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StyleONE アルカリ乾電池

styleone_1今回はユニーグループホールディングス(以下・ユニーグループ)が主導し、同社が展開するスーパー“ピアゴ”・“アピタ”(関東・東海地方)そして同社提携先である“イズミヤ”(近畿地方)、“フジ”(中国・四国地方)で発売される3社共同開発のPBブランド「StyleONE」のアルカリ電池を紹介する。
電池自体には“Fujitsu”のロゴがあり、FDKとのコラボと言う形を取っている。ラインナップは単1~単4まで、単1と単2が日本製、単3と単4がインドネシア製である。

styleone_2電池の外観。色的にはFDKのアルカリ電池である『R-SPEC』に似ており、初めこの電池を見た時はR-SPECをそのままパッケージしただけか?と思って手に取ってみたら、オリジナルだったという…。
電池本体には「製造者:FDK株式会社」と書いてあるのみで、PB品の供給元が書かれていませんので、PB品であるということがわかりにくいかもしれませんね。

ちなみに2013年からAMラジオ(関東地方は文化放送)の時報スポンサーとしてユニーグループが参加、その中に「StyleONE」のコマーシャルも含まれているそうなので、名前だけは既にお馴染みかもしれません。

styleone_3この「StyleONE」のアルカリ電池は“サークルKサンクス”で売られているPB品の「PrimeONE」ブランドのアルカリ乾電池に似ている。これはサークルKサンクスもユニーグループの一員であるためで、この「PrimeONE」は「StyleONE」の上位ブランドとして位置づけられているようである。ちなみに、自分が「StyleONE」の電池を購入したアピタには「PrimeONE」の電池は置かれていませんでした。なので、「PrimeONE」はサークルKサンクス専売なのかもしれません。

同じデザインベースで「StyleONE」の方は『ALKALINE Battery』と書いてあるのみですが、「PrimeONE」の方は『Long Lasting(長持ち) ALKALINE Battery』と書いてある。パッケージ上の表記や全サイズ日本製であることから(そもそも価格が全然違うw)、「PrimeONE」の方が品質が高いものと思われます。

styleone_4取り敢えず、単2と単3のプラス・マイナス側。単2のマイナス極はFDKお馴染みの逆装填防止機能が、単3もお馴染みの緑リングがあるものとなっている。

 

 

styleone_5ちなみに「StyleONE」ブランドのアルカリ電池には日立マクセルのGDシリーズをパッケージしたものも併売されていた。マツモトキヨシのものもこのように自社パッケージで中身はGDシリーズという形態を取っているが、マクセルってOEM生産してくれないのだろうか?いつも疑問に思っている。
パッケージの『ここがおすすめ』には“日本製”と書いてあり、インドネシア製なFujitsuブランドのものよりたくさん売れていた(価格は同じ4本198円)。これは当たり前ですよね?


ナショナル乾電池型消しゴム

national_eraser1一時期、ファミリーマートで売っていた“パナソニックアルカリ乾電池(金パナ)”に何故か付いていた、ナショナル乾電池型の消しゴム。
自分が見た中では写真の3種で、左から「ナショナル乾電池」、「ナショナルハイパー乾電池」、「ナショナルハイトップ」の3種。当時この消しゴムをコンプリートするため、ファミマでクソ高い金パナの単3・4本入りを買った記憶だけは鮮明に残っているw。

 

national_eraser2プラス極側(?)のフタを取ると普通に消しゴムです。外観は紙巻でショボいですが、おまけですしね。ハイトップはよく見てみると本物とは違う一方、ナショナルハイパー乾電池の再現度は非常に高い。ちなみに、表も裏も同じ柄で注意書きなどは再現されていません。
当時は電池で復刻してくれたら…、と思ったものではありますが、今では“Panasonic”ブランド。この消しゴムの復刻も不可能でしょう。そう思ったらありがたく思ってしまいました。


MEGACELL マンガン乾電池 R20PU/R14PU/R6PU/R03PU

megacell_14韓国の電池メーカーである“ロケット(ROCKET ELECTRIC CO.,LTD)”のマンガン電池を見つけたので紹介する。アルカリ電池と同じく「MEGACELL」ブランドを採用、100円均一ショップで単1・2本単2・3本単3・8本単4・8本のラインナップで発売されていました。

 

 

megacell_15パッケージのラベル面。単1~単3は韓国製でバーコードのベンダーは以前MEGACELLアルカリ電池の単3・単4の記事で紹介した韓国(880)の“Rocket CO.,LTD.”であったが、単4のみがタイ製でバーコードも異なっていた。調べてみるとタイのバーコード(885)でベンダーは“Rocket Thai Co.,Ltd”になっており、ロケットのタイ現地工場で生産しているものと見られる。それにしても、製造所違いでバーコードを違わせるのは珍しいかも。

megacell_16それでは、電池の外観を見ていこう。まずは単1と単2。ランク的には型番末尾に「PU」が付いているので黒マンガン相当であろう。電池は以前紹介した中国のHAOJILEIDAとは異なり金属外装でレベルはかなり高い。

 

 

 

megacell_18プラス・マイナス側。プラスのリングは「黒」。使用推奨期限はマイナスの底板に直接印字されているタイプで剥げそうで怖いです。単1は「12.2015」、単2は「03.2016」であった。
これは推測だが、2016年の使用推奨期限が今年(2013年)製造とすると3年期限と推測できそうですが…。ただ、マンガン電池はアルカリ電池よりも売れないと予想されるので、本当に推測の域を出ませんがね。

megacell_17次に単3と単4の電池の外観。前述の通り、単3は韓国製だが単4はタイ製である。製造国の違いでは無いのかもしれないが、単3は金属外装であるが、単4はビニール(チューブ)外装となっている。その為、色合いが若干異なっています。

 

 

 

megacell_19プラス・マイナス側。こちらもマイナスの底板に直接使用推奨期限が印字されているタイプ。特筆すべき点は単3で、普通のマンガン電池の底板にはミゾが付いているのが普通なのだが、このロケット製のものは平べったいのである。その上にインクで印字なので、電池にセットしただけで使用推奨期限の表示が消えそうです。
ちなみに使用推奨期限は単3が「03.16(2016年3月)」、単4が「09.15(2015年9月)」であった。

megacell_20タイ製の単4はビニール(チューブ)外装であったので、ひん剥いでみた。アルカリ電池のようにロット番号が隠されているわけもなく、普通な感じでした。

 

 

megacell_21最後にフルラインナップを並べてみた。こうして見るとデザインはデュラセルのカッパートップを意識していると見えなくもない。
書き忘れたのだけど、この電池、注意書きのフォントがWindowsユーザーならお馴染みの“MS UI Gothic”なんですよねw。なので、いかにもやっつけ的に見えてしまう電池なのでした。


LAO SANYO POCKET LIGHT LK-3204(R)

LK-3204_1リサイクルショップで100円で入手したこれは何でしょう?
ヒントは三洋電機の旧ロゴと“POCKET LIGHT”という文字でしょうか。

 

 

 

LK-3204_2中を開けるとこんな感じ。赤と言うよりも「えんじ色」のボディがなんともクラシックでイイ感じです。

 

 

 

LK-3204_3上面から見たところ。これが答えです。正解は持ち歩き用の懐中電灯(ポケットライト)でした。もちろん電球式で使用する豆電球はこの種のライトではお馴染み、2.2Vのニップル球(上面にレンズが付いている豆電球)です。
前面、「SANYO LAO」と書いてある部分はクリップになっていてポケットに差して使うことが出来る。

 

LK-3204_4裏面。上部がスイッチになっていて、下部は電池ボックスになっています。もちろん「MADE IN JAPAN」。100円均一ショップで売っている品とは違います。

 

 

LK-3204_5使用する電池は単3・2本です(ちゃんと三洋の電池を入れてみましたw)。

 

 

 

LK-3204_6電球を点灯させてみたところ。結構明るい。明るさは普通球なので、こんなものでしょう。
ちなみにこのライトは写真の様に先を動かすことができ、ポケットに差したままでも前方を照らしだすことが可能になっています。このライト同じ系列のリサイクルショップに大量に入ってきていました。恐らく、電器店が大量放出したものなのでしょうね。

 

LK-3204_7最後に取扱説明書(写真クリックで拡大できます)。なんとなく“三洋電機株式会社”の字体が怖く感じるのは自分だけだろうか?