HI-WATT マンガン乾電池 単3形

香港の電池メーカーである“ハイワット(HI-WATTブランド)”のマンガン電池です。同社のマンガン電池と言えばおもちゃなどに添付されていることが多いことで知られますが、これは秋葉原の“千石電商”で発見した電池です。
しかも添付用の電池の場合、注意書きなどの表記は英語表記であることが多かったりするのですが、当電池は日本語表記のみの英語表記無しという明らかに日本向けとして作られていると見られるマンガン電池なのであります。


そんな、謎の多い当マンガン電池ですが、学校用の電子工作キットを供給していることで知られる“久富電機産業”のホームページでこの電池とそっくりな絵柄のものを発見しました。品名は“マンガン電池 単3(HISATOMIオリジナル)”となっており、写真はこの電池と同じ“HI-WATT”となっています。恐らく、この電池が何らかの理由で千石電商に流れたと思われます。なお、千石電商は過去にも同社“HISATOMI”ブランドのアルカリ電池を売っていたことがあります。
アルカリ電池は“HISATOMI”ブランドを使用当マンガン電池は製造元と思われる“HI-WATT”ブランドを使用しているため、どこが「HISATOMIオリジナル」なんだ!と感じそうですが、日本語表記という点がオリジナル要素なのでしょう。何故マンガンのみがHI-WATTなのは本当に謎。

パッケージです。一般市販が行われていない電池のためか、バーコードなどのラベルは貼られていません。値札は千石電商のものです。硬いビニールのシュリンクパックで、ハイワットの電池でお馴染みなシュリンクに素材マークが記載されたものになっています。さすがに硬いと感じたのでしょう、素材マークが記載されている側にはミシン目が入っており、包装が開けやすいように工夫されています。

電池の外観です。赤いデザインが象徴的。一見、赤マンガン電池に見えますが、4本シュリンクで持った時異様な軽さを感じたのです。従ってこの電池は赤マンガンではなく、その下の青マンガン、そのまた下の緑マンガンかもしれません。電池自体には型番などは記載されていないので、真相は闇の中です。
電池に社名表記は無く、原産国表示の“MADE IN CHINA”のみ(中国製)。何か怖いです…。

プラス・マイナス側です。外装は金属外装。プラス・マイナス極の絶縁リングは両方共“”となっています。使用推奨期限は「08-2020」となっており、2年期限の2018年8月製造の電池であると思われます。この印字特徴の電池を何処かで見たことがありますが…、忘れました。

 

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HISATOMI アルカリ乾電池 単3型
→当電池と同じく久富電機産業が供給しているアルカリ電池を紹介した記事。こちらも“HISATOMIオリジナル”を謳っていて、ブランドもちゃんと“HISATOMI”となっている。


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