某カメラ店で入手した海外版の乾電池エボルタ。パッケージは以前このブログで紹介した、ベルギー製の「Alkaline Power」に似ている。
単3電池の方にはパッケージ上に『Panasonic’s Longest Lasting Alkaline AA Battery』と書かれているシールが上から貼られており、長持ちをアピールしている。
パッケージ裏。この面には「Long Lasting +3 Innovations」ということで、3つの特徴が書かれている。
1.EXTRA POWER FORMULA
2.ANTI-LEAK PROTECTION
3.TRIPLE TOUGH COATING
2番目はなんとなく液漏れ防止機能であることがわかるが、他はよくわからない。
パッケージ裏の拡大。「Distributed by: Panasonic Manufacturing Philippines Corp.」と書かれているので、フィリピン向けの電池なのかな?
ちなみに、バーコードは先頭「888」から始まるシンガポールのもの、ベンダーは一応“PANASONIC CORPORATION”となっていた。
電池の外観。デザインは日本の乾電池エボルタとほぼ同じ。当たり前ですが、注意書きが英文である以外の違いは見られませんが…。
ちなみに使用推奨期限は単3と単4共に「08-2023」。乾電池エボルタは海外・日本共に10年期限のようで、2013年8月製造であると思われる。
日本版の乾電池エボルタと比較。上2本が日本向、下2本が海外向。もちろん日本向けのものは注意書きが日本語であるという違いがありますが、もう一つ大きな違いがあり、日本向は日本製であるのに対し、今回入手した海外向はタイ製であることです。
実は乾電池エボルタがパナソニックのタイ現地工場“パナソニック エナジー タイ”で生産を開始することまでは知っていたのですが、実際にタイ製のエボルタは初めて見ましたね…。
現在、日本で売られている乾電池エボルタは日本製を貫き通していますが、タイで乾電池エボルタが製造できる能力があるとなると現在の“パナソニックアルカリ乾電池”のようにタイ製に移行されることも十分あるわけで不安を感じてしまいますね。
型番の違い。日本向は「LR6(EJ)」であるが、海外向は「LR6EG」となっている。それぞれ、「水銀0(ゼロ)使用」、「NO MERCURY ADDED」と記載してあり、水銀は含有されていない。
両者ともデザインは同じであるが、タイ製の方が金ピカな外観で日本製の方がくすんでいるように見える。
プラス・マイナス側。単3のマイナス極はパナソニックのアルカリ電池でお馴染みの「紫外線硬化樹脂」を採用したものになっている。単4は樹脂や絶縁リングは用いられていないタイプであった。
乾電池エボルタはプラス極の突起が若干低く、機種によっては相性により動作しないという不都合がある。今回入手したタイ製と日本製と比べてみると、プラス極の突起はほぼ同じであるようです(写真左2本)。
単3のマイナス極を更に比較。左がタイ製、右が日本製。日本製のマイナス極は平らでツルツルであるが、タイ製はザラザラしている。表面処理の違いだろうか?
最近確か12+6(ラベルによると6本おまけらしい)のタイ製EVOLTAをあるお店で確認しました。
期限が2020年だったと思うので、震災輸入時の残りが一部ルートに流れたのでしょうか。
海外向けEVOLTAは少なくとも2店舗で確認していますが、もう一つの店舗で見たものは記憶が結構薄れています・・・
まだ日は大きく経っていないので再確認はできるかと・・・