National NEO ミッキーマウスバージョン R20P(BDB)

R20P(BDB)_12016年初ブログはナショナルのマンガン電池である“NEO”のミッキーマウスバージョンを紹介します。
当時の松下電池工業(現・パナソニック)は1980年後期~1990年代初頭頃にディズニーのキャラクターを用いた乾電池を発売していたことがあり、この電池もそれらのシリーズの1つです。確かミッキーマウスを用いたマンガン電池としては2代目であると記憶しています。

 

R20P(BDB)_2電池の外観。デザインとしては綺麗な緑色をバックにし、正面にはミッキーマウスの顔が配置されているものになっています。今回紹介する電池のサイズは単1で、型番は“R20P(BDB)”となっています。JISマークは認定番号の記載は無いものの“C8501 JAPAN MABI”の記載があることから、松下電池工業自社製であると推測されます。
液漏れ補償付き。その為、電池記載の年月は製造日となっています。この電池の保証期間3年間となっており、この頃の液漏れ補償付きの電池は一般的に単1と単2が3年単3以下は2年であることが多かったようです。ちなみにこの電池の製造日は「92-12」で1992年12月製造のもの。1993年には使用推奨期限の表記に切り替わるので、液漏れ補償付きのマンガン電池末期のものなのかもしれません。

R20P(BDB)_3プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングは「」。また、自社製造時代のナショナルマンガン電池ではお馴染みだった、外装缶繋ぎ目部分のレーザー溶接も特徴的です。
製造日はマイナス極の底板には記載されておらず、電池下部にレーザー刻印で記載されています。これもまた、当時のナショナルマンガン電池の特徴でした。

 

R20P(BDB)_495年夏号のカタログを見てみると、ミッキーマウスバージョンの他にドナルドダックバージョンも存在していた模様です。どちらとも色からはランクを読み取ることができませんが、価格は当時発売のネオ黒と同様であったことから黒マンガン相当のマンガン電池なのでは?と推測されます。


National NEO ミッキーマウスバージョン R20P(BDB)」への2件のフィードバック

  1. RQ-SX40

    明けましておめでとうございます。
    この電池、非常に懐かしいです。昔、家に結構転がっていました。
    ただプラレールに使うと直ぐに動かなくなってしまった記憶があるので
    赤マンガン相当だと思っていました。
    もしかしてデザイン料諸々をディズニーに支払っていたのかもしれませんね。

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    1. みはりん 投稿作成者

      懐かしんでいただけたのなら幸いです。
      確かに値段的にはネオ黒と同じですが、版権料が上乗せされているというのも一理あるかもしれませんね。
      現在でもこの電池が売られているのであれば、ベンチマークとかもできるんですが…。

      返信

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