FUJI NOVEL PHOTO 写真用アルカリ・マンガン電池 LR6(AM3)

novelphoto_1FDK(旧・富士電気化学)が“富士通”ブランドの前に展開していた“FUJI NOVEL”ブランドの写真用アルカリ電池。デザインとしては黒地にカラフルな『PHOTO』の文字が記載されているもの。この電池が発売されていた頃はこのようなストロボ用の電池が各社から発売されていたようである。
この電池は旧“富士通”ブランドのものなら、現役で見た覚えがあるのですが、その前と思われる“FUJI NOVEL”ブランドのものは初めて見ました。久しぶりにレトロ電池で興奮したなぁw。

novelphoto_3電池の外観。『写真用[アルカリ・マンガン電池]』と書いてあり、“アルカリ・マンガン電池”の部分が独自のフォント。「アルカリ・マンガン乾電池」はアルカリ電池の正式名称ですが、現在は多くのメーカーで“アルカリ乾電池”と通称で表記されています。
社名表記は“Fuji Electrochemical”と富士電気化学の英社名での表記のみ、生産国は「Made in Japan」でもちろん日本製です。

 

novelphoto_4旧JISマーク付きで写真下の旧JISマーク付きの“R SPEC”と認定番号は同じ「C8511 380130」なので、これは現在のFDKエナジーの鷲津工場製であると見られる。

 

 

 

novelphoto_2電池本体には刻印や印字が無いので製造日は不明。ただし、マイナス側に白い印字で“1”という文字が見えることから、印字が落ちてしまっていると考えられる。FDKのページではNOVELブランドから富士通ブランドへ移行したのが1984年の10月と記載しているため、それ以前のアルカリ電池であることは確かであろう。

 

novelphoto_5プラス・マイナス側。この年代の電池なので、もちろん金属外装です。余談だけど、昔のアルカリ電池は金属外装ということもあり、外観も高級で高そうなイメージだったなぁ。
絶縁リングはプラス極とマイナス極両方にあり、プラス極が「」、マイナス極が「」となっている。現在の「」の絶縁リング(写真右)とは対照的でありますね。

 

自分が物心がついた時は既に旧・“富士通”ブランドの電池であり、“FUJI NOVEL”ブランドは赤や青のマンガン電池なら見たことはあるが、アルカリ電池は見たことが無く、個人的に今持って謎な部分が多い。今度は普通のアルカリ電池も見てみたいですね。

・追記(2014/1/28)
novelphoto_6この電池、外観がキレイだったので防水MP3プレイヤー「AQA026」に入れてみたら普通に使えた。昔のアルカリ電池の耐久性は凄すぎですね。
電池の電圧を直読しようと、最近上海問屋で買った“USB電流&電圧チェッカー”で電圧を測ってみると、電池3本の電圧、4.5Vを差しているのではなく、大体5V近辺で推移しているので一応、DC-DCコンバータとかで昇圧されているみたいですね。残念。


FUJI NOVEL PHOTO 写真用アルカリ・マンガン電池 LR6(AM3)」への5件のフィードバック

  1. 無名

    富士通バージョンとはこれですか?
    http://kkjh352.blog.fc2.com/blog-entry-34.html
    よく見るとNOVELがアルカリ・マンガンになっている。フォントがノーベルっぽいと色々違いはありますがPHOTOの文字は同じみたいです。
    上の富士通は文字通り外付けストロボに入っていました。

    ノーベル通常アルカリはそのままマンガンのデザインがアルカリ仕様になったみたいな感じだと予想してみる。
    富士通や富士電気化学は松下や東芝みたいに自社チェーン店が無い(富士通ゼネラルならある)のでカタログも期待できないことから一般雑誌やトランジスター技術関係の雑誌に頼るところでしょうか。
    NOVEL乾電池はなぜか雑貨店や文具店といったところにおいてありました。

    ジオターゲティング全国制覇おめでとうございます

    返信
    1. みはりん 投稿作成者

      富士通バージョンはそれです。
      構造は無名様のものと同じようなので、ノーベルブランドなだけで中身は同じものなのでしょうか。無名様のブログでは富士通バージョンの写真用アルカリも開放電圧は1.32Vと書いてありますが、自分のノーベルバージョンも1.33Vでした。昔のアルカリ電池の性能は本当に凄いと思います(液漏れさえしなければ)。
      自分もこの時代のアルカリ電池はノーベルのマンガン電池と同じで金色なデザインなのかな??という予測をしています。今でこそ富士通の乾電池は販路を広げはじめていますが、富士電気化学時代の乾電池は確かにあまり見なかったような気がします。旧・富士通ブランドの乾電池はダイエーに『BATTERY PARK』という富士通乾電池の特設コーナーがあって売られていた記憶がありますが。

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  2. kazurou

    バッテリーパーク、懐かしい。
    ダイエーはアルカリ電池、マンガン電池もFDKがOEMしていましたね、
    その中でもNBの本家ブランドをPRする売場だったと思います。

    今は亡きダイエーPBブランドセービングは生産がFDKでしたね、
    当時はなんか特別な感じがしたけど、
    今はPBブランドって普通にコーナンとかファミマ、イオンでも一般的なのに、
    当時はなんか特別な存在みたいに思っていました。

    ちなみに我が家のはほとんどPBブランド、それで十分だと思う。
    セービングもイオントップバリューと統合でトップバリューになり、
    巨大PBブランド化したが、

    トップバリューは電池はマンガン・アルカリとも三洋だったと思いますね。

    返信
      1. kazurou

        >現在のPBブランドは生産国や製造元がコロコロ変わるのが多いというのに。
        俺把握してるだけでも、
        ショップ99:FDK日本製→FDK日本製・インドネシア混在→消滅
        コーナン:FDK日本製(LIFELEXはインドネシア)→LIFELEXのみとなり中国製メーカー不明。
        イオン:三洋電機→松下(ベストプライスはエナジャイザー→オーム)
        ダイエー:セービング→イオントップバリュ統合で消滅
        ファミマ:松下→FDK
        あとなんかあったかな?

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