マクセル」カテゴリーアーカイブ

マクセル・日立マクセル(maxellブランド)の乾電池を扱うカテゴリです。
日立マクセルエナジーのものも扱っています。

maxell ダイナミック アルカリ乾電池 LR6(W)/LR03(W)

LR6(W)_1あるディスカウントストアで見つけた日立マクセルの“ダイナミック”。現在のマクセルアルカリ電池の主力は“ボルテージ”であるが、このダイナミックはボルテージの1世代前のアルカリ電池です。まさか、今ダイナミックの未開封品を見るとは思わなかったなぁ。
パッケージのキャッチコピーは「長持ちフルパワー」。下には「新活性物質で効率発電!」とも書かれています。

 

LR6(W)_2パッケージ裏。単3・単4シュリンクパック。バーコードのベンダーは日立マクセル(4902580)。入手価格は単3・単4共に198円1本当たり、24.7円というところでしょうか。

 

 

LR6(W)_3電池の外観。電池のデザインは現在の“ボルテージ”に似ており、パッと見では間違えやすい。日本製、JISマーク(新)も記載されており、認定番号から両者ともマクセル自社製と思われる。

 

 

LR6(W)_4どれだけ似ているかをボルテージとダイナミックの単4を使って比較。色使いは違いますが、よく似ているデザインであることがわかります。これは元々ボルテージが“ダイナミック・ボルテージ”というダイナミックシリーズの1つとして生まれた経緯があったからであると思われる。パッケージにはダイナミックボルテージと書かれていたが、電池本体は現在と同じ「ボルテージ」だけの記載で、2009年4月より発売されたNewボルテージから、パッケージもダイナミックの冠名が取れた。

LR6(W)_5プラス・マイナス側。単3のマイナス極は「◎」で単4は平たいマイナス極になっており、マクセル自社製であろう。
使用推奨期限は単3・単4共に「05-2018」。上記のパッケージ写真を見ればわかりますが5年期限、なので2013年5月製造!?なんと、今年(2013年)製造の電池なのです。てっきり、デッドストックの電池を売っているのかと思ってしまったではないですか。

 

もちろん、この電池はマクセルのホームページ上では非掲載。マクセルの赤マンガンと同様裏メニューで旧ダイナミックの製造を続行しているのでしょうか?う~ん、謎です…。


maxell THE CONCEPT LR6(PJ)

LR6(PJ)_1以前、大阪の家電量販店“上新電機”で売られているマクセルブランドのアルカリ電池「LR6(JS)」を紹介したことがあるが、これはさらに安い価格設定のマクセルブランド『THE CONCEPT(コンセプト)』というアルカリ電池である。
その価格差は同じ単3・10本パックでLR6(JS)が580円なのに対し、この「THE CONCEPT」LR6(PJ)は390円と大分違う。

 

LR6(PJ)_2パッケージ。ラインナップは単3・単4、各10本パックのみのようである。パッケージ「THE CONCEPT」ロゴの下には“Fit For your Life Style”というキャッチフレーズと思われる英文が記載されている。電池にもパッケージにも“maxell”ロゴはあるが小さく、あまりマクセルブランドを主張していない。
ちなみにバーコードのベンダーは日立マクセル(4902580)。

 

LR6(PJ)_3電池の外観。デザインは金主体のデザインで昔ながらのアルカリ電池って感じのデザインなのではないでしょうか。今回購入したものの使用推奨期限は「02-2017」で5年期限と推測すると、2012年2月製造かな。

 

 

LR6(PJ)_4電池のプラス・マイナス側。この電池には原産国が表示されていない。だが、マイナス極の構造は「◎」で明らかにマクセル製の特徴なのである。この構造は日本製以外のマクセルの電池では見られないので、日本製だと思うのですが…。
何故原産国が表示されていないのかは分からないですが、低価格を維持するため、今後さらにコストダウンされると自社生産から他社生産になり、原産国が変わることを見越してのことなのでしょうか?


maxell ボルテージ LR6(T)3BS/LR03(T)3BS

LR6(T)3BS_1ヨドバシカメラで見つけた面白いボルテージ。普通、電池といえば2本とか4本とか偶数本で売られることが多いが、これは3本パックというちょっと変わったパッケージです。キャッチフレーズそのまま『3本使う機器におすすめ!』です。
確かに最近は100円均一ショップで売られるLEDライトにおいても、単4・3本だったりするし、自分が使っている防水MP3プレイヤーも単3・3本なので、中途半端が嫌いな人や電池が残るのが嫌な人にとっては最適な電池であります。

LR6(T)3BS_2パッケージ裏。電池自体は至って普通のボルテージでもちろん、液漏れ補償も付いています。ちなみに使用推奨期限は単3が「07-2023」、単4が「08-2023」でそれぞれ、2013年7月製造と8月製造。

 

 

LR6(T)3BS_3パッケージは普通の4本パックとかで見られるトレイ付きのブリスターパックではなく、台紙にシュリンクパックの電池を直接貼り付けた変わったものになっています。型番は単3が「LR6(T)3BS」、単4が「LR03(T)3BS」で「BS」記号はマクセルのページによると“シュリンクパック+台紙”というそのままの記載となっています。

 

このような3本パックの電池を発売しているのはマクセルのみで他社は発売していない模様。このような電池はきめ細やかで嬉しい配慮ではあると思うのだが、結局売っているのが多くの電池が売られている量販店のみでは意味が無い。やはり、マクセル以外の他社がこの3本パックを追随して3本パックの電池がどこででも入手できるような環境にならなければ普及しないでしょう。


maxell ボルテージクレール LR6(T)PK

clair_1今日は日立マクセル「ボルテージ」のラインナップモデルである“ボルテージクレール”を紹介する。マクセルが行ったアンケートでピンク色が欲しいという女性の意見を元に生まれた電池で、パッケージ・電池デザイン共に女性向けを意識している。
パナソニックも同じようなアルカリ電池“キラカワ”を発売しているがパナソニックが欲張りな多色展開なのに対し、マクセルのボルテージクレールはピンク色のみで潔い。ラインナップは単3と単4のみで各4本入りブリスターと8本入りシュリンクパックがある。

clair_2パッケージの表裏。ちゃんとボルテージシリーズの1つなので、ちゃんと液漏れ補償も付いています(マクセルの液漏れ保証条件はこちらを参照のこと)。
このボルテージクレール。あるディスカウントストアで4本99円であったため、大量買いをしてしまった。ピンク色とは言え、中身はボルテージなので買うでしょw。

 

clair_3電池の外観。現在のボルテージの使用推奨期限は10年であるが、ボルテージクレールは5年である。なので、中身は旧型のボルテージなのだろうか。現在の10年期限のボルテージにはJISマークは付いていないが、このボルテージクレールは5年期限だからか、JISマークが付いている。
この電池の特設ページだと、「ラメ」が入っていると記載されているが、この電池には見られない。これは旧型?

clair_4プラス・マイナス側。底板は「◎」の日本製で日立マクセル自社製と思われる。使用推奨期限は「10-2016」。5年期限なので2011年10月製造。


maxell SUPER POWER ACE RED R20P/R14P(N)

superpowerred_8昨日のブログでは100円均一ショップなどの特定ルートで売られている日立マクセル赤マンガン電池を取り上げたが(以下(AR)Eと書く)、今回はマクセルのホームページ上でも掲載されている市販品の赤マンガンを取り上げる。ちなみにこの電池。近所では売っている場所が少なく、探しまわった結果あるディスカウントストアで売っているのを発見した。ただし、単1と単2のみ。単1は98円だったが、単2は79円で100円均一ショップよりも安かった。

 

superpowerred_9パッケージ裏。「環境対応パッケージ」と書いてある。マクセルのホームページによるとシュリンクパックなどの包装素材から塩化ビニール(塩ビ)を取り除いた環境に優しいパッケージとなっているようである。ただ、このパッケージは昨日の(AR)Eや日立ブランドの「G」と変わらないような気がする。

 

superpowerred_10注意書き部分。(AR)Eでは日本語と英語の併記であったが、こちらは日本語のみの表記です。他国への輸出が想定されず、国内のみ販売されている電池なのでしょう。そういう意味では昨日の(AR)Eは輸出向けとしても使用されているのでしょうか?

 

 

superpowerred_11反対側。もちろん中国製です。

 

 

 

superpowerred_12(AR)Eとの比較。どちらも良いデザインではあるが、個人的には市販品の(N)が好みだろうか。上側の緑が綺麗で。

 

 

 

superpowerred_13マイナス側。(AR)Eと比較しても刻印は同じなのでOEM元は同じと思われる。ちなみに今回購入した(N)の使用推奨期限は単1が「01-2016」で2013年1月製造、単2が「12-2015」で2012年12月製造。製造から1年経たない新鮮な電池ですね。

書いていて気が付きませんでしたが、今回の記事で現在市販されている日立系赤マンガン電池を全て取り上げたことになりますね。

★関連記事
maxell Super POWER ACE RED R20P/R14P/R6P(AR)E
→昨日のブログの記事。一部100円ショップなどで売られているマクセルの赤マンガンを紹介。
HITACHI G GOLD DRY-BATTERY R20P(G)/R14P(G)
→現在でも発売されているとされている日立ブランドの赤マンガン電池を紹介。


maxell Super POWER ACE RED R20P/R14P/R6P(AR)E

superpowerred_1一部100円均一ショップで流通している、日立マクセルの赤マンガン電池。一瞬普通の電池じゃない?と思うかもしれませんが、現在市販品として発売されているマクセルの赤マンガン電池はこのデザインであり、これは旧デザインのものなのです。

 

 

 

superpowerred_2パッケージ裏。JANコードがあり、OEM品ではなく市販向けとして売られている電池である。

 

 

 

superpowerred_3電池の外観。単1から単3までのラインナップ。元々マクセルのマンガン電池は赤が「POWER ACE」で黒が「Super POWER ACE」であったが、いつの日か全て「Super POWER ACE」ブランドになった。電池コレクターの自分としては「Super」のロゴが黒マンガンだった頃のSuper POWER ACEと同じで馴染み深い。

 

superpowerred_5電池の注意書き部分(英語側)。単1と単2のみ片面に英語での注意書きが、片面に日本語での注意書きが書かれている。単3は同じ部分に日本語と英語の注意書きが併記してある。マクセルのマンガン電池に表示されている(かつてアルカリ電池でも表示されていた)グリーンマーク?エコロジーマーク?が記載されている。「0% MERCURY AND CADMIUM ADDED」ということでカドミウム・水銀は無使用だがWEEEマークから鉛(Pb)は含有していることがわかる。

superpowerred_4電池の注意書き部分(日本語側)。現在日本でマンガン電池を作れるメーカーは存在しないので、もちろん中国製です。

 

 

 

superpowerred_6マイナス側。使用推奨期限は単1と単2が「10-2015」で2012年10月製造、単3が「03-2014」で2012年3月製造である(マクセルホームページ「使用推奨期限と有効期限」による)。刻印形状としては以前紹介した日立リビングサプライの赤マンガンに似ています。日立マクセルだから当たり前ですけどね。

 

superpowerred_7おまけ。リモコンに付属してきた同柄のインドネシア製があったので掲載(写真上2本、使用推奨期限は10-2002)。今回取り上げた電池は(AR)Eという型番だったが、インドネシア製は(AR)という表記だけである。おそらくこれがOEM向けではなかろうか。印刷が違ったり、グリーンマーク?エコロジーマーク?が無かったり、WEEEマークが無かったり、些細な違いがある。


maxell COLOR CLUB アルカリ乾電池 LR6(CC)

colorclub1日立マクセルが2002年から2005年頃まで発売されていた「COLOR CLUB」というカラーアルカリ電池です(単3)。さしずめ現在のボルテージクレール的な位置づけの電池でしょうか?写真の電池は推奨期限切れ寸前のを98円で買ったまま放置していたもので、中身の電池の絵柄が見えないほど盛大に液漏れしています。

 

 

colorclub2パッケージ裏。パッケージには…、
好みで選べる4色カラーバリエーション
大電流に強いアルカリパワー
と書いてあります。日本製。

 

 

colorclub3これは比較的液漏れから逃れた個体。これはブルー。当時のWebサイトをinternet archive見てみると、“カラフル感を生かした「楽園」イメージのデザイン”で「ブルー」・「オレンジ」・「グリーン」・「ピンク」の4色(単4はブルーのみ)で4本入りのみであった模様。

 

 

colorclub4プラス・マイナス側。使用推奨期限は「05-2005」で2003年5月製造か。日本製の「◎」で日立マクセル自社製の模様。当時は「ダイナミック」と廉価版アルカリ「アルカリエース」が発売されていたようだが、中身がどちらかは不明である。


maxell ALKALINE アルカリ乾電池 LR6(JS)

LR6(JS)1大阪の家電量販店“上新電機”で売られているマクセルのアルカリ電池。マクセルブランドではあるものの型番の「JS」が語る通り、上新電機専売の電池である。

単3を見た感じではJISマーク付きであるのでおそらく、マクセルの低価格アルカリ電池であるGDシリーズと同一のものと思われる。

 

 

LR6(JS)2マイナス比較。左がGDシリーズのもので、右がLR6(JS)。両方共「◎」刻印の日本製で日立マクセル自社製と思われる。


maxell ALKALINE ACE アルカリ乾電池 LR6(AN)

LR6(AN)1日立マクセルのアルカリ電池。現在は「ボルテージ」というブランドのアルカリ電池で展開しているがその前の「ダイナミック」の前に当たる「アルカリエース」ブランドの電池である。使用推奨期限は「04-96」で製造日は1994年4月と推測される。JIS記号有りで製造者記号はM.D.B.で認定番号582034なのでマクセル自社製である。住所表記は茨木市丑寅で日立マクセルの本店(旧本社)である。現在のものには千代田区飯田橋の本社の住所が記載されている。

 

LR6(AN)2同時期(使用推奨期限:11-97)に製造されたファイザー製薬の販促品として配布されたと思われるアルカリ電池。ノルバスクは高血圧症と狭心症の薬らしく、フルカムは関節や筋肉の腫れを抑える薬…、電池とは何にも関係ありません。両者とも街の薬屋さんで売っているものではなく、処方箋とかで処方される薬のようなので、一般消費者に出回らないことを考えればレアなのかもしれない。

 

LR6(AN)3裏面。裏は一転して普通の電池です。最初に紹介したアルカリエースは「LR6(AN)」だったが、これは「LR6(K)」である。こちらもJISマーク有りの日立マクセル製、住所も茨木市丑寅。

 

 

LR6(AN)4マイナス比較。一番左は現・「ボルテージ」の前モデルに当たる「ダイナミック」。マイナス側は「◎」で推奨期限は電池本体に印刷されている。これは現行の「ボルテージ」、以前紹介したGDシリーズも同じ。だが、今回紹介したアルカリエースおよびファイザーのものはマイナス側が平面で推奨期限が刻印で記載されている。


maxell アルカリ乾電池(GDシリーズ)

GD1日立マクセルの低価格アルカリ電池。ホームページやカタログには掲載されていなく、パナソニックにおける特定ルート販売品「アルカリβ」に似ている。ラインナップは単1から単4までのラインナップで単1・単2がFDKエナジー製の日本製、単3・単4が自社製の日本製となっている。

写真の単3、4本入りはホームセンターで152円。どこも200円でお釣りが来るぐらいの価格のようである。

GD2現在発売されているマクセルのアルカリ電池ボルテージはJISマーク及び製造者記号は記載されていないが、このGDシリーズでは全サイズJISマーク表記がある(単1・単2がFDK、単3・単4がHMA)。

 

 

 

GD3この電池には全面英語表記のOEM向けモデルが存在し、主に携帯電話充電器に付属されている。こちらは中国製で何処かのOEMなのだろうと思われる。

 

 

 

GD4おまけ。単2の旧JISマーク表記のもの。FDKエナジー製。現行品はもちろん、新JISマーク表記となっている。

 

 

 

GD5そっくりさん。“Shanghai Hao Ji Battery Co.ltd”なるメーカーの「La defense」なるアルカリ電池。日本製のものというよりはOEM向けモデルのものをパクってる印象がある。