現在は電池事業から撤退している“富士フイルム”のリチウムコイン電池CR2016です。富士フイルムはアメリカの電池メーカーエナジャイザーと提携していましたが、前期は“FUJIFILM EVEREADY”ブランドとして、後期は“FUJIFILM”+“Energizer”のダブルネームとして展開していました。
以前本ブログでも紹介したことがありますが、アルカリボタン電池の色は緑と赤で、酸化銀電池が緑と青と記憶していましたが、リチウムコイン電池は緑と黒だったのですね。
パッケージの表・裏。社名表記は“富士写真フイルム株式会社”で日本製。バーコードのベンダーは富士フイルム(4902520)でした。使用推奨期限は「04-01」(2004年1月)。
国内メーカーのリチウムコイン電池の場合、パッケージは黄色または黄色が含まれているものであることが多いですが、黒いパッケージというのは珍しいと思います。
電池の表面(プラス極)。後期の“FUJIFILM”+“Energizer”のダブルネーム時代はエナジャイザーのものがそのまま入っていましたが、この時代のものは“FUJI FILM”と書かれたオリジナルの電池が入っていたのですね。
ちなみに電池は液漏れも無く、電圧は3.27Vを維持。若干電圧は落ちていますが、ここはさすがにリチウム電池と言えるでしょう。
マイナス極。“64”という印字が見えます。使用推奨期限は上記の通り、2004年1月であり、逆算しても数字が合わないので製造日を示すコードではない??