月別アーカイブ: 2013年2月

KOKUYO Alkaline Battery

KOKUYO Alkaline Battery「コクヨのヨコク」というCMでお馴染みの大手文具メーカー“コクヨ(コクヨS&T)”のアルカリ電池。ロゴが現在の前のものだが、コクヨが電池を発売していたんですね。

販売元はコクヨS&Tであるが、製造元はソニーである(日本製)。マイナス側を見る限り、ソニー自社製ではなく、FDKのOEM品である模様。ソニー製を謳って良いのかは疑問である。


セブンプレミアムのアルカリ乾電池

初代セブンプレミアムアルカリ乾電池主にセブン-イレブンイトーヨーカドーなど、セブン&アイ系のお店で売られているPB品のアルカリ電池。販売は「FDK株式会社」で日本製。JISマーク表記もFDKなのでFDKエナジー製造と思われる。
最初のデザインは左の1枚目の写真の物。いかにもPB品という感じの電池でなんともオリジナリティーが無い。

 

2代目セブンプレミアムアルカリ乾電池これが現在売っているセブンプレミアムのアルカリ電池。ブランドマークが現在のセブン&アイグループのロゴに近いものになった。それ以前に、前世代の電池は無かったことにしてくれ的なきれいでファッショナブルな電池に!
結構銀ピカできれいなのだが、写真で伝わらないのが残念。


Hi-Power ALKALiNe アルカリ乾電池

ナフコPB品のアルカリ乾電池主に西日本を中心に展開するホームセンター、ナフコのPB品のアルカリ電池。「供給元:FDK株式会社」と本体に記載、インドネシア製なのでFDKインドネシア(PT FDK INDONESIA)製造と思われる。単3と単4があり、両方共4本98円である。
なお、これとは別に単3が10本398円の「良品得価」のブランドを冠したPB品のものも存在し、こちらは日本製である。


Daiei DRY BATTERY 高性能

ダイエー乾電池 表ダイエーのPB品である赤マンガン(高性能)です。製造は77-12でかなり古いもの。プライベートブランド全体の歴史としてもダイエーは先駆けでしたが、電池もこの頃から発売していたんですね。

 

 

 

ダイエー乾電池 裏

裏側は『(+)(-)は正しく、充電はしないこと』注意書きはこれだけ。下にはJIS記号「C8501 F.D.K」の表示があり、そのままFDK(当時、富士電気化学)のOEM品です。

 

 

プラス極プラス極はプラスチック。これは当時のノーベル乾電池の特徴の一つでした。


富士通2300 高性能乾電池●単三形

富士通2300富士通ブランドの赤マンガン「2300」です。1988年11月製造。これは懐かしいですね。昔ダイエーでよく見た覚えが。まだ水銀を使用していた時代のもので保証付です。未開封状態で未だに液漏れなしなのは素晴らしいです。

2300_3

 

 

 

2300_2

ちなみに、この電池が付いていたのは懐かしの安物ヘッドホンステレオである「遊歩人」。当時重低音が流行り始めた頃で「遊歩人BB」という重低音機能が付いていたヘッドホンステレオでした。ただ安物だけあって早送りは出来ても巻き戻しはできないという、削れる部分だけは削って安く作っています。

 

 


ECOBIZ アルカリ乾電池

ECOBIZ アルカリ乾電池文具・オフィス用品の販売商社である“ビズネット”のアルカリ電池。
部類的にはアスクルカウネットなどと同じ、ネット上の文具・オフィス用品通販系のものだが、こういう電池は基本、法人しか買えない物が多いので個人で入手するには難しいものが多い。

 

 

価格は40本セットで1600円。1ECOBIZのマイナス側本当たり40円である。ちなみに生産国は中国。マイナス側の赤いリング…。どこかで見たことがあるな?と思ったら、やはり、兼松(MEMOREX)のアルカリ電池と同じものでした。


くらしのベスト アルカリ乾電池 ALKALI CELL

くらしのベストアルカリ乾電池中小スーパーへプライベートブランド品を卸している“シジシージャパン”のアルカリ電池。
マイナス側の構造やタイ製なことから、パナソニックのアルカリβ相当の電池と思われる。ちなみに写真の単3が4本で198円であり、パナソニックのOEM品にしては安い価格設定ではなかろうか。


FDKのカタログにない電池のまとめ

富士通ブランドで電池を発売しているFDKはカタログやホームページに掲載されていない、いわゆるレギュラー品というのでないの?パナソニックで言うと“アルカリβ”みたいな感じの電池。それがFDKにはなぜだかいっぱいある。今回はそんなFDKの電池の一部を紹介する。

念の為に書いておくけど本稿ではPB品でなく富士通ブランドもしくはFDKで発売されている電池を取り上げているので注意いただきたい。

1.富士通アルカリ乾電池富士通アルカリ乾電池

その昔100円均一ショップで多く見られた電池。最初は富士通のアルカリ乾電池「7300」の古いデザインのものを使用(確か、最終モデルの2世代前と記憶している)していたが、後に「富士通アルカリ乾電池」に変更、デザインもオリジナルのものを採用した。ちなみにどちらも時期によりインドネシア製と日本製が混在。運任せな電池である。

2.アルカリ乾電池アルカリ乾電池

発売はFDKだが富士通ブランドを冠していないオリンピック電池電池。一時期100円均一ショップでみられた。使用推奨期限から逆算すると2004年ごろの電池かと思われる。ちなみにハイパーマーケットオリンピックで30本パックも売られていた。この時売られていた電池も富士通ブランドは冠さず、FDKブランドで発売していた。自分が確認してきたものに関してはインドネシア製だった。

3.トップラン(TOPRUN)トップラン

これも富士通ブランドは冠していない電池で一部スーパーなどで主に多本パック品として現在でも売られている電池。最初は「TOPRUN」というブランドだったが、現在は「TOPRUN V」という後継ブランドになっている。ちなみにこのTOPRUNというブランド名は元々FDKが富士電気化学時代にナショナル(現・パナソニック)ハイトップに対抗して発売したマンガン電池“ノーベルトップラン乾電池”の名称をアルカリ電池のブランドとして再利用したものである。基本10本パックなど、多本パック販売だが、TOPRUN Vは4本パックがレンタルビデオチェーン「ゲオ」などで流通していた。以前は日本製(写真の4本パックは日本製)だったが、現在売っている10本パックのものはインドネシア製のようである。


時計用乾電池 明治セロックエコー

明治セロックエコーおそらく、時計に付属されていたと思われる「時計用乾電池」です。メーカーは“明治時計株式会社”。名古屋にあったようですね。

調べてみると、かつて存在した時計メーカーの一社で現在は松栄商事株式会社という会社に吸収され、時計とは関係のない業務をおこなっているようです。さて、この電池。あんまり見ることのないレア物っぽい電池ですが、どこが製造しているのでしょうか?

その手がかりは電池上に書いてありました。meiji2電池のJIS記号の場所に“TAKASAGO KOGYO CO.,LTD. MFR.”と書いてあります。感づいた電池マニアもいるかもしれませんが、東洋高砂乾電池(現・トーカン)の前身である高砂工業の製造のようです。

これまた調べてみると、東洋乾電池と高砂工業が合併して東洋高砂乾電池になるのが1972年10月なので、それ以前に作られた電池だと思われます。マイナス側には「034A」の刻印が見られますが、それが製造日を示すものなのか、ロット番号なのかは不明です。


SONY NEW ULTRA

SONY NEW ULTRA昨日買った電池というのはこれです。また、懐かしいデザインのソニーのマンガン電池。海外ではまだこのデザインが現役なようで。

日本発売されていたのが、左下にある単3のものでシルバーとブラックのツートンカラーでしたが、海外版はシルバー一色になっています。それでも、「NEW ULTRA」のフォントは同じでとても懐かしい気持ちになりました。もちろん中国製だけどね。

個人的にソニーの後期黒マンガンである「ULTRA BLACK」はデザインが好きではなかったな。