一ヶ月振りとなる当ブログ、今回は“FENG DIAN”なるブランドの中国製アルカリ電池を紹介します。この電池はメーカーが不明で、このブランド名でネット上を検索しても見つからず、電池本体にも製造元が記載されていない謎のアルカリ電池なのであります。
この電池はとあるショッピングセンター内にあるアイデア商品コーナーのような所で入手した電池で、やはりこのような謎ブランドの電池が気になってしまうワタクシなのでありました。
パッケージ。硬いビニール包装が特徴的なシュリンクパックで、電池にはバーコードや台紙などは見られません。箱売りのものからバラしたのか、はたまたバルク品だったのかもしれません。とにかく素性が不明な電池です。
電池の外観。金色をバックとし、上下に黄色の帯が配置されたアルカリ電池としては典型的なデザインです。個人的には一昔前のアルカリ電池に見える感じがします。
“NO MERCURY & CADMIUM”の記載があり、水銀はカドミウムは含有していない模様。注意書きは英語のみで、WEEE(クロスドアウト・ダストビン)マークも見られます。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製。
プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプですが、マイナス極には特徴があり、底板にトレードマークとみられる薔薇?の絵が刻印されている点です。このマークは電池本体にも記載されています。
使用推奨期限は単4の方には「05-2021」の印字が見られるものの、単3にはどこをどう見回しても印字は見られませんでした。全く、いい加減な電池ですね。恐らく、単4は5年期限でしょう。
いつも通り、ラベルをひん剥いでみました。単3には“YB 141016”の、単4には“3Y150B12”のレーザー刻印と思われるロット番号の印字がありました。このパターンの印字を見たのは初めてで、多分この電池のOEMは日本に入ってきていないと思われます。
最後にマイナス極のガス抜き穴。単3、単4共に一般的な2つ穴タイプでした。この写真を見れば、マイナス極の底板に絵が刻印されていることがわかると思います。しかし、この底板の模様って電池の性能に左右されないのだろうか?導電性とか。
マイナス極に何かしらの絵を書く風習?は中国特有ですね。
3-circle-Batteryや555、HUATAIなどなど…
デュラセルの中国製もマイナス極にDURACELLと書かれていたように思います
このページを見てみると、中国の電池に見られるマイナス極底板の文字や絵は偽造防止のためなのかもしれませんね。そう考えると日本でこういった電池が見られない理由も頷けますし。
http://chinese.gmw.cn/tech/2015-09/01/content_16889594.htm
ちなみに中国製デュラセルはこちらの記事ですね。確かに“DURACELL”の印字が見られます。
http://miharin.moo.jp/blog/?p=6041