアルカリ乾電池や乾電池エボルタに付いても同様です。
使用推奨期限はLR03(LJR)が「08-2018」、LR03(LJA)が「07-2016」となっていました。同じく5年期限であるのでそれぞれ、2013年8月、2011年7月製造の電池であると思われます。LR03(LJR)が何故だか製造日が新しいものでした。
最後にフルラインナップ。と、言っても単3と単4のみですが。この電池は発売された時から気になっていた電池なのですが、ランクの割には価格が高かったためずっと敬遠になっていました。しかし、近所のドラッグストアで在庫処分品が安く売られていたので全ラインナップを購入できたという訳です。