パナソニックのリチウムコイン電池“CR2450”。あるディスカウントストアで107円で叩き売られていたので2個購入した。自分はこの電池を使った機器を持っていないし、見たこともないが、パナソニックの商品ページの用途では「電子手帳」とある。
ちなみにパッケージには「水銀0使用」と記載されているが、リチウム電池には元々、水銀は含有されていないエコな電池で、ボタン電池の回収でも対象外となっている。
パッケージ裏。左は使用推奨期限“04-2018”で「パナソニック株式会社 エナジー社」名義、右は使用推奨期限“09-2018”で「パナソニック株式会社」名義となっている。
パナソニックのリチウムコイン電池の使用推奨期限は5年なので、2013年4月と9月製である。
パナソニックのリチウムコイン電池はかつて日本製であったが、現在はほぼ全てインドネシア製になっている。左は日本製だった時代の“CR2477”。日本製だった時代のものは型番表記が角張っているのが特徴だった。
このパナソニックのCR2450はかなりくせ者で、他社製のCR2450と比べるとコーナー部の形や高さが異なり、使えない機器が存在する。現にタカチ電機工業が発売するレナタ製のボタン電池ホルダー(HU型・SMTU型)ではパナソニック製のCR2450は使えない。
なので、このタイプの電池を使う時は機器の取扱説明書を見てメーカー指定があればそれに従うか、組み込み用の電池の場合は実装されているメーカーと同じ電池を使うのが無難だろう。
ちなみにこのことはパッケージ裏にも『電池の形状違いにご注意下さい。機器に入らないときは機器メーカーにお問い合わせ下さい。』と、他のリチウムコイン電池では見られない注意書きが記載されています。なお、パナソニックのリチウムコイン電池では同じ様な形状違いが前述したCR2477にもあるので、こちらも注意したい。
このリチウムコイン電池は厚みが分厚く、“CR2450”なので直径24mm、厚みは5mmであるが“CR2477”は厚み7.7mmで更に厚みがあるリチウムコイン電池となっている。