ソニー リモコン用電池 R6PU(R)

R6PU(R)_1ソニーが発売していたリモコン向けのマンガン電池。表には有名なキャラクター“アトム”がプリントされている。この頃はこの電池以外にもアルカリ電池もアトムがプリントされているものだったが、これは2003年に放送された「鉄腕アトム」のTVシリーズ3作目である『ASTRO BOY 鉄腕アトムの制作にソニー子会社のソニー・ピクチャーズエンタテインメントが関与していたためである。なので、電池本体にも「(C)Tezuka Productions・SPEJ」と、手塚プロとソニー・ピクチャーズの著作権表示も見られる。

ちなみにこの電池は当時発売されていたソニーのリモコンにも付属していたので、付属用の電池で市販はしていないと思っている方もいただろうが、これは市販もされていた電池である。当時の「Sony eCatalog」を見てみると、単3のみで4本入りブリスターパッケージとシュリンクパック、8本入りのシュリンクパックが発売していたようである。

R6PU(R)_3写真は4本シュリンクパックの半分の未開封。電池本体にはリモコン用とは書いてないが、パッケージには“リモコン用”と記載されている。

 

 

R6PU(R)_2電池の注意書き部分。日本製である。写真上部の電池に1から12までの数字が書かれている表示が見えるが、これは取替えの目安として電池本体に使用開始月を記入出来るようになっているのである(1年交換の目安かな?)。リモコン用電池ならではの配慮で結構嬉しいですね。

 

R6PU(R)_4プラス・マイナス側。プラス極のリングは「赤」。電池本体、使用推奨期限の特徴ある印字(レーザー刻印?)から、これはパナソニック製と見られる。ちなみに使用推奨期限は「01-2005」。2003年1月製造かな?


ソニー リモコン用電池 R6PU(R)」への7件のフィードバック

  1. RQ-SX50

    この電池はウォークマンにも付属していましたね。
    WM-GX202、WM-FX202を合計20台ほど買っているので大量に持ってます。
    ところでソニーのフレッシュキャップはいつごろ消滅したのでしょうか?
    自分の近所では日立の電池は腐るほどあるくせにソニーの電池は
    サイクルエナジーしか見当たりません。
    フレッシュキャップは東芝のあたらシールみたいで結構好きだったのですが。
    パナソニックもいつのまにか見分けるパックの表示が消滅してました。

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    1. みはりん 投稿作成者

      確かにソニーのフレッシュキャップは知らない間に無くなっていきましたね…。
      パナソニックの「見分けるパック」表記はアルカリ電池系ではなくなりましたが、マンガン電池「ネオ黒」では健在です。
      表記がなくなっても2013年現在のカタログにも掲載されているのであれは見分けるパックらしいですよ。

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  2. 和郎

    これ、センター試験のプレーヤーの電池に使われていましたよ、
    使い捨て時代はソニーのプレーヤーが採用されていたので、
    FDKOEMかと思ったが、刻印から松下電池製と言われていますね…

    リモコン用といえど、一回の試験で力尽きる容量でないと再度リスニングを聴く不正ができるので、
    マンガン電池を採用したんでしょう。

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    1. みはりん 投稿作成者

      確かにそのようですね。かつてはソニーの赤マンガン(SUPER RED)が内蔵されていたみたいですね。このリモコン用電池が発売されていた時はソニーの赤マンガンは既に発売中止で、事実上赤マンガンの後継に当たるこの電池が内蔵されていたようです。

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  3. RQ-SX50

    自分がセンター試験を受けた時は(2年前です。歳バレw)、回収されるようになってましたが
    一瞬の隙を見て電池を除いたところFDKのR-SPEC単3(国産)が入ってました。
    因みにイヤホンの音質はエージングしたところ、パナソニックの付属品程度の音質になりました。
    今もRQ-SX1Vにて使用中です。
    >和朗様
    FDKがマンガンの自社生産をやめたのは単5は80年代後半、単1~単4は93年頃、各種積層は2003年らしいので
    ソニーのマンガンが松下のOEMに切り替わる前は東芝のはずです。

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  4. 和郎

    RQ-SX50 様
    リスニング採用電池はFDKのR-SPECですか、俺んときはまだこのソニー電池でしたが、今はそうなんですか。
    あのプレーヤー回収されるようになってからは、松下が生産しているようですが、
    FDKとはどういうことだろ?
    しかも組み込み用(インドネシア製)ではなく日本製、
    ひょっとして基盤は2回で使い捨てなのですが、最後の使い捨てにする前に入れられる電池はケースバイケースでFDKになったのか?
    使い捨てにする前の最終回が終わって捨てられる物も回収されるので真相は不明だが。

    でも、R-SPECでも結構容量残っている状態で捨てられているんだろうが、
    マンガンを採用しなかったのは一体なんだろ?
    単にR-SPECが安かったのかな?

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    1. RQ-SX50

      たぶん今の時代、海外製のマンガン電池の不良率が多少なりとも存在することと、
      マンガン電池よりアルカリ電池の方が安い時代になってしまったのが原因ではないかと思います。
      いくら使い捨てとはいえ、確実に動作させなければいけないわけですし。

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