maxell アルカリボタン電池 LR44

今回はマクセルのアルカリボタン電池LR44」を紹介します。アルカリボタン電池は1979年に起きた銀の高騰による酸化銀電池の代替として大きく普及した電池で、現在ではボタン電池の代表格として100円均一ショップやスーパー、コンビニなどでも一般的に見られる電池です。
今回紹介するマクセルのアルカリボタン電池は割りと見られる電池で、個人的にパナソニックの2番手ぐらいに見られる電池だと思っています。もちろん、「水銀0使用」です。

マクセルのアルカリボタン電池と言えば、中国製という印象があったのですが、知らぬ間に日本製に変化していました。どう見ても“MADE IN JAPAN”と書いてあります。

 

 

パッケージ裏です。使用推奨期限「03-2019」(2017年3月製造)ロットではまだ中国製であったことがわかります。「09-2019」(2017年9月製造)ロットでは日本製に変わり、「10-2019」(2017年10月製造)ロットから“マクセル株式会社”に社名表記が変更されています。
バーコードの事業者名は“マクセルホールディングス(4902580)”となっています。

 

電池の表面(プラス極)です。左が中国製で、右が日本製です。刻印は大きく異なっており、中国製の方は
『+LR44 maxell MADE IN CHINA
となっているのに対して、日本製の方では
maxell LR44 0%Hg J A P A N
となっていて、文字の大きさも様々な表記です。

電池の裏面(マイナス極)です。左が中国製で、右が日本製です。中国製のものはマイナス極が平らなのに対して、日本製のものではマイナス極に突起が付いているのがわかります。
これ、どこかで見たことがあると思いませんか?そうです。マクセルの酸化銀電池の特徴と一致します。酸化銀電池はマクセルの小野事業所製であることが判明していますから、アルカリボタン電池も同所製なのでしょうか。

電池の印字です。この印字は製造日の年(西暦)の末尾1ケタと月の1ケタを表しています。例えば“73”であるならば、20173月製造の電池であることを示しているのです。それを踏まえると各電池の刻印は使用推奨期限を逆算して一致しています。
左:中国製/“73”/使用推奨期限「03-2019
中:日本製/“79”/使用推奨期限「09-2019
右:日本製/“70”/使用推奨期限「10-2019

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maxell 酸化銀電池 SR44
→事実上“LR44”の上位モデルに当たるマクセルの酸化銀電池“SR44”を紹介した記事。本文中でも触れた通り、マイナス極の突起が本記事で紹介したLR44と類似している。


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