懐かしいデザインの日立マクセル“アルカリエース”の単1です。かつては主力のアルカリ電池でしたが、ダイナミックが登場すると従来のアルカリエースはスタンダードクラスのアルカリ電池に成り下がり、ボルテージが登場すると、アルカリエースは消えることになります。
デザインは金+白ベースに黒+緑のデザイン。クリーンさを感じさせるデザインです。逆に言えば安っぽそうなデザインでもありますが。
注意書き部分。注意書きは「注意」と「警告」で2ヶ所別に記載されています。住所表記は茨木市丑寅で日立マクセルの本店(旧・本社)のものになっています。
また、マクセルの乾電池ではお馴染みである“グリーンウッド”のシンボルマークもあります。カタログによると、このマークは地球環境に配慮し、緑豊かな森をイメージしたシンボルであるとのことです。
この電池、珍しく生産国が『MADE IN U.S.A.』表記でアメリカ製なのです。アメリカ製という時点でマクセル自社製ということでは無いと思いますが、非常に気になりますね。
OEM元を推察して見るに、アメリカの3大電池メーカー(DURACELL、Energizer、Rayovac)以外にもパナソニックにもアメリカ製があるので、その可能性もありえます。とにかく謎です。
プラス・マイナス側。マイナス極は「◎」。若干ながら液漏れしています。使用推奨期限はラベルに印字ではなく刻印で記載されているタイプで、「07-98」と記載してありました。2年期限と推測すると、1996年7月製造の電池でしょうか。
マイナス極面を見る限り、パナソニックのアメリカ製に似ていますね。
デュラセル、エナジャイザー、レイオバックは当時から特徴的な形状ですし。
ただ、2008年にグアムへ行ったときにウェスティングハウスブランドの電池が、
マイナス極面の形状が国内のものと同じような形でした。
また、GEサンヨーも同形状でした。
※アメリカはやはりデュラセルとエナジャイザーが独占状態でレイオバックはウォルマートや
個人商店でしか見かけません。ウェスティングハウスやGEサンヨーはスーパーで見かけました。
パナソニックやソニー、東芝はボタン電池やリチウム電池、4R25、3R12ぐらいしか見かけません…
マイナス極が「◎」なのは、手持ちのアメリカ製“DURACELL ULTRA”もそうなので、一瞬デュラセル製か?と、思いましたが、使用推奨期限印字のタイプやマイナス極の周り(ガス抜き穴)が違うので、やはりパナソニック製と考えるのが妥当なのでしょうか…。
http://miharin.moo.jp/blog/recharge/tmp/duracell.jpg
マイナス極面を見る限り、松下のアメリカ製ですね。
http://miharin.moo.jp/blog/recharge/bbs/bbsdata/1435.jpg
同時期製造のアメリカ製 金パナがありましたので掲示板のほうにアップしました。
しかし、なぜ重たい単一をわざわざアメリカで製造して日本まで運んでいたのかが、なぞですね。
情報提供ありがとうございます。
確かにパナソニックのアメリカ製と特徴が全く同じですね。
パナソニックのアメリカ製はケーヨーデイツーPBのアルカリ電池(単1もあったはず)やアルカリβの一部ロットでもあったようで、一時期は多く見られたみたいです。