Panasonic BR-C Industrial Lithium

BR-C_1パナソニックのフッ化黒鉛リチウム電池“BR-C”。フッ化黒鉛リチウム電池(BR電池)は1976年に世界で初めて日本のパナソニック(当時は松下電器産業)が商品化したリチウム電池で、現在主流の二酸化マンガンリチウム電池(CR電池)が登場してからは日陰の立場になるものの、高温特性に優れ、長期信頼性に優れることから、10年定期交換のガスメーターやバックアップ用途など、組み込み用途として多く使われています。まさに縁の下の力持ちってやつですね。

なお、この“BR-C”は話題になった小惑星探査機「はやぶさ」にも、回収カプセルのビーコン発信用の電池として採用され、その性能はあのJAXAにもお墨付きをもらった程なのです。

BR-C_2大きさは単2電池と同サイズでパナソニックが製造している円筒型のフッ化黒鉛リチウム電池としては最も大きいサイズとなっています。単2電池と同サイズですがリチウム電池なので電圧は3V、容量は5000mAhの大容量です。
電池はアルカリ電池と比べるととても軽く、そこはさすが、リチウム電池といった感じです。

 

BR-C_3もちろん市販の単2電池ボックスにもピッタリです。普通、一般市販されている電池では普通の乾電池と同サイズの電池は売られていません。なぜなら、電圧の違う大きさの同じ電池は誤用の危険性があるためです。
その分、このような組み込み用の電池であれば、一般市場には流通しないですし、使える機器が限定されますから、このような同サイズの電池が製造可能なのですね。

BR-C_4電池の外観。電池には“Industrial Lithium(業務用リチウム)”や“Not for Retail Trade(小売不可)”と表記されており、組み込み用の電池であることがわかります。
大きい文字で「充電禁止[DO NOT RECHARGE]」と記載してあります。なお、リチウム電池は水に触れると発火のおそれがある金属・リチウムを使用しているため、表記の通り充電は発火・爆発の恐れがあり、普通の乾電池の充電以上に危険です。

BR-C_5注意書き部分。組み込み用の電池ですが、注意書きは健在で日本語と英語の2か国語で表示、組み込み用の電池であるためURマークもあります(UL規格認定品)。社名表記は“Panasonic Corporation”で日本製です。
なお、電池には『BR26505』という型番も併記されており、これは直径26mm高さ50.5mmのフッ化黒鉛リチウム電池であることを示す型番です。


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